ディベートをやってみよう

筆者の2年生ゼミ(専門が分かれる前の基礎演習)では、後期にディベートをしています。

ディベートのお題もゼミ生が希望を出し、みんなで決めます。毎年、ご時世を反映したお題が出てきますし、学生自身が関心を持つテーマなので学生も熱心に準備をしてきてくれますので、筆者としても毎回楽しみというか、面白いなと思ってみています。学生達は図書館やオンラインデータベース、ネットで様々な資料を収集し、それに基づいて主張と根拠づけを考えて、打ち合わせをし、ゼミに臨みます。

この日のお題は「オンライン授業是か非か」「在日外国人に参政権を認めるべきか」の二本立てでした。

オンライン授業に関しては、通信環境やコストにかかわる問題、質問のしやすさや教員からのレスポンスの早さ、繰り返しの視聴が可能か、友達を作り深い人間関係を構築することが難しいこと、長時間のパソコン使用を強いられる健康被害の問題などが言及され、実体験に則した根拠付けが多く、みんな入学間もない頃からよく頑張ったなとしみじみさせられました。反面、「教員も数百人が受講する授業を複数コマ持っていたら、あっという間にメール数百件たまっちゃうのよ」とか、「手がかかる小学生の子ども二人と配偶者が24時間在宅して、家事子育てしながらオンライン授業作って、〆切り迫る中論文書くのはそりゃ大変だったのよ(←筆者のことです)」とか、一昨年の教員側の混乱や苦労もいろいろと思い出されました。

本学はしかし、東京や関西の大学に比べるとだいぶ早期に対面に戻した講義も多かったですし、学内のWi-Fi整備も進み、学生も教員もオンラインに慣れてきた感があります。オンラインのいい面・悪い面、対面のいい面・悪い面について、学生も教員もよくわかってきたのではないでしょうか。オンライン授業と対面授業の在り方については、今後も広く議論される(されていかなければならない)テーマなのではないかと、個人的に考えています。

参政権のお題も、地方自治体のデータや外国のケースなど具体的な例をあげた主張が展開され、大変盛り上がりました。

【経営学科の研究紹介】公認会計士 vs 税理士

 「国際会計論」、「連結会計論」、「会計監査論」、「簿記論」などの科目を担当している経営学部経営学科の陶です。私の研究課題の1つである「会計基準」はやや堅苦しくて難しい感じがします。

 本日はもう1つの研究課題である「会計実務」について、皆さんには比較的馴染みのある会計系の職業について紹介します。一度は聞いたことがあると思いますが、日本における会計関連の職業には「公認会計士」と「税理士」があります。どちらも専門職で人気があります。しかし、どちらの職業も難関の試験に合格しなければその職業に就くことができません。

 以下では受験資格や試験科目、資格取得、そして仕事の内容について、両者を比較してみましょう。
(下線を引いたところは大学生の皆さんにとってはメリットがある部分)

 

公認会計士 vs 税理士

項目 公認会計士 税理士
主な受験資格の概要(高校生や大学生の皆さんに関係があるもののみ) 年齢・学歴などの制限はなし ・日商簿記検定試験1級合格者、全経簿記能力検定試験上級合格者
・大学3年生以上で一定の成績を得ていれば、上記の試験に合格していなくても税理士試験を受験することができる。
試験科目 短答式試験に合格後、論文式試験を受けられる。
・短答式試験は4科目、論文式試験の科目は必須の4科目に選択科目1科目を加えた計5科目。
*短答試験は一度に全ての科目を合格する必要がある。論文試験には科目合格の制度がある(科目合格は2年間のみ有効)
一定の条件を満たす場合(会計専門職大学院での学位取得など)、一部の試験が免除される制度がある。
11科目から5科目を選択。科目単位で合格を認定する「科目合格制」が導入されているため、必ずしも一度に5科目を合格する必要はない。
一定の条件を満たす場合(大学院での学位取得など)一部の試験が免除される制度がある。
資格取得 試験合格後2年以上業務補助を行い、一定期間(基本3年)の実務補習(補習期間中に計10回の考査を受かる必要がある)を受けて、修了考査(5科目計12時間)に合格する必要がある。 試験に合格する以外に、関連する分野での2年以上の実務経験が必要。実務経験は試験合格前でも認められるため、試験勉強中に実務経験を積むこともできる。
独占業務

・監査業務
企業が作成した財務諸表が適正であるかどうかを、第三者の立場から評価する業務

公認会計士は、大きく分けて、財務諸表監査・内部統制監査・コンサルティング(MAS)・IFRS(国際財務報告基準)関連業務を担っている。
*ここでは私の研究課題である「会計基準」との関係が深い。

・税務代理
納税者の代わりに税務署等への申告・申請を行い、税務調査に立ち会い、納税者の代わりに税務調査の対応を行ったりする業務
・税務書類の作成
税務署に提出する届出書を納税者に代わって作成したり、提出したりする業務
・税務相談
税金の計算や必要な手続きといった、税務の相談に応じる業務

 

 いかがでしょう。どちらの試験も大変かもしれませんが、前述のように仕事の内容は魅力的ですし、令和元年に厚生労働省が行った「賃金構造基本統計調査」をもとに計算した公認会計士及び税理士の平均年収は683万5,500円で、日本の産業全体の平均年収500万6,900円に比べると大きく上回っています。この2点を考えると頑張って受けてみる価値があると思います。

 また、たとえ将来的には公認会計士や税理士の定型業務である簡単な仕訳・入力作業、記帳代行、税金計算などの記録や計算の業務をAIが行うようになったとしても、経営コンサルタント、アドバイザリー業務、税務相談などの、専門的な知識を使ってそれぞれのケースに応じた解決策を考え、判断する必要がある業務(非定型業務)はやはり人間が行う必要があるので、すぐにAIに代替される可能性は低いと思います。

 興味のある方はぜひ「簿記論」から会計分野の勉強を始め、少しずつ会計と税務の世界に入ってみて下さい。

(経営学科 陶)

 

専門能力推薦入試A(一般型)後期日程の出願受付中

現在、専門能力推薦入試A(一般型)後期日程の出願を受付中です!

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【専門能力推薦入試A(一般型)後期】<専願>

・出願期間 :1月14日(金)~1月25日(火)

・試  験  日: 2月6日(日)

・試験会場:岡山(本学)

・合格発表:2月11日(金・祝)

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詳細は、入試ガイド学生募集要項でご確認ください。

Web出願ページはこちらです。
https://www.osu.ac.jp/admissions/web/

なお、出願書類や他試験の日程等は下記URLをご覧ください。

岡山商科大学:学部入試情報
https://www.osu.ac.jp/admissions/faculty/

皆さまの出願をお待ちしております 😀

<お問合せ・お申込みはこちらへ>
岡山商科大学入試課 電話:086-256-6656 メール:nyusi@po.osu.ac.jp
〒700-8601 岡山市北区津島京町2丁目10-1

★ラインでのお問合せも可能です。

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【経済学科の研究紹介】ビッグデータのリスク評価の研究

 1996年度に大きな研究プロジェクトがスタートしました。国が調査した官庁統計データを,生のデータに近い形式で安全に公開するためには「どのような秘匿方法が必要か」,そしてそのようなデータには「どのような新しい使い方があるか」,などを研究するために全国から著名な研究者が集められました。公開したデータの安全性を測る「リスク評価」と呼ばれる研究についてもいくつかの研究グループが組織され,そのうちの一つに私も誘っていただきました。グループの代表者は,当時,東京大学大学院におられた竹村彰通教授でした。現在は滋賀大学データサイエンス学部長をされています。

 

 研究の内容を少し紹介しましょう。次のデータをご覧ください。

氏名 年代 性別 年収
A 20代 女性 300万円
B 20代 女性 400万円
C 30代 女性 350万円
D 40代 女性 500万円
E 50代 女性 700万円
F 20代 男性 300万円
G 30代 男性 300万円
H 30代 男性 450万円
I 40代 男性 400万円
J 40代 男性 600万円

A~Jの10人について,年代,性別,年収が書かれていますが,この表から氏名を消去して公表するとします。Sさんはこの10人の年代と性別の2項目の情報を知っていますが年収は知りません。公表されたデータでは,AさんとBさんは20代女性という同じ組み合わせで見分けがつきませんが,Cさんは他に同じ組み合わせがいないため,年収350万円ということがSさんに知られてしまいます。このように組み合わせが他人と違うことをユニークと呼びますが,この場合4人がユニークとなります。

 

ただ,このデータが100人から選ばれた10人のものであれば,話が難しくなります。Sさんが100人全員について2項目の情報を持っていても,どの10人が選ばれたかが分からない場合,Cさんと同じ組み合わせが100人の中で他に何人いるかを推測しなければ,ユニークかどうかは分かりません。現実の問題では,上の例の10人,100人,2項目の代わりに,10万人,1億人,10項目以上のようなビッグデータを扱うことになり,その意味でもかなり手強い問題となります。

 

国内では数理的なモデルを使って推測する方法が主流で,世界の中でもトップクラスの研究を続けています。私もモデルの研究をしていた時期もありますが,最近はモデルを使わないノンパラメトリック法を使うことが多くなりました。世界的にもほとんど研究者がいない分野です。この方法では推測がやや不安定で,しかも計算するのに時間もかかりますが,適用範囲が広いのがメリットです。

 

研究では研究者同士の情報交換も大切です。科学研究費補助金の代表者を何度か務めたこともあり,2006年度からはこの分野の研究者や,総務省,企業などの実務者も参加する研究集会を主催しています。不開催の年もありましたが,今年度は通算14回目になる研究集会を2日間の日程でオンライン開催しました。時代とともに公開の対象となるデータも変化し,地理データ,移動履歴データ,医療情報データ,ゲノムデータなどの様々なビッグデータも扱うようになりました。研究の意義もさらに大きくなっているように思います。

 

(経済学部 佐井)

岡山市産業観光局 観光部 プロモーション・MICE推進課を訪問しました (ゼミ活動報告)

12月9日、宍戸ゼミ(基礎演習)は岡山市役所本庁舎を訪問し、岡山市プロモーション・MICE推進課の職員さんに、施設をご案内いただき、活動内容についていろいろと質問させていただきました。

まず初めに自己紹介をさせていただいて・・・

続いて、岡山市役所の部署や施設についてご説明いただきました。

駅の天井から掛けている男性

中程度の精度で自動的に生成された説明

 ゼミ生が説明を聞いている様子。

人, 立つ, 民衆, グループ が含まれている画像

自動的に生成された説明

空港のロビーにいる人たち

自動的に生成された説明

こちらは市民ホールにて第20回 おかやまリサイクル工作コンクール 入賞作品の展示です。

屋内, テーブル, 座る, 部屋 が含まれている画像

自動的に生成された説明

施設見学の後に、現在岡山市が抱える観光地の問題や、今後岡山市が企画しているイベントなどについて、質問させていただきました。

 実際に現在使われているパンフレットなども見せていただき、担当者様の丁寧なご説明で県外から来たゼミ生も納得している様子でした。

  テキスト, 手紙

自動的に生成された説明

様々な統計結果を基に活動をされていること等、大学生活だけでは知りえない情報について学ぶことができました。貴重な体験をさせていただきました。

また岡山市役所職員になったときにどのような仕事を担うのか、やりがいについても教えていただきました。

 今回、岡山市プロモーション・MICE推進課の皆様には、コロナ禍であり、また年末のお忙しいところであるにも関わらず、とても丁寧にご対応いただき、本当にありがとうございました。

(法学部2年:山本・柏木)

 

 

商大論叢57巻1号が岡山商科大学機関リポジトリにて公開されました

本学の紀要である商大論叢57巻1号が岡山商科大学機関リポジトリにて公開されました。

 

 

一般入試前期AB日程と大学入学共通テスト利用入試前期日程の出願受付中!

現在、一般入試 前期A・B日程、大学入学共通テスト利用入試 前期日程の出願を受付中です!

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【一般入試 前期A・B日程】<併願>

・出願期間 :1月4日(火)~1月21日(金)

・試  験  日: A日程2月6日(日)、B日程2月7日(月)

・試験会場:岡山(本学)、大阪、鳥取、松江、広島、福山、徳島、高松、松山、高知、小倉

・合格発表:2月11日(金・祝)

※A日程とB日程を併願し、同時出願した場合は1回分の検定料で受験できます。

 

【大学入学共通テスト利用入試 前期日程】<併願>

※個別試験は実施しません。

・出願期間 :1月4日(火)~1月21日(金)

・合格発表:2月18日(金)

***

詳細は、入試ガイド学生募集要項でご確認ください。

Web出願ページはこちらです。
https://www.osu.ac.jp/admissions/web/

なお、出願書類や他試験の日程等は下記URLをご覧ください。

岡山商科大学:学部入試情報
https://www.osu.ac.jp/admissions/faculty/

皆さまの出願をお待ちしております 😀

<お問合せ・お申込みはこちらへ>
岡山商科大学入試課 電話:086-256-6656 メール:nyusi@po.osu.ac.jp
〒700-8601 岡山市北区津島京町2丁目10-1

★ラインでのお問合せも可能です。

岡山商科大学のLINE公式アカウントを友だち登録し、トーク画面より質問を送信してください。後ほど、ご質問にお答えします。

岡山商科大学のLINE公式アカウントはこちら。

 

【経営学科の研究紹介】「モノづくり」の知的生産性革新とコンセプト創出

 経営学部の門脇一彦です。経営学には製造業の「モノづくり」を考える、技術経営(MOT:Management Of Technology)と呼ばれる研究領域があります。モノづくりは、「研究・製品設計・工程設計・調達・品質管理・製造」といった複数のステップが、様々な組織と構成員の協働で実践されますが、活動を如何に効率的に短期間で進め、最大の成果を生み出すかを考えるのがMOTの研究です。製造業(工場)は技術人材(理系)が頑張っている印象が強いですが、実際は多くの経営学を習得した人たちが活動の中心で活躍しています。

 私たちが普段の生活でお世話になる食品や家電といった商品は、「顧客満足を高める価値つくり」の作業によって考えられ、その考えが物質(原材料)に転写されて具現化され効果を発揮してくれます。工場のモノづくりの最上流が、「商品コンセプトつくり」という、顧客に与える価値を考える作業で、私たち経営学の力が発揮される領域です。

 1年生の教養演習活動(ゼミ)では、「商品コンセプトつくり」を体験的に実施して、次年度以降の学修活動の参考と、コミュニケーション能力の育成を図っています。

 活動はゼミ生が2チームに分かれ、6ステップで毎週少しずつコンセプトを練り上げ、そして検証活動をおこない、最後は発表会で双方の活動を評価します。彼らの活動を見ると、一番最初のコンセプト案の「小さな切っ掛け」を探すことに非常に苦労していました。ゼロの状態から何かを生み出すことの苦しさは、これまでの学生生活ではあまり経験していないことですが、大学生から以降は、自分で発想して「真っ白なキャンパスに自分で絵を描く能力」がとても重要になりますので、良い経験になったと思います。

 商品コンセプトのお題は、学生生活をアップデートする楽しい商品を考えることです。目標が非常に曖昧で手段の自由度も広いために、最初は頭を抱えて悩んでいましたが、切っ掛けを見出した後は、チーム内で「ワイワイガヤガヤ」と会話が進み、とても楽しく活動を進めています。

 チーム毎に自分たちの好きな方法で議論を進め、それを磨き挙げています。彼らにお願いしたのは「全員参加」で、誰一人黙って傍観するメンバーを作らず、全員の協働によってゴールすることをお願いしていましたが、心配を払拭し一度動き出すと全員一丸となって議論し、それぞれの個性が色々な形でにじみ出ていました。


 Googleフォームを活用した質問票も完成して、現在、家族や友人にアンケートを取る活動を実施中です。経営学では、社会調査(定量)やフィールドワーク(定性)は重要な活動で、その入門をこの活動で体験して、今後の学修の基礎固めになればとおもいます。

(経営学科 門脇)

【研究実績】
・「製品開発プロセスにおけるICTを活用した生産性向上」
・「業務改革の実践を阻害するコンフリクトの発生要因と解決」
・「技術人材の育成とナレッジマネジメント」
・「医療サービスマネジメント向上を支援するICT活用」

 

安富牧場を訪問しました(ゼミ活動報告)

12月11日に宍戸ゼミ(研究演習3年)では、安富牧場を訪問しました。

先日、中国四国農政局で学んだことも踏まえて、農業に関する制度・政策について学習しました。

今回は、法令が現場でどのように活かされているのかに着目し、家畜排泄物の利用方法・悪臭対策について主として質問させていただきました。

排泄物は木くずを混ぜて堆肥化させ、農家に販売することや土地還元(土に還す)に利用されていることを知りました。また、悪臭対策として、牛には水道水を与えないと伺いました。水道水にはカルキが入っているため、排泄物が臭くなるそうです。

見学では搾乳ロボットが活躍する姿を見ることができ、貴重な経験をさせていただきました。

安富牧場の皆様にはコロナ禍の最中であるにも関わらず訪問を受け入れて下さり、またたくさんの質問にもお答えいただきましてありがとうございました。

(法学部3年:井本・平野)

 

商大論叢56巻3号が岡山商科大学機関リポジトリにて公開されました

本学の紀要である商大論叢56巻3号が岡山商科大学機関リポジトリにて公開されました。