【経済学科の研究紹介】ビッグデータのリスク評価の研究

 1996年度に大きな研究プロジェクトがスタートしました。国が調査した官庁統計データを,生のデータに近い形式で安全に公開するためには「どのような秘匿方法が必要か」,そしてそのようなデータには「どのような新しい使い方があるか」,などを研究するために全国から著名な研究者が集められました。公開したデータの安全性を測る「リスク評価」と呼ばれる研究についてもいくつかの研究グループが組織され,そのうちの一つに私も誘っていただきました。グループの代表者は,当時,東京大学大学院におられた竹村彰通教授でした。現在は滋賀大学データサイエンス学部長をされています。

 

 研究の内容を少し紹介しましょう。次のデータをご覧ください。

氏名 年代 性別 年収
A 20代 女性 300万円
B 20代 女性 400万円
C 30代 女性 350万円
D 40代 女性 500万円
E 50代 女性 700万円
F 20代 男性 300万円
G 30代 男性 300万円
H 30代 男性 450万円
I 40代 男性 400万円
J 40代 男性 600万円

A~Jの10人について,年代,性別,年収が書かれていますが,この表から氏名を消去して公表するとします。Sさんはこの10人の年代と性別の2項目の情報を知っていますが年収は知りません。公表されたデータでは,AさんとBさんは20代女性という同じ組み合わせで見分けがつきませんが,Cさんは他に同じ組み合わせがいないため,年収350万円ということがSさんに知られてしまいます。このように組み合わせが他人と違うことをユニークと呼びますが,この場合4人がユニークとなります。

 

ただ,このデータが100人から選ばれた10人のものであれば,話が難しくなります。Sさんが100人全員について2項目の情報を持っていても,どの10人が選ばれたかが分からない場合,Cさんと同じ組み合わせが100人の中で他に何人いるかを推測しなければ,ユニークかどうかは分かりません。現実の問題では,上の例の10人,100人,2項目の代わりに,10万人,1億人,10項目以上のようなビッグデータを扱うことになり,その意味でもかなり手強い問題となります。

 

国内では数理的なモデルを使って推測する方法が主流で,世界の中でもトップクラスの研究を続けています。私もモデルの研究をしていた時期もありますが,最近はモデルを使わないノンパラメトリック法を使うことが多くなりました。世界的にもほとんど研究者がいない分野です。この方法では推測がやや不安定で,しかも計算するのに時間もかかりますが,適用範囲が広いのがメリットです。

 

研究では研究者同士の情報交換も大切です。科学研究費補助金の代表者を何度か務めたこともあり,2006年度からはこの分野の研究者や,総務省,企業などの実務者も参加する研究集会を主催しています。不開催の年もありましたが,今年度は通算14回目になる研究集会を2日間の日程でオンライン開催しました。時代とともに公開の対象となるデータも変化し,地理データ,移動履歴データ,医療情報データ,ゲノムデータなどの様々なビッグデータも扱うようになりました。研究の意義もさらに大きくなっているように思います。

 

(経済学部 佐井)

岡山市産業観光局 観光部 プロモーション・MICE推進課を訪問しました (ゼミ活動報告)

12月9日、宍戸ゼミ(基礎演習)は岡山市役所本庁舎を訪問し、岡山市プロモーション・MICE推進課の職員さんに、施設をご案内いただき、活動内容についていろいろと質問させていただきました。

まず初めに自己紹介をさせていただいて・・・

続いて、岡山市役所の部署や施設についてご説明いただきました。

駅の天井から掛けている男性

中程度の精度で自動的に生成された説明

 ゼミ生が説明を聞いている様子。

人, 立つ, 民衆, グループ が含まれている画像

自動的に生成された説明

空港のロビーにいる人たち

自動的に生成された説明

こちらは市民ホールにて第20回 おかやまリサイクル工作コンクール 入賞作品の展示です。

屋内, テーブル, 座る, 部屋 が含まれている画像

自動的に生成された説明

施設見学の後に、現在岡山市が抱える観光地の問題や、今後岡山市が企画しているイベントなどについて、質問させていただきました。

 実際に現在使われているパンフレットなども見せていただき、担当者様の丁寧なご説明で県外から来たゼミ生も納得している様子でした。

  テキスト, 手紙

自動的に生成された説明

様々な統計結果を基に活動をされていること等、大学生活だけでは知りえない情報について学ぶことができました。貴重な体験をさせていただきました。

また岡山市役所職員になったときにどのような仕事を担うのか、やりがいについても教えていただきました。

 今回、岡山市プロモーション・MICE推進課の皆様には、コロナ禍であり、また年末のお忙しいところであるにも関わらず、とても丁寧にご対応いただき、本当にありがとうございました。

(法学部2年:山本・柏木)

 

 

商大論叢57巻1号が岡山商科大学機関リポジトリにて公開されました

本学の紀要である商大論叢57巻1号が岡山商科大学機関リポジトリにて公開されました。

 

 

一般入試前期AB日程と大学入学共通テスト利用入試前期日程の出願受付中!

現在、一般入試 前期A・B日程、大学入学共通テスト利用入試 前期日程の出願を受付中です!

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【一般入試 前期A・B日程】<併願>

・出願期間 :1月4日(火)~1月21日(金)

・試  験  日: A日程2月6日(日)、B日程2月7日(月)

・試験会場:岡山(本学)、大阪、鳥取、松江、広島、福山、徳島、高松、松山、高知、小倉

・合格発表:2月11日(金・祝)

※A日程とB日程を併願し、同時出願した場合は1回分の検定料で受験できます。

 

【大学入学共通テスト利用入試 前期日程】<併願>

※個別試験は実施しません。

・出願期間 :1月4日(火)~1月21日(金)

・合格発表:2月18日(金)

***

詳細は、入試ガイド学生募集要項でご確認ください。

Web出願ページはこちらです。
https://www.osu.ac.jp/admissions/web/

なお、出願書類や他試験の日程等は下記URLをご覧ください。

岡山商科大学:学部入試情報
https://www.osu.ac.jp/admissions/faculty/

皆さまの出願をお待ちしております 😀

<お問合せ・お申込みはこちらへ>
岡山商科大学入試課 電話:086-256-6656 メール:nyusi@po.osu.ac.jp
〒700-8601 岡山市北区津島京町2丁目10-1

★ラインでのお問合せも可能です。

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【経営学科の研究紹介】「モノづくり」の知的生産性革新とコンセプト創出

 経営学部の門脇一彦です。経営学には製造業の「モノづくり」を考える、技術経営(MOT:Management Of Technology)と呼ばれる研究領域があります。モノづくりは、「研究・製品設計・工程設計・調達・品質管理・製造」といった複数のステップが、様々な組織と構成員の協働で実践されますが、活動を如何に効率的に短期間で進め、最大の成果を生み出すかを考えるのがMOTの研究です。製造業(工場)は技術人材(理系)が頑張っている印象が強いですが、実際は多くの経営学を習得した人たちが活動の中心で活躍しています。

 私たちが普段の生活でお世話になる食品や家電といった商品は、「顧客満足を高める価値つくり」の作業によって考えられ、その考えが物質(原材料)に転写されて具現化され効果を発揮してくれます。工場のモノづくりの最上流が、「商品コンセプトつくり」という、顧客に与える価値を考える作業で、私たち経営学の力が発揮される領域です。

 1年生の教養演習活動(ゼミ)では、「商品コンセプトつくり」を体験的に実施して、次年度以降の学修活動の参考と、コミュニケーション能力の育成を図っています。

 活動はゼミ生が2チームに分かれ、6ステップで毎週少しずつコンセプトを練り上げ、そして検証活動をおこない、最後は発表会で双方の活動を評価します。彼らの活動を見ると、一番最初のコンセプト案の「小さな切っ掛け」を探すことに非常に苦労していました。ゼロの状態から何かを生み出すことの苦しさは、これまでの学生生活ではあまり経験していないことですが、大学生から以降は、自分で発想して「真っ白なキャンパスに自分で絵を描く能力」がとても重要になりますので、良い経験になったと思います。

 商品コンセプトのお題は、学生生活をアップデートする楽しい商品を考えることです。目標が非常に曖昧で手段の自由度も広いために、最初は頭を抱えて悩んでいましたが、切っ掛けを見出した後は、チーム内で「ワイワイガヤガヤ」と会話が進み、とても楽しく活動を進めています。

 チーム毎に自分たちの好きな方法で議論を進め、それを磨き挙げています。彼らにお願いしたのは「全員参加」で、誰一人黙って傍観するメンバーを作らず、全員の協働によってゴールすることをお願いしていましたが、心配を払拭し一度動き出すと全員一丸となって議論し、それぞれの個性が色々な形でにじみ出ていました。


 Googleフォームを活用した質問票も完成して、現在、家族や友人にアンケートを取る活動を実施中です。経営学では、社会調査(定量)やフィールドワーク(定性)は重要な活動で、その入門をこの活動で体験して、今後の学修の基礎固めになればとおもいます。

(経営学科 門脇)

【研究実績】
・「製品開発プロセスにおけるICTを活用した生産性向上」
・「業務改革の実践を阻害するコンフリクトの発生要因と解決」
・「技術人材の育成とナレッジマネジメント」
・「医療サービスマネジメント向上を支援するICT活用」

 

安富牧場を訪問しました(ゼミ活動報告)

12月11日に宍戸ゼミ(研究演習3年)では、安富牧場を訪問しました。

先日、中国四国農政局で学んだことも踏まえて、農業に関する制度・政策について学習しました。

今回は、法令が現場でどのように活かされているのかに着目し、家畜排泄物の利用方法・悪臭対策について主として質問させていただきました。

排泄物は木くずを混ぜて堆肥化させ、農家に販売することや土地還元(土に還す)に利用されていることを知りました。また、悪臭対策として、牛には水道水を与えないと伺いました。水道水にはカルキが入っているため、排泄物が臭くなるそうです。

見学では搾乳ロボットが活躍する姿を見ることができ、貴重な経験をさせていただきました。

安富牧場の皆様にはコロナ禍の最中であるにも関わらず訪問を受け入れて下さり、またたくさんの質問にもお答えいただきましてありがとうございました。

(法学部3年:井本・平野)

 

商大論叢56巻3号が岡山商科大学機関リポジトリにて公開されました

本学の紀要である商大論叢56巻3号が岡山商科大学機関リポジトリにて公開されました。

〈経済学部通信〉The Credibility Revolution(信頼性革命)

今回は三谷先生にご寄稿いただきました。


今年のノーベル経済学賞(正式にはアルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞)は、デービッド・カードとヨシュア・アングリスト、グイド・インベンスの3氏に授与されることとなった。いずれもアメリカの経済学者である。経済学における「自然実験」を使った実証研究及びその分析手法の研究が評価された。

経済学では従来理論研究が高く評価され、実証研究は一段低く見られる傾向があった。しかし、1990年代頃から多くのすぐれた実証研究が発表されるようになり、状況が一変している。その背景にはIT化の進展等により質の高いデータが蓄積されて来ていることもあるが、それよりも経済社会現象の因果関係を実証的に明らかにする革新的な手法が用いられるようになったこと(信頼性革命)が大きい(Angrist and Pischke (2010))。「自然実験」もそうした手法のひとつである。

経済学では自然科学のように実験をすることができない。実験ができる場合でも政治的倫理的な問題があって実施できないことが多い。従来の実証研究では、代わりに高度な統計的手法を用いて他の要因をできるだけコントロールし、調べたい要因と結果の間の因果関係を明らかにしようとした。しかし、計量モデルが複雑化し、コントロールも十分でなく、信頼性が必ずしも高くなかった。一方、経済社会現象には歴史の偶然によって、あたかも研究者が行いたいような実験が行われるのと同じ状況が生まれることがあり、それを「自然実験」として利用できる場合がある。

「自然実験」を利用した例として最低賃金に関するカードとクルーガーの研究が興味深い(Card and Krueger (1994))。最低賃金は法的にそれを下回る賃金で労働者を働かせてはならない最低の賃金である。最低賃金をめぐる議論では、最低賃金を引き上げると若年労働者や不熟練労働者の雇用が減少するかどうかが大きな論点である。理論的にはどちらもありうる。労働市場が完全競争であれば、最低賃金の引き上げは雇用を減少させる。一方、買い手独占(労働市場に企業が一社しかない場合)であれば雇用を増加させる。かつては労働経済学者や政策担当者の大半は最低賃金引き上げが雇用に負の影響をもたらすという説を支持していた。

アメリカでは州ごとに異なる最低賃金が設定されることがある。ニュージャージー州とペンシルベニア州は隣接しており、経済構造も似通っている。1992年にニュージャージー州の最低賃金(時給)は4.25ドルから5.05ドルへと80セント引き上げられたが、ペンシルベニア州では4.25ドルのままで変わらなかった。カード達はこの出来事を「自然実験」ととらえて最低賃金引き上げが雇用に与える影響を分析した。最低賃金の引き上げ前と引き上げ後の2時点におけるファーストフード店で働く労働者の数(雇用)を調べた。そして、これらふたつの州における雇用の増減を比較した。すると、最低賃金を引き上げたニュージャージー州の雇用の変化(=2時点間の雇用の差)から最低賃金を据え置いたペンシルベニア州の雇用の変化(=同じ2時点間の雇用の差)を差し引いた「差の差」(=相対的な雇用の変化)がプラスであった(表1)。ペンシルベニア州での雇用の変化は最低賃金とは無関係な景気変動などの他の要因によるものであり、これらの要因は経済構造のよく似たニュージャージー州の雇用にもほぼ同様な影響を与えたと考えられる。したがって、上記の結果は、最低賃金引き上げ以外の要因の影響を取り除いて、純粋に最低賃金引き上げが雇用を増やしたという因果関係を示している。

表1 雇用者数(1店舗当たり平均、フルタイム換算)   (単位:人)

 

ニュージャージー州

(最低賃金引上げ)

ペンシルベニア州

(最低賃金据え置き)

事前(1992年3月)

20.4

23.3

事後(1992年12月)

21

21.2

△ (事前と事後の差)

0.6

-2.1

△△(差の差)

2.7

 
出所)Card and Krueger (1994).
 

この研究は最低賃金の引き上げが不熟練労働者の雇用に負の影響を与えるという「常識」をみごとに打ち破ったという意味で大変重要である。そして、その後の最低賃金をめぐる議論に大きな影響を与えた。

「自然実験」を用いた分析は簡明で強力な手法であるが、「自然実験」自体を見つけることはたやすいことではない。しかし、このような革新的な手法を用いた実証研究(信頼性革命)は様々な経済学の分野、とりわけ労働経済学や教育経済学、開発経済学[i]などで大きな成果を上げている。そして、経済学が単なる机上の空論ではなく、実際に人々の暮らしをよくするための実践的な学問としての役割を果たすことに寄与している。

ちなみに、岡山商科大学では経済学部の経済データサイエンスコースの科目を中心に、実証分析の方法やデータの扱い方を楽しく学ぶことができる講義や演習が多数用意されている。カム・カム・エヴリバディ!

(経済学部 三谷)

【参考文献】

Angrist, J., D. and J.-S. Pischke (2010),”The Credibility Revolution in Empirical Economics: How Better Research Design is Taking the Con out of Econometrics,” Journal of Economic Perspectives, Volume 24, Number 2, Pages 3–30.

Card, D. and A. B. Krueger (1994), Myth and measurement: the new economics of the minimum wage, Princeton University Press.

アビジット・バナジー==エステール・デュフロ (2012)『貧乏人の経済学―もういちど貧困問題を根っこから考える』山形浩生訳、みすず書房.


[i] アビジット・バナジーとエステール・デュフロは主に「実験」を用いた途上国の対貧困政策の実証研究で、2019年のノーベル経済学賞を受賞した(アビジット・バナジー==エステール・デュフロ (2012))。

第2回 総合型選抜エントリー受付中

現在、第2回総合型選抜(AO型入試・自己推薦型入試)のエントリーを受け付けています。

***

【第2回総合型選抜 AO型入試・自己推薦型入試】<専願>

・事前選考エントリー期間 :12月23日(木)~2022年1月7日(金)

・事前選考: 1月22日(土)9:30~

・事前選考通過発表: 1月28日(金)

※総合型選抜説明会を受講していることが、エントリーの要件となります。

***

エントリー方法は、以下の3つから選択できます。

1)Webエントリー
2)エントリーカードを郵送
3)エントリーカードを窓口持参

詳細は、総合型選抜エントリーガイド入試ガイドでご確認ください。

なお、エントリーフォームや総合型選抜説明会の受講方法等は下記URLをご覧ください。

岡山商科大学:学部入試情報
https://www.osu.ac.jp/admissions/faculty/

皆さまのエントリーをお待ちしております 😀

<お問合せ・お申込みはこちらへ>
岡山商科大学入試課 電話:086-256-6656 メール:nyusi@po.osu.ac.jp
〒700-8601 岡山市北区津島京町2丁目10-1

★ラインでのお問合せも可能です。

岡山商科大学のLINE公式アカウントを友だち登録し、トーク画面より質問を送信してください。後ほど、ご質問にお答えします。

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〈経済学部通信〉この問題、どこから解くの?(問題解決の構え)

今回は前田先生にご寄稿いただきました。


 一般教育科目の「こころの科学」を担当している経済学部の前田健一です。こころの科学の授業では、心理学のいろいろな分野について体験的に理解してもらうために、簡単な課題を提示することがあります。今回は、人間の思考と問題解決の話をするときに大学生に解いてもらっている簡単な問題を紹介しましょう。以下の問題は、小学校で習う筆算の応用問題です。正解は、下に書いてありますので、皆さんは正解にたどり着く途中の方法を考えてください。

<問題>

GERALD

   +DONALD

  ROBERT

 上の各アルファベット文字を数字に置き換えると、実際の計算式が成立します。さあ、各文字はどのような数字になるでしょうか? ただし、各文字は0~9までの異なる数字に、それぞれ対応します。つまり、同じ文字は同じ数字ですが、異なる文字が同じ数字になることはありません。そして、今わかっている条件は、D=5ということだけです。

 

<正解> T=0、G=1、O=2、B=3、A=4、D=5、N=6、R=7、L=8、E=9

 

 さあ、いかがでしたか。正解にたどり着くことができましたか。足し算を筆算で解く場合、1の位の上下を足し、次に10の位の上下を足し、さらに次は100の位の上下を足すというように、右から左に足し算を進めていくように小学校で教えられたと思います。しかし、そのやり方が上の問題を解くときには問題解決の構えとしてマイナスの効果をもたらし、問題解決を遅らせることになります。

 

 右から順に足し算を進めていくと、D=5とT=0までは解けますが、その後は困ってしまいます。そこで、発想の転換あるいは思考の柔軟性を発揮して、左から進めたり、真ん中から進めたりして、いろいろ考えることが思考力を伸ばすことになります。

 

 正解にたどり着けなかった人にヒントを教えましょう。左から2つめの万の位に注目してください。E+O=Oとなっています。この式を満たすEは0(ゼロ)以外に何があるでしょうか?

 

(経済学部 前田)