〈経済学部通信〉私の好きなこと

今回は三谷先生よりご寄稿いただきました。


私は絵をみるのが好きだ。もともと、小さい時から絵をかいたりすることが好きであったが、あまり展覧会などに行く機会はなかった。しかし、18歳で上京してから美術館や展覧会で絵をみる機会が増えるにつれて益々好きになった。ある時、池袋のデパートでの展覧会で後期印象派のボナールの「ミモザのみえるアトリエ」という絵をみてはまって・・・・しまった。赤や黄色の原色を大胆に使って南仏の明るい庭に面した部屋を描いた作品であった。大都会の雑踏に圧倒され、心細い生活を送っていた私は一縷の光をみたような、救われたような気がした。

就職後、人事院の留学制度で2年間フランスに留学する機会を得た。渡仏するとすぐにエックス・アン・プロヴァンスやマントンなど、南仏の風光明媚な町で語学研修を受けた。セザンヌやモネ、ゴッホなどの印象派の絵が描かれたところである。セザンヌのアトリエにはりんごが絵に描かれた当時のまま置かれていた。ゴッホの絵に描かれた夜景もその当時のままであった。感激した。

ところが、その後ストラスブールやパリの大学に通って勉強していた頃に、大変厳しい試練が待っていた。当時のフランスの通貨フランが円に対し、急騰したのである。日々の生活にも困るようになり、ギリギリの生活を強いられた。しかし、このことはフランス社会の底辺の生活実態を知る上では貴重な体験であった。特にパリのアパートに住む年金生活者のつつましい生活やそれを支えるパンの公定価格等しっかりした社会福祉制度があることを学んだ。ありがたかったのは、当時フランスでは国立の美術館は日曜日には入館料が無料になることであった。たまたま、住んでいたアパートがルーブル美術館のすぐ近くにあったため、貧乏学生でも日曜日ごとに通うことができた。当時は観光客も少なく、モナリザなど、西洋美術の粋を集めた世界有数の美術館をいわば独り占めできたのである。至福の時を過ごした。

その後も旅行や出張、海外勤務などで国内外のすばらしい美術館を訪れる機会があり、実にさまざまな絵を楽しむことができた。中でも印象的だったのが、パリのグランパレでみたフェルメールの「デルフトの眺望」(右図上, Google Art&Culureの絵葉書版より)とアメリカのワシントンのナショナル・ギャラリーでみたゴッホの「ばら」(右図下、同)である。いずれも、気がめいっている時には元気をもらえそうな絵である。

岡山県にも名画がたくさんある。中でも瀬戸内市のオリーブ園で長年風景画を描いてこられた佐竹徳画伯の絵がすばらしい。瀬戸内の明るい光の中にオリーブの緑が映え、遠くに見える島や海との調和が美しい。牛窓の瀬戸内市立美術館には画伯の経歴とともに絵が展示されている。また、倉敷の大原美術館には西欧絵画を中心にわが国屈指のコレクションがある。最近、そこにフランスの後期印象派のシダネルという画家の静謐な絵があることを知った。ぜひ、時間を作って観に行きたいと思っている。

 

好きなことは思い浮かべるだけでも楽しい。
(経済学部 三谷直紀)

佐竹徳「オリーブ園」
瀬戸内市立美術館蔵
瀬戸内市立美術館のWebページより

「楽しい大学生活を送ろう企画」海ゴミ・川ゴミゴミ拾いボランティア

「楽しい大学生活を送ろう企画 第18回 川ゴミ海ゴミ拾いボランティア」に参加しました

令和5年1月21日(土)に、「楽しい大学生活を送ろう企画」の第18回目として「川ゴミ・海ゴミ拾いボランティア ~地球へプレゼント&プラスチックから海を守ろう~」(主催:瀬戸内オーシャンズX  釣り人みんなでゴミ拾い)に3名の学生と2人の教員が参加しました。他団体や個人の方の参加等40数人のボランティアさんが参加されていました。ちょうど関西高校ボート部の皆さんが近くで練習されており、練習の合間に生徒さんや先生方も飛び入りで協力してくださいました。

今回は、百間川右岸の沖田神社近くの川ゴミを拾いました。百間川の土手から川を見ていますと、広々とした河川敷で天気も快晴で川の水も太陽を浴びきらきらとしても美しく気持ちがいい土手でしたが、水際に行くとありましたありました。空っぽのペットボトル、弁当殻が入ったビニール袋、ビニール袋がちぎれたような破片、食品のトレーなどプラスチックゴミからジュースの缶、瓶など多くのものがごみとなって流れ着いてきていました。これらプラスチックゴミがさらに波や日差しにさらされマイクロプラスチック(MP)となり、魚や貝がえさとして食べそして人間がその魚を食べると思うとぞっとしてきました。ゴミを拾いながら思ったことは、現在流れてきているものは誰かが拾い集めるしかない。そして、これから食い止められるものは食い止めていかないと、さらに川や海が二度と戻らないひどい状態になってしまう。だんだんとそんな気持ちになってきました。

<百間川の土手の様子>

<石垣の間にペットボトルがいっぱい>

今回参加した学生の皆さんは、ゴミを拾いながら私たちにできる事は何かないかと話をしながらゴミ拾いをしていました。私たちに何ができるのかまた私たちは何をしないといけないのかと。その為にこのゴミがここまで来た経路についていろいろ話がでていたようです。ペットボトルや缶などが道ばたに捨てられたものが川に流れてきているのでは、ゴミステーションが用水路の近くにあってそこから用水路に落ちて流れてきているのでは、田んぼの農薬から小さなプラスチックがでていることを聞いたことがあるなどいろいろと話が盛り上がっていました。今回参加した学生は、地球環境について現実を直視し自分から進んで仲間を増やし、地球を大切にしていってくれると思います。

 

(学生活動支援センター長 吉田  信)

〈経済学部通信〉ナッジ:行動経済学の実践

「ナッジ」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

ナッジとは、人間の持つ心理的性質に注目し、望ましい方向へ人々をほんの少し後押しするような工夫のことを言います。

最近よく目にするようになった、コンビニやスーパーのレジ前に描かれた足跡のマークも、自然とソーシャルディスタンスが保たれるようなナッジの一つです。

 

従来、人々の行動変化を促す政策と言えば税金や罰則を課したり補助金を出したりという方法が中心でした。

このような方法も場合によっては有効ではあるのですが、財源の少ない自治体にとっては取り締まりや補助金の支給を継続していくのは難しいでしょう。

これに対し、ナッジはほんの少しの工夫で実施可能なのでかかる費用が少なくすむということもあり、今世界中で注目されています。

 

去る1月25日、瀬戸内市役所有志のみなさまと「ナッジ勉強会」を開催しました。通常勤務終了後の時間帯にもかかわらず、20名程度の参加を頂きました。

勉強会では熊代より簡単な実験を交えながら人間の持つ心理的な性質やナッジについての解説を行った後、本学経済学科の國光准教授より今後ナッジを実践していくための指針を提示し、参加者との質疑応答を行いました。

本学と瀬戸内市様とはこれまでも連携して研究を進めてきましたが、今後は更に幅広く連携しながら経済学の知見を社会に還元することを目指します。

(経済学部 熊代)

Field Press①:「せとうちフェア」のご案内

今年度はコロナ禍により、大学の学びを現場で実践するフィールドスタディの実施が難しい状況です。しかし、今までお世話になっている地域とのつながりは続いています。
そのため、『Field Press』と称して、各地域の魅力をゆるゆる発信していきます^^

第1回目は「せとうちフェア」のご案内です。

本学教員が役員や有識者会議の構成員を務める、一般社団法人吉井川流域DMO主催の「せとうちフェア」が下記の通り開催されています。

関連市町村(瀬戸内市、赤磐市、和気町)の特産品が販売されていますので、吉井川流域の魅力をたっぷり楽しんでみてはいかがでしょうか^^

「せとうちフェア」
会期:8月5日(水)~11日(火)
場所:高島屋地下2階 特設会場(岡山市北区本町6-40)

かいたひと
onaka
フィールドスタディにちょこちょこ出現。
旅と美味しいものが好き。
こいい岡山弁をしゃべる。

 

瀬戸内市移住交流促進協議会「空き家活用事例集」

瀬戸内市移住交流促進協議会が、国土交通省・平成30年度「空き家対策の担い手連携・強化モデル事業」に採択され、啓蒙パンフレットとして『空き家活用事例集』を発行しました。(詳しくは事業報告書をご覧ください。)

その事業の一環として、担当教員である経営学部商学科 海宝賢一郎 准教授と商学科FPコース2年生の学生4名が空き家を活用している方、持ち主と借り手をつなげるコーディネーターの方などに空き家を活用した約40ヶ所の事例をヒアリング調査しました。

その中の33ヶ所が『空き家活用事例集』のケースとしてまとめられています。

詳しくは以下からご覧ください。

瀬戸内市移住交流促進協議会発行・空き家活用事例集

今後も引き続き活動を続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします◎

「空き家活用事例集」表紙

「空き家活用事例集」目次

6/7シンポジウム参加申込受付中

文部科学省・平成29年度私立大学研究ブランディング事業採択「『寄り添い型研究』による地域価値向上」シンポジウム」を下記の通り開催します。

1)特別講演:「未来と共に、今を生きる~神山プロジェクトから学んだこと~」
  講  師:株式会社リレイション 代表取締役 祁答院弘智 氏
2)平成29年度研究成果:研究発表3グループ
3)意見交換会

日 時:2018年6月7日(木)13時~17時
場 所:アクティブラーニングルーム(図書館棟7階)
参加費:無料

【お問い合わせ】
岡山商科大学 産学官連携センター
TEL:086-252-0642 E-mail:sangakukan@po.osu.jp

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岡山商科大学ブランディング事業のパンフレット配布

採択頂いた本学のブランディング事業について,産学官連携センターにてパンフレットにまとめました.ご参考頂ければ幸いです.