会場準備や運営をお手伝いしてくれている学生スタッフによる感想です。
「ストライプインターナショナルのイノベーション」
株式会社ストライプインターナショナル
代表取締役社長兼CEO 石川 康晴 氏
今回の夕学はストライプインターナショナルのイノベーションと題して、岡山県出身で「earth music&ecology」などのブランドを展開している、株式会社ストライプインターナショナルの代表取締役社長兼CEOの石川康晴さんのお話でした。今回のお話のテーマは、「路線転換」というものであり、路線転換をして成功体験に頼ることなくチャレンジしていくことで、企業は継続してより良い組織になるということでした。
ストライプインターナショナルでは3年から5年に一度のペースで大きな路線転換をしてきたそうです。広告の媒体をファッション誌からテレビCMに変えることから始まり、ブラック企業からホワイト企業にするための労働環境の転換、小型店舗出店から大型店舗出店への転換があります。さらにアパレル企業からライフスタイル事業への転換でファッションだけでなく、健康分野へも参入、メーカーからプラットフォームへの転換では、今までの服の「所有」からレンタルできる服も提供する「共有」のようなビジネスの展開まで行っているそうです。そして最後に今までの成功体験や考えを変えるために社名の転換もしたそうです。
今回のお話を聴いてまず、ビジネスに必要なことは当たり前のことを壊して、新しい当たり前を創ることが大切ということを改めて感じました。ビジネスの本などを読むとこのようなことは当然のように書いてあります。しかし、実例がなく頭で理論を分かっていても実際に想像することが難しかったです。今回のお話の中にあった6つの路線転換の事例を知ることによって、思考が柔らかくなり柔軟な発想がうまれそうな気がしています。
次に気になったお話は、労働環境の転換のなかででてきた、時間を縦軸にとり、利益を横軸にとって、行っている業務はそれぞれどこに入るのかを考えさせ、時間が多くかかっているのに対して利益が少ない業務をやめさせるということをしてきたそうです。これは企業の効率性を上げるだけでなく、個人レベルでも使うことが出来ると思いました。例えばスマホでゲームをすることは、どれだけ時間を使い将来どれだけ利益を生み出すのかを考えれば必要な行動でないことはわかります。しかし、短期的に見れば楽しいので利益があると思い行動してしまうことは他にも様々あるので、自分の行動はどのような将来どのような影響を及ぼすのかを考えながら生活していきたいと思いました。
感想担当:おのっち
主に夕学講座準備から運営のお手伝い。
にこやかな笑顔とナイスな機転で協働してくれる頼もしい学生です。
商学科(FPコース)3年生