今回は韓先生よりご寄稿いただきました。
先日、経済学科の新年会が開かれました。乾杯の音頭に三谷先生が「奔馬の如く駆ける一年でありますように」と述べられ、その勢いのある表現に心を引かれました。中国語ではどのように言うのだろうと考え、生成AIに尋ねてみたところ、数秒で近い意味の自然な言い方を四つも、例文付きで提示してくれました。そのスピードと整理の巧みさには、正直なところ驚かされました。
しかし一方で、中国語の新年の祝福表現には、単なる比喩ではなく「何が、どのように、どうなるのか」を具体的に示し、洗練された四字熟語が多く使われるという特徴があり、それは中国語母語話者の私には分かっています。つまり、その国の文化的背景から生まれた言語習慣による表現に関しては、生成AIが示す直訳的な言い方だけでは伝わらないのです。
今回の体験から、生成AIを使ううえで大切なことを二つ改めて感じました。一つは基礎的な知識は、AIを使うことで効率よく整理できることであり、しかし、その結果を判断し、適切に応用するためには、やはり自分自身の基礎力が欠かせないことです。
このブログを読んでいる皆さんは、日ごろ生成AIをどのように活用しているでしょうか。私は、生成AIとは「孫悟空に如意棒」のような関係が理想だと思っています。まず自分が「孫悟空」としての力を身につけ、そのうえで「如意棒」のように生成AIを自在に使いこなす、そんな姿を目指していきたいものです。
(経済学部 韓雲冬)




























