〈経済学部通信〉2023年度 近畿大学との合同ゼミ

1月6日,7日の二日間にわたり近畿大学にて,岡山商科大学井尻裕之ゼミ,熊代和樹ゼミ,近畿大学石村雄一ゼミの3ゼミでの合同ゼミを開催しました。この企画は昨年度に続き二度目の開催で,今年度は井尻ゼミから3チーム,熊代ゼミから2チーム,石村ゼミから4チームの計9チームが参加するイベントとなりました。

一日目は日ごろのゼミで行ってきた活動を元にプレゼンテーションを行いました。各ゼミ共に創意工夫に溢れた発表内容で,学生同士の質疑応答も大変盛り上がりました。

二日目はゼミや大学の枠を越えてグループを作り,就職活動支援の一環としてグループディスカッションやディベートのノウハウを学びました。石村先生のご経験を交えた講義内容に,真剣に聞き入る様子が見られました。

閉会式では初日のプレゼンテーションの内容が特に優れていたゼミに賞が贈られ,商大熊代ゼミの1チームが奨励賞を受賞しました。

(経済学部 熊代)        

竹灯篭づくりの参加協力(真庭市社地域)

包括連携協定を締結する真庭市に位置する社地域振興協議会さまより、竹灯篭づくりワークショップの協力依頼をうけ、学生4名(経営学科1名、商学科2名、短期留学生1名)で参加しました。

社地域では伐採した竹をチップにしたり、粉砕して棚田の土壌改良剤にするなどして竹林の整備を行っています。
その整備活動の一環として、竹灯篭をつくり、大晦日に「やしろ竹あかり」というイベントを開催し、佐波良(さわら)神社・形部(かたべ)神社に参拝された方に喜んでいただいています。

今回は来年から本学と一緒に地域貢献活動を協働することになっている、株式会社トヨタレンタリース新岡山の⽅4名も、一助になればとそれに先立ちお越しになりました。
2017年度から取り組んでいる事業ですが、新たなつながりができ、とてもありがたい思いです。

まずは、竹の切り出し作業に合流。
湯原温泉はんざき祭りや社祭りに参加した学生もいたため、地域の方から「今回も参加してくれて!ありがとね~」と声をかけられ、交流が進みます。

竹灯籠のサイズに見合わない竹をチップにするため、運びます。

すごい音をたてて竹を粉砕していきます。
つくった竹チップは、棚田米で作った「やしろもち」の生産にも役立てるそうです。

竹灯籠づくりに適した竹をトラックに積みます。
社地域の竹は、SDGs活動の一環で、備前市のカキ筏にも使用されています。
このような放置竹林の解消と伐採した竹の活用が認められ、社地域は農林水産省「つなぐ棚田遺産」にも認定されています。

真庭いきいきテレビの取材をうける、引率者の商学科・三好宏教授。
当日は引率者として湯原・蒜山地域でフィールドスタディを担当する商学科・大石貴之准教授も同行していました。

社コミュニティハウスに戻り、切り出した竹を灯籠の形に整えます。

学生は、その間に持参した竹灯籠のデザインシールを貼っていきます。
今回は星や葉っぱ、年輪、天の川など社地域の自然をイメージして、本学職員が5種類(3本で1セット)をデザイン。
昨年が簡単な装飾だったため、今年は複雑にしましたが、シールを貼りながら、1日で終わるかどうか不安が募ります・・・。

お昼ご飯までに時間が空いたので、グリーンスローモビリティ(以下、グリスロという)に乗って、社地域の史跡をめぐります。

佐波良(さわら)・形部(かたべ)神社。
社祭りの際はお神輿を担いで徒歩で参拝しましたが、今回はグリスロに乗って快適な旅。
お祭りの時と違い、自然の音しか聞こえない静かな境内には荘厳さが漂います。

境内より正面の櫃ヶ山(ひつがせん)を臨む。

背後に霰ヶ山(あられがせん)、正面に櫃ヶ山(ひつがせん)と、霊場的な山を結ぶラインに位置しており、社地域の式内八社の中では最も大きな意味を持つ神社となっています。

佐波良(さわら)の大杉の説明をうけます。
社祭りの時には詳しい説明を聞けなかったので、みんな興味津々。

お昼は牧原地区に移動します。

昼食は、地元の方による手作りカレーとサラダです。
新米で炊いたお米はとても美味しく、カレーの具も採れたてのお野菜。
デザートには柿もいただきましたが、今年社地域では柿が不作とのことで、貴重な秋の味を堪能しました。

お昼休憩には、社地域振興協議会の樋口会長とお話をし、最近の地域の様子を伺いました。

午後から社コミュニティハウスに戻り、いよいよ竹灯籠づくりです。
それぞれのデザインに分かれてインパクトドライバーで穴をあけていきます。

初めて作業をする中国の留学生。
地域の方に工具の持ち方や作業の仕方などを教えてもらいながら恐る恐る挑みます。

地域の方はベテランぞろいで、毎年手際のよさに惚れ惚れします。
皆さん、それぞれマイ道具を持参し、職人さんのように作業が手早い!

トヨタレンタリース新岡山チームも工具持参で、作業してくださいました。
今年は複雑なデザインにしてしまったがために、穴をあける工程も多くて恐縮です。

途中に真庭いきいきテレビの取材も入ります。
一番難しい星型のデザインを作業中のため、取材が良い休憩となりました。

子どもたちは小さな竹灯籠に絵付けを行います。
中にLEDを灯すことで、きれいな竹ぼんぼりになります。

穴をあけ終わった竹灯籠は、残ったシールをはがし、LEDのコードが通るように棒で節の部分を落とします。

その後、たわしで残ったシールを洗い流します。

全てのデザインの作業が終わっても、やはり星形は終わらず、地域の方が使っているイスも貸してもらって作業しました。

なんとか日が暮れる前までに完成!
完成した竹灯籠を見ると圧巻です。

試しに年輪をイメージした丸型のデザインを一本点灯してみました。
作業工程は時間がかかるのですが、穴の種類やあける数も多い複雑なデザインの方が灯すときれいに見えます。
やしろ竹あかりが開催される大晦日当日は、闇夜の中、雪に反射した竹灯籠がきれいに映えると良いなぁ。

最後に、子どもたちがつくっていた竹ぼんぼりにも挑戦。
絵の具で塗られた竹の中にサインペンや絵の具を使って思い思いに描きます。

完成した竹灯籠を手に記念撮影。
皆さま、お疲れさまでしたー!

帰りには湯原温泉に立ち寄り、お土産を購入したり、温泉に入ったりと、観光を楽しみました。

昨年開催された「美作三湯芸術温度」のアート作品を至る所で見ることができます。(写真は元禄旅籠 油屋さんにある松岡 徹氏による「3泊目のはんざきさん」)

松岡 徹氏による足湯に座るはんざきさん。
新しく川原にできたはんざき足湯は人が多くて利用できませんでしたが、昔からある足湯にもアート作品がお出迎え。
何とも言えない表情が可愛くて、ずっと一緒に入っていられます。

学生も近くのほわっふる。さんで購入したワッフルと珈琲を堪能しながら足湯を楽しんでいました。
湯原温泉は谷間に位置するので風が吹くと寒い…のですが、温泉を楽しむには良い気候でした。

帰り際には足湯の灯りがつき、湯けむりの風情が感じられました。

お世話になった社地域振興協議会さま、真庭市さま、社地域の皆さま、トヨタレンタリース新岡山の皆さま、誠にありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします!

やしろ振興協議会Facebook
第6回 社の竹あかり
2023年12月31日〜2024年1月1日
点灯時間:午後10時〜午前1時頃まで
詳しくはこちら

(文責・産学官連携センター長 三好宏)

 

社祭り(式内八社の大祭)への参加協力

包括連携協定をむすぶ真庭市に位置する社地域振興協議会さまから、社祭り神輿担ぎ手募集協力のご依頼をうけ、10月9日(月・祝)に当地で開催された社祭り(式内八社の大祭)に本学商学科の学生10名と岡山大学の学生9名、計19名で参加しました。

岡山大学からはアメリカ、カナダ、ドイツなど、本学からは中国の留学生が参加し、今年は海外6ヵ国・地域の国際色豊かな顔ぶれとなりました。

本学は2016年度から協力を行い、コロナ禍を経て昨年度より再び参加しています。

社地域には延喜式に記載された式内社が8社あり、美作国では11社あるうちの8社が社にあるということで、神々の集う歴史ある場所です。
また、当時の都である京都の仁和寺の領地でもありました。(詳しくはこちら

岡山からバスに乗ること、1時間20分。
社地域に到着し、法被に着替えます。
法被の後ろに描かれている紋章は社地域にある八社の神紋です。

巫女さんは本学留学生と岡山大学の学生さんです。
着付けは地元の方がしてくださいました。

着付け完了!とてもきれいです。

まずは二宮にて祭礼。輿守である学生も参加します。

古くからあるお神輿3基と練り歩くお神輿2基、全部で5基のお神輿があります。
鉾についているのは式内八社各神社の旗です。

次は横見神社へ。

こちらでも神様にお神輿へ移っていただきます。
神様が移られる際、神様を見ることは決して許されません。
輿守は下をむいて、神様が移られるのを待ちます。

横見神社からお神輿を担いで、佐波良・形部神社へ向かいます。

1.3kmの道のりを「わっしょい!わっしょい!」と声をだして歩きます。
大きな声に誘われて、お年寄りも家からお祭りを楽しまれていました。

佐波良・形部神社に到着。
樹齢約900年の佐波良の大杉があり、大河ドラマのロケ地にもなった場所です。

こちらでも祭礼。
昔は社内で巫女さんによる舞も行われていたそうです。

京都で修復されたお神輿に神移し。
装具も鮮やかで、動かすたびにシャラシャラときれいな音がします。

佐波良・形部神社から2基のお神輿を担ぎます。
がんばれ~!

新しい道ではなく古い道を通って、わっしょい!わっしょい!
神集場(かんなつば)まで1.3kmの道のりを戻ります。

子ども神輿も出発!がんばれ、がんばれ。

のどかな田園に輿守の声とお神輿の音が響きます。

神集場(かんなつば)に到着。

遅れて、子ども神輿もやってきました。
「わっしょい!わっしょい!」と声援を送ります。

祭礼後、お供えされた赤飯やお餅をもらい、神様の恵みをわけてもらいました。

神集場(かんなつば)から二宮へ移動。
ここでお神輿が5基集まります。

みんなで記念撮影。

お昼はコミュニティハウスで、地元の方と一緒にいただきます。
学生も地元の方や他大学の学生と交流を深めていました。

昼食後は牧原地区へ練り歩き。
「わっしょい!わっしょい!」と神様を担いで回ります。

地元の方による猪鍋のふるまい。
猪の脂や野菜の旨味がでていて、とても美味しかった~。

その後、二宮、横見、形部の順に神様をお還しして、お祭りは終了。

お土産に「やしろ竹灯り」で使用した竹でつくったストラップをいただきました。
その他にも沢山のお土産、誠にありがとうございました。

帰りは、下湯原温泉ひまわり館にて、お土産を購入したり、温泉に入浴したりと、地元のものを楽しみました。

なお、ひまわり館には社地域の看板も設置されていました。
近くに来られた方は、少し足をのばして、地元の方による中世式内八社案内ガイド(毎週日曜・予約制)をぜひご堪能ください!

お世話になった社地域振興協議会さま、真庭市さま、社地域の皆さま、誠にありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします!

(文責・産学官連携センター長 三好宏)

 

「シゴトカレッジ2023」事業クロージング会でW受賞!

公益社団法人 岡山青年会議所主催の「シゴトカレッジ2023」にて、商学科・三好宏教授の4年生と3年生のゼミが事業クロージング会でW受賞を果たしました。

本学は、岡山青年会議所主催イベントに2015年度から活動協力しており、昨年度まで講義形式で開催されていた「シゴトカレッジ」が企業との実践型に内容変更され、新たな取組みとして本学も活動に参加しました。

なお、シゴトカレッジ2023は、「新規提案型授業をリアルな企業で実践!」として以下の通り開催されました。

対象:岡山県下の大学生
期間:2023年5月20日(土)~7月8日(土)
概略:

  • 会議所に加盟する企業の経営者などと一緒に、その企業の新事業や課題解決を考える企画
  • 次世代を担う若者が経済や企業の仕組みに触れ、学ぶことで、一つの物事を様々な視点から考えられる柔軟性や自らの事業を興す向上心の情勢を目的とする
  • 地元企業の魅力を体験することで『おかやま』のまちに誇りをもち、優秀な人財の発掘及び、地域経済の発展に繋げる

2023年5月20日(土)事業キックオフ会

杜の街グレースにて、事業キックオフ会が開催され、商学科・三好宏教授の4年と3年のゼミ生が参加しました。

本学の他にも、環太平洋大学、岡山理科大学、山陽学園大学、中国学園大学、ノートルダム清心女子大学の計6大学10チームが会場に集まりました。

各大学紹介にて、岡山商科大学は商学科4年の原田さんよりご挨拶。

各大学の挨拶が終わった後は、株式会社ベネッセコーポレーションの野崎氏による講演「仕事を考える」と、PLUG MAGAZINE編集長の山本氏による講演「リージョナルマガジンが考えるローカルの未来」を拝聴しました。

本学と事業を取り組むコラボレーション企業
  • 創和の桃農園「雅桃園」

4年ゼミと一緒に事業を取り組むのは、岡山市北区芳賀に選果場をもつ桃農園「雅桃園」さん。
繁忙期の人材確保や下等級商品の流通など、課題を抱えています。

  • クォーテーションマーク株式会社

3年ゼミと一緒に事業を取り組むのは、岡山市北区大供に位置するクォーテーションマーク株式会社さん。
自社アイスクリームを使用した販売実践に取り組みます。

4年ゼミ:2023年5月29日(月)雅桃園訪問

商学科・三好宏教授の4年ゼミ生が、実際に雅桃園を訪問し、仕事内容や企業課題を伺いました。

企業課題として、繁忙期の人材確保、下等級商品の流通(C級品、可品の販売先に苦慮、作物はS級品や秀品に比べ下等級の収穫量が圧倒的に多く、直営店や加工工場に送るが処理しきれず廃棄ロスが多い)などを抱えており、加藤社長から「若い人の発想で今までにないアイデアをだしてもらい、私たち農家を助けて欲しい」と、お言葉をいただきました。

4年ゼミ:2023年6月12日(月)桃の袋掛け体験

今回は実習として、雅桃園にて、桃の袋掛けを体験しました。
加藤社長より、従業員への安全配慮や勤務管理、アルバイトの人員確保について説明をうけました。

品質の良い桃をつくるために袋掛けは大事な作業です。

学生からは、桃のハウス栽培やC級品の加工品移動販売車など様々な案がでていました。
7月8日の事業クロージング会にむけてアイデアをまとめていきます。

3年ゼミ:2023年5月29日(月)クォーテーションマーク㈱打合せ

商学科・三好宏教授の3年ゼミ生が、CoMA COFFEE STOREにて、クォーテーションマーク㈱の池田社長と今後の活動について打合せしました。

目標は、7月8日の事業クロージング会までに自分たちでブランドやロゴ、商品をつくり、SNS広報をして販売実践をすること。
6月5日までに「コンセプトやロゴ案の作成」、「実際に店舗運営する際の役割」の2つの課題について各自で案を考え、3種類の商品開発を行うこととなりました。

まずは販売するアイスクリームを試食。美味しさに笑顔があふれます。

池田社長から「楽しみながら仕事に向き合うと効率が何倍にもなる。作業も進み、自由な時間も作れる。楽しみを見つけながら一緒に頑張りましょう」と言葉がありました。

3年ゼミ:2023年6月5日(月)店名やコンセプト・ロゴの話し合い

池田社長がゼミの時間に本学へお越しになり、先週もらった課題をもとに、自分たちで販売する店名や店のロゴ、コンセプトなどを話し合いました。
まずは全員で考えた内容をプレゼン発表。

みんなで考えた案をもとに話し合いを進めます。
来週は話し合った結果をもとにCoMA COFFEE STOREにて新商品の検討会を行うこととなりました。

3年ゼミ:2023年6月12日(月)新商品および価格設定検討会

CoMA COFFEE STOREにて、新商品開発や原価を考慮した価格設定について検討を行いました。

検討会に先立ち、池田社長から学生の提案したコンセプトの「みんなに愛される」に対して、「みんなに愛されるようになるのは企業が大きくなってからの課題であり、小規模企業の商品はターゲットを絞り込みながらマイノリティの客層を狙い、そこで話題になることでブランド力を高めていく必要がある。どの層をターゲットをするにしても商品に対して熱い気持ちが作り手側にないとお客様には響かない」と指摘をいただきました。

これを受け学生は、平日は「学校帰りの生徒・学生」、土日は「スイーツ好きの女性」にターゲットをしぼり、7月の暑い時期を考慮して、桃の果肉を入れたヨーグルトアイスパフェを試作しました。

そして、来週までの課題として、SNS(Instagram)を活用した広告案やロゴづくりなどをすることとなりました。

3年ゼミ:2023年6月19日(月)SNS広報・ストアオペレーションの勉強会

CoMA COFFEE STOREにて、新商品の試作品をつくり、Instagramを活用したSNS広報のポイントやストアオペレーションについて教わりました。

先週決めたターゲット層にむけて商品づくり。

学生が考案した商品を試作する際、「仕入れで必要な材料の名称が明確になっていないと仕入れ時に混乱を招くため、購入指示は明確にした方が良い」とアドバイスをいただきました。

つくった試作品を撮影し、SNS広報を考えます。

池田社長から、「新ブランドの立上げ時は、とにかく人に知ってもらうため、タグ付けなどで検索に引っ掛かるように工夫することが大切。学生個人のInstagramはストーリー投稿が主流だが、それでは検索で出てこないため、通常投稿にタグを付けて多く記事を出す必要がある」と教えてもらいました。

3年ゼミ:2023年6月21日(水)新商品試作検討会

CoMA COFFEE STOREにて、6月28日からの限定出店にむけて試作品を改めて検討し、販売商品を決めました。

ストロベリーパフェとチョコバナナパフェの2種類をつくり、レシピも整え、材料もg単位で設定。
自分たちでつくったロゴもカップに映えて良い感じ!

3年ゼミ:2023年6月26日(月)SNS広報打合せおよび新商品販促動画撮影

CoMA COFFEE STOREにて、Instagramで広報する際どのようにしたら新規顧客に情報を認知してもらえるかをグループで話し合いました。

学生からは、「ストーリーと通常投稿を絶え間なくアップする」、「インフルエンサーにDMを送り、ご来店いただく(仕事依頼にならないよう注意)」、「スタッフの情報を載せる」、「商品内容の紹介」、「静止画だけでなく動画をアップする」など学生から様々な意見がでました。

その後、池田社長のアドバイスをいただきながら、商品紹介や発売日の販促動画を撮影しました。

3年ゼミ:2023年6月28日(水)・30日(金)、7月2日(日)
3日間限定「HAVE A ICE DAY」出店

いよいよ3日間限定出店!!チラシも自分たちでつくり、

販促用アカウントを作成してInstagramで広報しました。

CoMA COFFEE STOREの入口は、人通りが多い道の裏にあるので、看板を設置。

階段をあがると、OPEN看板とPOPが分かりやすく掲示されていました。

お店に入ると受付(接客レジ)があり、名前(あだ名も可)と注文を聞かれ、お会計を済ませます。

注文が入り次第、衛生面に気をつけながら、注文商品をつくります。

アイスクリームパフェ完成!
お客様は名前(あだ名)を呼ばれて、自分のパフェを受け取るので、スタッフとお客様の間でコミュニケーションもはかれる仕組み。

店舗内には映えスポットがあったり、

写真撮影に気軽に応じたりと、お客様の個人アカウントでのInstagram広報を狙いました。

閉店後は次回出店用の商品コップにシールを貼ります。
(実はコップ一つ一つ心を込めて貼っていました)

その他にも外でチラシを配布する呼び込み係もおり、学生11名で2時間ごとの交代制とし、各担当を一回は経験するように役割分担を決めました。

3日間限定営業で、28日(水)に46個、30日(金)に43個、3日(日)に70個と、合計159個を販売しました。

ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました!

3年ゼミ:2023年7月3日(月)限定出店販売振り返りおよびまとめ

7月8日(土)の事業クロージング会に向けて、限定出店販売の振り返りとともに、プレゼン発表をどのように行うか話し合いました。

実践した内容が多いため、学生からは様々な意見がでました。

池田社長からは「一生懸命行ったからこそ想いが強く、喋りたいことが沢山あると思う。しかし、発表制限時間10分を超えないように内容を取捨選択し、聞く人の気持ちになって自己満足にならない発表にしてほしい」とアドバイスをいただきました。

2023年7月8日(土)事業クロージング会

杜の街グレースにて、事業クロージング会が開催され、商学科・三好宏教授の4年8名と3年11名、計19名のゼミ生が参加しました。

4年ゼミは、雅桃園の人材確保と下等級商品のロス削減についてプレゼン発表しました。

雅桃園の強みをあげながら、人材確保については長期的なインターン生の活用を提案し、下等級商品のロス削減については桃フェスを開催し、屋台出店やサイコロ桃ゲーム(サイコロをふって出た目で景品の桃をプレゼント)、桃の早食いコンテストなどのイベントを提案しました。

3年ゼミは、クォーテーションマーク㈱のアイスクリームをつかった3日間限定「HAVE A ICE DAY」出店実績についてプレゼン発表しました。

自分たちで商品開発や宣伝(SNSや近隣企業へのチラシ配布)、店舗のオペレーションなどを行い、3日間限定販売で損益分岐点の売上にギリギリで達したことを報告。
“知っている”でも“できる”でもなく“やっている”を体現したことをPRしました。

選考の結果、4年ゼミは優秀賞受賞!!
本学の他にも岡山理科大学が受賞しました。おめでとうございます!

そして、3年ゼミは最優秀賞を受賞!!!おめでとうございます!

本学は最優秀賞、優秀賞のW受賞となりました。

お世話になりました雅桃園およびクォーテーションマーク株式会社の皆さま、岡山青年会議所の皆さま、誠にありがとうございました。
おかげ様で学生にとって非常に学びの深いものとなりました。

余談(2023年10月14日(土)~15日(日)大学祭)

今回の繋がりをきっかけに、2023年度商大祭にてクォーテーションマーク㈱のアイスクリームを3年ゼミが販売しました。

口あたりがなめらかで優しい甘さ!するっと食べられる美味しさです。

まだ暑い日が続いていたので、1日目は午前中で完売したほど、売れ行きが好調でした。

(文責・産学官連携センター長 三好宏)

 

【商学科】クリスマスケーキを企画開発しました【企業コラボ】

こんにちは!西ゼミです!

私たちのゼミでは、おかやまコープとなかや宗義とコラボし、クリスマスケーキを開発しました。

開発したケーキは苺とクリームたっぷりの背徳感溢れるケーキと、大人ビターな濃厚チョコケーキとなっています。(はっきり言ってかなり美味しいです!!!)

「限定50個」のみの販売となっています。おかやまコープ各店舗のサービスカウンターにて、12月10日(日)まで予約を受け付けています。詳しくは、2023コープのクリスマスケーキカタログ(https://okayama.coop/news/xmas.php)をご覧ください。

ここで開発部の平井さんと藤原さんにインタビューしてみました。

――作るにあたって大変だったことは何ですか?

平井 いろんな意見が出る中で、それを一つにまとめるのが難しかったです。

藤原 「美味しそう」や「買いたい」と思ってもらえるように、苺や生チョコのデコレーションを考えるのが難しかったです。

――作るにあたってのこだわりは何ですか?

平井 一つの味では物足りなので、チョコと生クリームの二つの味にしました。今回はカタログの販売なので、見た目のインパクトを演出するために白と黒のコントラストを意識しました。

藤原 おかやまコープが推進するエシカル消費やSDGsの取り組みを踏まえて、今回、ケーキを作るにあたって、飾りやトレーなどのプラスチック使用量をできるだけ少なくするというところをこだわりました。

皆さんこのケーキを食べてしあわせな聖なる夜を過ごしましょう!

(商学科 西ゼミ一同)

 

2022年度 備前市三国地区体験商品開発セミナー&勉強会

2022年度に行った備前市三国地区での農泊関連事業は以下の通りです。
こちらの事業は2021年度から継続して取り組んでいます。

2021年度 備前市三国地区農泊モニターツアーおよび農泊体験商品開発セミナー

2022年9月4日(日)現地販売サポート体験活動

学生3名(法学科1名、商学科2名)が、備前市頭島にある海洋教育拠点施設「ひなせうみラボ」にて開催された「ひなせうみラボフェスタ」で、昨年度事業で好評を得た八塔寺おこわを販売しました。(引率:商学科・三好宏教授

朝の打合せ。県外の学生さんたちもイベント運営協力に来ていました。

販売した八塔寺おこわ弁当。写真では見えにくいですが、右側におこわ、左側におかずと、彩りもよく、とても上品なお味です。

実際にお客様に販売しながら、課題を探りました。

2022年9月8日(木)現地試食会と体験商品化レクチャー

前回の販売体験をへて、備前市吉永町にある備前市三国出張所にて、地元の方々と八塔寺おこわをつくりました。(引率:商学科・三好宏教授

まずは具材を用意。慣れない手元で、がんばります。

浸水したもち米を蒸します。先ほど切った具材は油で炒めて味付けをします。

蒸したもち米と具材を混ぜて、もう一度蒸します。

完成したおこわに、さやえんどうと銀杏をのせて彩りよく。他のおかずもお皿によそいます。

地元の食材を使ったおかずと一緒に完成!とても美味しくいただきました。

地元の方から話を聞きながら、おこわ作り体験が観光商品化できるか、まとめ作業。私たちがつくるために朝早くから準備をしてくださったり、つくる人たちの人手不足や高齢化など、課題を見つけました。

2022年10月7日(金)~8日(土)農泊モニターツアー

学生4名(法学科1名、商学科3名)と古民家再生会社社長や観光業担当者、せとうちDMO職員などのプロの方6名と共に農泊モニターツアーに参加しました。
昨年度と違い、里海里山学習を視野にいれたツアーを模索します。
(引率および学識経験者として参加:商学科・三好宏教授

7日は日生にて海の体験。頭島にて事業概要・主旨説明をうけます。

海洋教育拠点施設「ひなせうみラボ」にあるカフェ「キッチン星の」にて昼食。日生町漁業協同組合で毎朝仕入れる新鮮な魚介を食します。

昼食後は海ゴミを再活用したアートクラフト(海ゴミハーバリューム)づくり。
海に捨てられているゴミの種類やプラスチックの多さに驚きます。
海洋汚染、マイクロプラスチックの問題など、身近に感じられる体験となりました。

海について学んだ後、里海景観を岡山のデザイナー水戸岡鋭治氏がデザインした観光船ノリナハーレに乗船して体感。60分で日生諸島を周遊しました。

船の形をした大生汽船の頭島待合所には、本学が委託をうけた日生カキオコまちづくりの会活動20周年記念写真展を見ることができます。

八塔寺に戻り、コテージにチェックインした後、レストラン&キャンプ場 望ヶ丘にて懇親会。様々な世代の方と話をすることで学びが深まります。

翌日、学生は早朝から地元の方と昼食用のおこわをつくりました。今まで販売体験やおこわ作り体験をしてきましたが、今回は提供する側。お昼の反応が気になります。

おこわ作りをした後、ブドウとサツマイモの収穫体験。昨年度に提案した観光商品の一つです。

昼食は八塔寺おこわ。配膳を行い、プロの方に食べてもらいました。感想は上々!ひと安心です。

昼食後、意見交換会。昨年度のモニターツアーに参加された方からは、本年度と比較された意見もありました。頭島と八塔寺をめぐったことで新たな課題も見つかりました。

2022年11月12日(土)八塔寺プロモーション動画撮影

備前観光協会が動画制作会社に八塔寺プロモーション動画制作を委託し、11月12日(土)に三国地区で活動している学生4名(法学科1名、商学科3名)を出演者として撮影しました。

三國渓のあかね橋を散策。きれいな紅葉シーンを撮影。

八塔寺国際交流ヴィラで撮影した囲炉裏での食事シーンは、実際に自分たちで火おこしからしました。地元の食材で用意された鍋はとても美味しかったです。

日吉神社の周辺を散策。里山ウォークを体感します。

今回はナレーションの代わりに学生のインタビュー音声が使用されています。

朝から晩まで撮影お疲れさまでした。学生も良い体験ができました。

ドローンも使用した本格的な撮影で、学生はディレクターの指示に、自然な表情や活き活きとした演技で応え、八塔寺の魅力を十二分に伝える、訴求力のある動画が完成しました。ぜひご視聴ください!

2023年1月27日(金)観光商品流通企画会社への販促活動実施

以上の経験をもとに観光ツアー商品を検討するため何度もミーティングを重ね、最終的に農泊とプロカメラマンによる撮影を組み合わせた観光商品プラン「八塔寺 Photogenic tour」を考えました。

1月27日(金)には、岡電観光センター、下電観光バス、岡山県観光連盟、山陽新聞事業者、両備ホールディングスの5社を訪問し、考えた観光プランをプレゼンテーション。(引率:商学科・三好宏教授

ターゲット層として、①3世代の家族 ②子育て層のファミリー ③カップルや友人 ④社会人になった友人をあげて発表しました。

各担当者からは「雨天の際の代案措置を考案してはどうか」、「記念日をコンセプトに写真館や冠婚葬祭会社、または移住・定住を促す市の移住促進課などとタイアップするなど販売ルートのターゲットを絞ると良いかも」など、プロの目線によるご意見・ご感想をいただきました。

2023年2月24日(金)最終発表会

前回のプレゼンの意見をもとにブラシュアップした観光商品「八塔寺 Photogenic tour」を地域の方の前で発表しました。(引率および学識経験者として参加:商学科・三好宏教授

ターゲット層として①3世代の家族 ②カメラのレクチャーをうけたい人を設定し、記念日や式典などイベントへの活用や雨の日の対策を講じるなど、販促活動でのアドバイスをもとにツアー内容を改良しました。

参加者からは「五右衛門風呂や囲炉裏で使える薪の調達などもプランに入れては」や「ドローン撮影もしてみては」などのご意見をいただきました。

昨年度に引き続き、お世話になりました三国地区の皆さま、三国農泊推進協議会の皆さま、各観光商品流通企画会社のご担当者さま、JTBのご担当者さま、誠にありがとうございました。

(文責・産学官連携センター長 三好宏)

 

【商学科フィールドスタディ】     観光サービス実習2023 in 湯原温泉

2023年度観光サービス実習は9月6日から9日までの3泊4日で湯原において実施しました。1日目は、湯原温泉到着後「歴史を知る」というテーマで、式内八社の案内ガイド樋口(振興協議会会長)さんから、八社の歴史と観光コンテンツについて学びました。その後、ロンドンタクシーで湯原温泉周辺地域の案内を、本学卒業生の古林裕久(湯原町旅館協同組合理事)さんにしていただきました。

2日目は、「資源を知る:人、資源」というテーマで自然とはんざきについて浜子尊行(おかやまオオサンショウウオの会事務局長)さんに、はんざきセンターで説明していただきました。その後、聞き取り調査を真庭市湯原振興局・湯原観光情報センター・ミュージアムや、湯本温泉館とその他周辺地域の施設において行いました。

3日目は、「産業や資源を学び、工夫を知る」というテーマで蒜山に足を運び、エコツアー蒜山高原フィールドワークを体験しました。その後、これまでの聞き取り調査の結果をまとめ、どのような工夫をして商売を続けているのかを検討しました。

4日目は、古林裕久さんのプチホテルゆばらリゾートで配膳やベットメイキングの実践を経験しました。その後、温泉街周辺の清掃を行い、地域の方との交流をしました。

今回の実習や聞き取り調査を通して、学生は温泉観光業経営のスキルを学びました。さらに、今後の発展や地域活性化ついて検討し、レーポトにまとめる予定です。

(商学科 徐、全)

プロジェクトブログ第一弾「地域ブランディング」

皆さんこんにちは!

経営学部商学科 西春奈ゼミ4年の篠田沙央梨です。

この度、西ゼミ1~4年生の有志メンバーを中心に「地域ブランディング」に取り組んでいくことが決定しました!!今後、活動の様子をブログで発信していきますので見守りいただけたらと思います。

ブログ第一弾目は、このプロジェクトが始まった経緯と協力してくださる企業さんについてお話します。

このプロジェクトが始まった経緯は、昨年12月の第57回商大祭に遡ります。(その様子はこちらから〔https://sangakukan2.osu.ac.jp/tag/donutplan/〕

商大祭にご協力いただきました玉野市商工観光課の方々にご紹介いただき、「なかや宗義」さんとコラボさせていただくことになりました!!「なかや宗義」さんは、岡山県玉野市で和菓子・洋菓子を製造販売されている企業です。
なかや宗義さんのHPはこちら〔https://nakaya-m.com/〕

さて、今回私たちは地域ブランディングの一環として・・・
玉野市番田地区で栽培されている「番田芋」を使い、
「第3回せとうちおみやげグランプリ」に応募する商品を企画していきます。

(3年生の原田さんを中心に今後の取り組み方についてミーティングする様子)

みなさん、番田芋はご存じでしょうか・・?
次回、「番田芋」ってどんなもの?
番田芋・玉野市を知るために現地調査を行った様子をお伝えします。

随時インスタグラムも更新していきますのでご覧ください!!
アカウントは「westzemi」で検索☞
フォロー・いいね よろしくお願いします!!

(商学科 4年篠田沙央梨(西春奈ゼミ))

 

「コミュニケーション力を高めるための研修講座」 毎日新聞社岡山支局長さんによる「見出しの付け方と情報の収集と整理」!!

経営学部商学科の1年教養演習(ゼミ)では、いろいろなゲストスピーカーの方に来ていただきいろいろな分野でお話や体験活動をしています。

今回は5/11,5/18,6/1にゼミ単位(青木ゼミ、内田ゼミ、吉田ゼミ)で、「新聞を読む-見出しの付け方と情報の収集と整理-」というテーマで、毎日新聞社岡山支局の相原洋支局長さんに、当日の各社朝刊を使いながらお話をいただいた講義を学生の声からご紹介します。

私は、支局長さんのお話をお聞きし、相手に話を伝えることはとてもむずかしいことだと思いました。また、相手の話を聞く力も大切なことだと感じました。人はそれぞれ伝え方が違う。どう伝えたら相手に正確に伝わるか今回お話をお聞きしすごく理解できました。

「新聞記者は、新聞で何をどう伝えているのか?」皆さんにインタビューしてみますと、

学生にインタビューをして、伝えたいことや本人の思いなどをどんどん引き出していきました。話す側は勿論ですが、聞く側もコミュニケーション能力を問われていると感じました。

また、記事に見出しをつけてということで、ペンギン誕生の記事を使いながら、あなたならどんな見出しをつけるかという見出しをつける体験もしました。なかなか難しく簡単にはできませんでした。また、相手に何をどう伝えるかという点が難しかったです。自分は「水族館に大きな子供が」という題名にしました。相原さんは「書き慣れてないけどいいね」と言ってくれホローしてくださいましたが、見出しの作成には、編集力、センス、洞察力など多くの能力が求められると感じ勉強不足を痛感しました。

自分たちの生活に欠かせないスマートフォンの危険性や社会問題になっている闇バイトなどにも触れてくださいました。SNSは便利ですが、画面の向こうの人は商売でやっている人も多く私たちは見せられ続けてはいけないということも考えさせられました。SNSに大変多くの個人情報が交ざっているという危険性もあるとお聞きし、いろいろなことが再認識でき今回の講演に感謝しています。

(経営学部商学科 吉田信)

「日本3名園の一つ 岡山後楽園を通して地元岡山の歴史と文化を知ろう」

経営学部商学科の1年教養演習(吉田ゼミ)では、5月11日に、大学のある岡山市の歴史や文化を知るというテーマで、フィールドスタディとして新緑の岡山後楽園見学を実施しました。地元を知ることは、岡山の文化や歴史など一般教養を高めると同時に岡山や大学に誇りや愛着が沸いてくると思います。また、県外から来ている学生も多く、岡山を知ってもらういい機会にもなります。県外にいる家族や友人に岡山を紹介する際の最低限の知識も身につけてもらいたいという思いと併せて、ゼミ生10人の親睦会も行いました。

事前学習として、各自が岡山後楽園の研究としてレポートにまとめました。そして当日は、後楽園専任ボランティアガイドさんに、岡山や後楽園の歴史や文化、産業、当時の地理や生活の様子など説明を受けました。やはり5月の新緑の後楽園は素晴らしいものでした。

大学に帰ってからは、各自写真を20枚程度撮影しており、事前学習レポートをベースに写真をつけて、Office365を活用しプレゼンテーション大会を実施します。

日頃は、教室で文章の書き方やレポート作成の仕方等学習していますが、時には学外に出かけていって集団行動を取ると、グループが大変打ち解けて仲良くなっていく姿がよく見えてきました。

(経営学部商学科 吉田信)