朝日新聞にコメントが取り上げられました

 このたび、朝日新聞7月11日付朝刊に掲載されたプレサンス事件の報道記事で、法学科の白井諭教授によるコメントが取り上げられました。

*「付審判請求とは 不起訴の事件を職権で裁判、0.06%の狭き門」

https://digital.asahi.com/articles/ASV790S8TV79PTIL00XM.html?ptoken=01KX326F4K9HVZAW006M8PGB8W

「プレサンス事件」は、プレサンス・コーポレーションに対する捜査の過程で、社長の関与を否定する部下に対して、担当検事が精神的な苦痛を与えて供述を迫ったことが特別公務員暴行陵虐罪に当たるか否かが争点となっている事件です。岡山商大論叢59巻2号に掲載されている論説では、付審判請求に対して大阪地方裁判所が不起訴処分を相当と判断したこと(大阪地裁令和5年3月31日決定)を批判的に検討しましたが、その後、大阪高等裁判所が付審判決定を下し(大阪高裁令和6年8月8日決定)、本年7月10日から担当検事に対する公判審理が開かれることを受けて、新聞社からの取材に応じました。

 「付審判請求」は、裁判、検察又は警察の職務を行う一定の公務員が権力を用いて一般市民の人権を侵害した事件について、検察官が不起訴処分を下した場合に、当該不起訴処分が相当であるか否かの審査を告訴・告発人が裁判所に求めるものです。裁判官が起訴すべきだと判断した場合は「付審判決定」を下して(検察官が起訴した場合と同様に)刑事裁判で有罪・無罪が判断されることになりますが、実際に、付審判請求が認められるケースはごくわずかであり、仮に付審判決定が下されたとしても、有罪を立証するためにはさらに高いハードルが立ちはだかっています。ただし他方で、「プレサンス事件」は検察官の「不適正」な取調べに対して付審判決定が下されるという異例のケースです(さらに最近では、東京地方裁判所でも「テクノシステム事件」における検察官の「不適正」な取調べに対して付審判決定が下されています(東京地裁令和8年6月24日決定))。取材では、付審判請求をめぐる問題点や今後の刑事裁判の展望について見解を語りました(紙面では、付審判請求の問題点のみ取り上げられています)。

岡山商科大学創立60周年記念論文集「社会科学の知と実践の還流」を刊行しました

岡山商科大学は創立60周年を迎えました。その記念事業の一環として新校舎建設等を行っていましたが、研究に関しても形にするべく、記念論文集を刊行いたしました。

【犯罪被害者支援部つぼみ】今年もけんちゃんの朝顔を植えました

今年もけんちゃんの朝顔を植えています。交通安全への願いを込めて、つぼみの学生が水やりをしています。

大学の工事が終わって、今年は学食の前あたりに鉢植えを設置しています。

梅雨が明けてすぐ溶けるような暑さになりました。暑さに負けじとぐんぐん伸びているようです。

今年も岡山北西ロータリークラブのご協力をいただいています。ありがとうございます。

本学にお越しの皆さん、学生のみなさんも是非ご覧になって、交通安全への思いを新たにしていただけたらと思います。

 

引退から再挑戦へ。1人で水泳部を立ち上げた学生の挑戦

(課外活動などで顕著な成績を収めた学生にインタビュー取材し、紹介いたします。)

法学部法学科・1年・野元咲葵さん(所属部活動:水泳部)

野元さん:「鹿児島から岡山商科大学に進学しました。警察官になりたくて、法学部の公務員コースが自分に合っていると思いました」

警察官志望の野元さんは、法学部公務員コースの充実度や就職率を評価し、岡山商科大学への進学を決めました。鹿児島県内には私立の法学系が少なく、国立大学は対策負荷が高いと感じたことも理由の一つ。岡山は生活環境が整っており、関西や東京方面にも行きやすい点を魅力に感じたと話します。

野元さん:「課題は溜めずにその日のうちに終わらせています。アルバイトも両立できていて、公務員試験の勉強も進めています」

大学では公務員試験に向けて学習を進めながら、金土日を中心にアルバイトも継続。学生コーチが多い職場のため、授業や試験に合わせて柔軟にシフト調整ができる環境が整っています。時間管理を工夫しながら、学業と仕事を両立している姿が印象的です。

野元さん:「高校で水泳を引退していましたが、また泳ぎたくなって練習を再開しました。週2〜3回、自分でメニューを組んで練習しています」

高校時代は鹿児島国体やインターハイに出場するほどの実力者。引退後はプールから離れていましたが、再び競技への意欲が湧き、自主練習を再開しました。短距離種目を中心に、筋力強化にも取り組みながら競技力を高めています。

野元さん:「大会に出るために、水泳部を急きょ立ち上げてもらいました。1人でも部を作ってもらえて、本当にありがたかったです」

第57回中国四国学生選手権水泳競技大会に出場するため、学生課や教員の協力で“1人部”として水泳部を設立。顧問任命やジャージ作成など、短期間での準備が整い、米子での大会に臨みました。台風の影響で移動が難しい状況でも、無事に会場へ到達し、広島に進学した鹿児島の知人との再会も励みになったと語ります。

野元さん:「50m自由形で3位でした。嬉しいけれど、インカレに届かなかったのは悔しいです。来年はもっと練習して記録を縮めたいです」

準備期間が短い中での3位入賞は大きな成果でしたが、インカレ出場基準の2位以内に届かず複雑な心境も。中四国は全国に比べてインカレへの道が開けている“穴場”と感じており、来季は練習量を増やし、記録短縮を目指す意欲を見せています。

野元さん:「部員を増やしてリレーを組みたいです。SNSや広報記事で仲間が増えてくれたら嬉しいです」

水泳部を本格的に活動させるため、仲間づくりにも意欲的。最低4人必要なリレー編成を目標に、学内外のつながりやSNS発信を活用して部員募集を進めたいと話します。他大学の学生スイマーとの連携や、スポーツクラブの選手練習への参加も視野に入れ、競技環境の質向上を図っています。

野元さん:「警察官になる夢も、水泳を続けたい気持ちも、どちらも諦めずに頑張りたいです」

学業・競技・アルバイトを両立しながら、夢に向かって努力を続ける野元さん。大学での挑戦を通じて、進路と競技の両方を前向きに進めています。

(広報室)

「子どもの権利」について学ぶ ユニセフ出前授業 

 6月24日(水)、吉田先生ご担当の教職科目「特別活動及び総合的な学習の時間の指導法」において、岡山ユニセフ協会の稲森理恵さんに、「『教室』から『世界』へ ユニセフの活動と『子どもの権利』」という演題で、「子どもの権利」についてご講演いただきました。前半は開発途上国や紛争地域、災害地域の子どもたちを支援するユニセフの活動についてご紹介いただき、子どもの栄養状態を確認するために二の腕の太さを計るメジャーや殺虫剤が練りこまれた繊維の蚊帳など、実際の支援で活用されている品々を手に取ってみる機会を得ました。

 後半は、「総合的な学習」のテーマのひとつでもある人権についての講義です。「子どもの権利」とは何か、どのように受け入れられてきたのか、どのような問題があるのか、お話しいただきました。授業中、「多様性」の意味や「子どもの権利」について、ユニセフ抄訳の資料を参考に、学生同士でディスカッションを行い、理解を深めていきました。

出典 公益財団法人 日本ユニセフ協会「学習資料『子どもの権利条約 第1~40条抄訳一覧』」『子どもの権利条約関連資料』(www.unicef.or.jp/crc/tools/)

 受講後の感想には、それぞれが関心を持った子どもの権利についての考察が記されていました。日本の子どもの精神的幸福度の低さ、不登校や自殺の多さについて触れ、「子どもの権利」について子どもと一緒に考えていける教師になりたいという声がありました。子どもの権利を守るために大人に何ができるのか、支援や行動に結びつけていく大切さに触れた学生もいました。

「子どもの権利」についての詳細は、日本ユニセフ協会のウェブサイトから『子どもの権利条約関連資料』をごらんください。また、日本ユニセフ協会には、商大ブログに「子どもの権利条約 第1~40条抄訳一覧」の画像の転載を許可していただきました。心より御礼申し上げます。

(商学科 松浦芙佐子)