J-CASTニュースに学位記授与式の学長式辞が紹介されました。

 2022年3月22日(火)に学位記授与式が挙行され、本学公式ホームページ本ブログでもご紹介をしたところです。

 そうしたところ、J-CASTニュースの会社ウォッチ(2022年3月31日)に本学井尻昭夫学長の式辞が紹介されました。

 記事は以下のリンクからご覧いただけます。

大学卒業式「心に響く学長の挨拶」はコレ! 会社ウォッチ編集部が独断で選ぶ珠玉の言葉の数々【2:とらわれない視点編】

https://www.j-cast.com/kaisha/2022/03/31434235.html?p=all

引用元:「J-CASTニュース」「https://www.j-cast.com/」から

2022年度前期「夕学オンライン」開催(お知らせ)

コロナ禍により、夕学サテライト配信事業は一旦中止となりましたが、配信元の慶應丸の内シティキャンパス(慶應MCC)では「夕学オンライン」として17講座をWEB配信している旨、受講者の皆様にお知らせいたします。

「夕学オンライン」は、慶應MCCとWEBセミナープラットフォーム事業を展開する株式会社ファシオとの共催事業として、夕学五十講の講演をインターネットでリアルタイム視聴できるサービスです。

お手元のPC・スマートフォン等の各デバイスからお好きな場所でリアルタイム受講でき、3日間の見逃し配信もご利用いただけます。

詳細や購入は株式会社ファシオのWEBセミナープラットフォーム「Deliveru」をご確認ください。

岡山商科大学は2003年10月の「夕学五十講」サテライト会場の発足から、18年間、衛星通信やインターネットを活用して、東京の最先端の知見を岡山へと配信してまいりました。その仕組みを絶やさないためにも、オンライン講座も広報協力を行っていきたいと考えておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

また、今期から夕学オンラインで使用できる「岡山商科大学特別クーポン」を限定でご用意しております。クーポンのコードと使用方法については、お気軽に社会総合研究所までお問い合わせください。

岡山商科大学 社会総合研究所
〒700-8601 岡山県岡山市北区津島京町2丁目10-1
TEL:086-252-0642(代表) E-mail:syaken@po.osu.ac.jp

<夕学オンライン(全17講座)>

月5日(火)
安宅 和人 慶應義塾大学環境情報学部 教授、ヤフー株式会社 CSO(チーフストラテジーオフィサー)
「残すに値する未来を考える

月12日(火)
井手 英策 慶應義塾大学経済学部 教授
「幸福のための財政改革 ~ベーシックサービス~」

4月19日(火)
石山 恒貴 法政大学大学院政策創造研究科 教授
「ジョブ・クラフティング ~ミドル・シニアの仕事の再創造~」

4月21日(木)
平井 一夫 ソニーグループ株式会社 シニアアドバイザー
「「ソニー再生」のリーダーシップ」

5月17日(火) 
本間 浩輔 Zホールディングス株式会社 シニアアドバイザー、株式会社パーソル総合研究所 取締役(社外)
「1on1再考 ~いま求められている組織と個のコミュニケーション~」

月27日(金)
藤原 辰史 京都大学人文科学研究所 准教授
「生産から分解へ ~土壇場の地球思想を求めて~」

6月1日(水)
岩佐 琢磨 株式会社Shiftall 代表取締役CEO
「VRメタバースの中で人は何を感じ、どう楽しんでいるのか」

6月7日(火)
大野 裕之 脚本家、日本チャップリン協会 会長
「ディズニーとチャップリンの文化経済史 ~キャラクタービジネス事始め~」

6月10日(金)
稲見 昌彦 東京大学先端科学技術研究センター 身体情報学分野 教授、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 客員教授
「テクノロジーが拡げる人間の可能性」

月16日(木) 
木下 達夫 株式会社メルカリ 執行役員CHRO
「グローバルテック企業を目指すメルカリの組織文化と人事の挑戦」

月23日(木)
志村 祥瑚 精神科医・マジシャン
「マジックと精神医学を融合した<脳の固定観念の外し方>」

6月28日(火)
山根 節  慶應義塾大学名誉教授、ビジネス・ブレークスルー大学大学院経営学研究科 教授
「GAFAの経営を読み解く ~その功罪、そしてこれからの日本~」

6月30日(木)
門井 慶喜 作家
「江戸・東京を作った先駆者たち

7月8日(金)
小島 武仁 東京大学大学院経済学研究科 教授、東京大学マーケットデザインセンター センター長
「幸せは社会の仕組みで作る:マーケットデザインの科学と実践」

7月14日(木) 
阿久津 聡 一橋大学大学院経営管理研究科 教授
「健康経営ブランディングのすすめ」

7月21日(木)
鹿毛 康司 株式会社かげこうじ事務所 代表取締役、マーケター・クリエイティブディレクター
「心がわかるとモノが売れる ~人は論理だけでは消費行動していない~」

7月26日(火) 
坂本 崇博 コクヨ株式会社 働き方改革プロジェクトアドバイザー、合同会社SSIN 代表
「これからの時代の働き方改革の重点課題とその失敗・成功事例と推進ノウハウ」

開催時間:18:30~20:30
受  講   料:1講演5,500円(税込)、全講演66,000円(税込)
※後日、3日間の見逃し配信付

2022年度前期夕学オンラインチラシ(PDF)

 

新庄村と地域特性プラットフォーム

本学では、これまで岡山県内の市町村と「連携に関する協定」を結び、学生のフィールドスタディ(現地学習)、地域活性化の研究や事業に取り組んできました。

岡山市とは2013年にESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)に関する協定を結び連携活動を行っていました。次いで、2021年8月30日(月)には包括協定を締結しました。

笠岡市とは、2008年にNPO法人かさおか島づくり海社との3者による、島しょ部の活性化に関する協定を締結しましたが、期間が満了しており、2022年2月7日(月)に包括協定を改めて締結しました。

このことにより、県内10市町村との包括連携協定が締結されました。

最初の協定は2005年に新庄村と協定を締結したことに始まります。新庄村とは、学生による「まるごと体験ツアー」や「アヒル農法」などの取組を行ってきましたが、2015年~2018年に取り組んだ「新庄村地域特性プラットフォーム」と「情報杭」をご紹介します。

地域特性プラットフォームは新庄村の地区と地点を決めて、春夏秋冬の360度写真を撮影したものです。地域の圃場や民家の様子を記録し、四季の移り変わりから、特性を分析しようとした試みです。

ここをクリックで拡大。

2018年には、境界杭の大手企業、株式会社リプロの支援によりNFCタグが埋め込まれた情報杭を使用した新庄村スタンプラリー・アプリを経営学部・箕輪弘嗣准教授が作成しました。(現在は休止中)

ここをクリックで拡大。

このような地域との連携は2007年に設置した産学官連携センターが中心となって実施しており、それらを取りまとめた15周年誌がまもなく発刊される予定です。

2021年度 学位記授与式 

 

2022年3月22日、小雨が降る中、2021年度学位記授与式が挙行されました。

各学科の代表が学長から学位記の授与を受け、学業や課外活動で優秀な成績を修めた学生に賞状と記念品が贈られました。

学長からの式辞では、

「時が流れるとともに、社会も変化を遂げてきます。社会が変化を遂げるならば、そこにまた新たな人間的な努力を必要とすることは明らかです。諸君にはそれが可能であり、これからも諸君には自信をもって、これからの社会に大きく躍動していただいきたいと切に祈念申し上げます。

Apple創業者の一人である故Steve Jobs氏が、2005年にスタンフォード大学の卒業式で学生に贈った言葉を、諸君にお伝えします。

 “Stay hungry,Stay foolish.”

直訳すると、「空腹であれ、愚かであれ。」となってしまいますが、私はこの言葉を「自分を信じ、我が道を究めなさい」と理解しています。

そのためにはまず、健康でなければなりません。心も体も健康であって初めて、諸君の夢が実現できるのです。

“Stay hungry,Stay foolish.”

諸君のご健闘をお祈りし、お祝いの言葉といたします。」

との言葉がありました。

(壇上からの景色をご覧ください。マウス操作でスクロールします)

本日、学部生、大学院生あわせて406名が学び舎を離れました。

(式場で記念撮影をする卒業生の皆さん)

本日ご卒業の皆様、おめでとうございます!

〈経済学部通信〉日日是好日

今回は韓先生にご寄稿いただきました。


なんと、目覚まし時計のアラームを4段階全部聞き逃して、ようやく目が覚めた朝だった。

カーテンを開けたら、重そうに暗く垂れている空。いよいよ雪かと思ったら、雨!…

もうじき春節なのだ。極寒中の実家を大掃除やらごちそうやらの準備で忙しく駆け回っている母の姿が脳裏に思い浮かびつつ、熱いお茶を手にボウッと放心していた。

「ふるさとは遠きにありて思ふもの…」って、こういうことかぁ!

 

おっ!目に留まった。今日のカレンダーは何もない日!

やった、のんびりしていられるんだ!

小さな幸せを覚えた自分と、そんな自分がなぜか愛おしくて愛おしくて…

 

実は、この冬、一つ実践していることがあるのだ。

「家の中をつとめてハダシで動く」こと。

冷たい床から伝わってくる、その冴え冴えとした感触が、じょじょにじょじょにこの自分を芯から起こしてくれる。足のつま先から復活していく何とも言えない躍動と活力が身体の隅々まで行き渡り、今を確かに歩いている、その一瞬一瞬の実感というようなもの。ハマっている。

 

お茶の次は、太極拳だ。24式はワンセットで5分49秒―半熟卵がちょうどいい具合にゆで上がる時間―齧りたてだったけれども、日を追うごとにそれらしくなってきた。曲が終わったら、私は今日もまた新しい自分を手に入れた。

 

ふと、テレビから恵方巻のコマーシャルが流れてきた。世の中はいつも先を急いでいるのだ。

この記事が載った頃には五月人形の出番にでもなったのだろう。ついていけない魂がおいてきぼりにされそうで寂しくてならない。

 

とはいえ、人のこと、世のことはともあれ、せめて自分のことくらいは自分で決めて動きたいものだ。ゴールを目指すことだけに気を取られ、足元をおろそかにしてしまいたくはないのだ。

 

「歳月は人を待たず。」

明日の為に今日があるのではなく、今日はただ今日という唯一無二の存在としてそのひと呼吸ひと呼吸を意識しながら迎えたい。良かれ悪しかれ、二度とない一日だもん。

 

どうか、皆様にも「日日是好日」でありますよう。

(経済学部 韓)

 

寒さに咲く蠟梅―大学中庭

【経済学科の研究紹介】言われるとかえって嫌になる「心理的リアクタンス」の経済学的分析

「開けないで」と言われるとかえって開けたくなった.

「勉強しなさい」と言われるとかえってやる気がなくなった.

みなさんはこのような経験はないでしょうか.

他の人からある行動を指示されることによって,かえって逆の行動を選びたくなることを心理学では心理的リアクタンス (psychological reactance) という現象の一種として考えます.リアクタンスというのは「抵抗」を意味する言葉です.

心理学では脅かされた自由を取り戻そうと試みた結果,心理的リアクタンスが起きると説明しています (例えばBrehm, 1966).つまり,人は自分の行動は自分で自由に選びたいと考えており,自由が制限されそうになると,それに「抵抗」し,逆の行動を選ぶのです.

 

確かにこの理屈で上手く説明できるケースもあるかもしれません.しかし指示を受けたからと言って常に抵抗するわけではありません(万引きをするなと言われたからと言って万引きしたくなるわけではないでしょう)し,誰から指示されるかによって反応が変わることもあるでしょう(先生に言われると従うけど親に言われると抵抗したくなるなど).実際にはもっと複雑な条件が絡んでくるのではないか,というのが研究の出発点でした.

心理学の弁護をしておくと,心理学でも自由が制限されるといつでも心理的リアクタンスが発生すると言っているわけでは勿論ありません.とはいえ心理学での理論は言語による記述が中心であり,数理的な分析が要求される経済学にそのまま応用することがいずれにせよ難しいのも事実です.このような理由で心理的リアクタンスを経済学の立場から捉えなおせないか,という発想に至ったのです.

私が神戸大学の宮川栄一先生と行った研究 (Kumashiro and Miyagawa, 2017) では,上記の心理学で定説とされている説明から離れ.親や先生,上司のような「アドバイザー」と,子供や学生,部下のような「選択者」の間の駆け引きをゲーム理論を使って分析しました.ゲーム理論というのは人と人との対立関係や協調関係などを数学的に分析するためのツールです.

この研究の特徴は,選択者はアドバイザーからどのように見られているかに関心があることをモデルに取り入れた点です.自分で正しい判断ができるということをアドバイザーに見せつけたいという気持ちを持っているというイメージです.

いつでもアドバイザーに言われる通りに行動しているとまだ一人前ではないと見られるかもしれないので,アドバイザーの指示に反する行動をとる動機が生まれます.一方,いつでもアドバイザーに反した行動を取っていると,大した考えもないのにただ反発しているだけだとみなされるかもしれませんし,自分にも不利益な誤った行動を取りやすくなってしまいます.

この研究では,従ったほうが良いときには従い,ここぞというときには抵抗するといった行動プランを選択者が選ぶ,すなわち心理的リアクタンスが発生する条件を調べました.

まだ改善が必要な部分もありますが,この研究が進むことによって不要な抵抗によって誤った選択をさせないような動機づけの方法にヒントが得られると考えています.なお,この研究については一般向けの雑誌に解説記事を寄稿しています(熊代, 2020).

 

経済学と言うとお金の学問という印象が強いと思いますが,実はこのような「選択」に関わることは全て経済学の対象になります.私のゼミでは,一見あいまいな人の行動や心理を数学的に表現することで,身の回りや社会の出来事を厳密に,明確に捉えることができたら面白いかも,と思える人を特に歓迎します.興味のある人はぜひ岡山商科大学経済学部へお越しください.

(経済学科 熊代)

 

参考文献

J W Brehm, A theory of psychological reactance, New York: Academic Press, 1966.

Kumashiro and Miyagawa, Economic Analysis of Psychological Reactance, Discussion Paper No. 1712, Graduate School of Economics, Kobe University, 2017.

熊代和樹,禁止されるとしたくなる「リアクタンス」の経済学,週刊東洋経済,2020年3月28日号

【経済学科の研究紹介】東南アジアの歴史と経済発展

今回は教員の研究紹介ということで、私が何を研究しているのかについて簡単に話したいと思います。岡山商科大学経済学部の池田昌弘です。

私の研究分野はアジア経済史になります。現在は20世紀前半の東南アジア米貿易やベトナムの米生産・流通を対象としております。この時代の東南アジアは、ヨーロッパやアメリカにより植民地支配を受けていました。私が高校生だった頃、世界史の教科書では支配と現地の人々への抑圧のことが中心に書かれていたと記憶しております。

しかし経済的な側面を見てみると、貿易が急速に拡大し、ヒト・モノの交流が盛んになった時期でもあり、地域によっては一人当たりの所得水準が向上した時代でもあります。当時の経済中心地の写真を見てみると、意外にも大きな建物が並んでいることに驚かれる方もいらっしゃるかと思います(もしかしたらこのあたり、現在の教科書では記述されているかもしれませんね)。

 

写真1:1880年頃サイゴン(現ホーチミン市)のコンチネンタルホテル

[出典:https://www.historichotelsthenandnow.com/continentalsaigon.html

 

その中でも人々の生存に欠かせない米の流れを見ることで、当時の東南アジア(特にベトナム)経済がどのように発展(または停滞)したのかを明らかにすることが、私の研究テーマになります。ベトナムについて言うと、実はこのテーマは経済だけでなく反植民地運動にも密接に関わるため、当時の社会やジャーナリズム、さらには後々の独立戦争にも繋がるテーマになります。

現在の東南アジアは経済発展が著しい地域になります。経済の活発さはメディアを通じてもわかるのではないでしょうか。また、発展とともに日本との関係も非常に深くなってきています。コンビニではベトナム人の方々が対応する光景をよく見ますし、旅行ではバリ、セブ、プーケットといった有名なリゾート先を思い浮かべることができます。

ベトナムでも都市化が急速に進み、植民地時代の建物と併存して高層ビルがたくさん建設されています。

 

写真2:現在のコンチネンタルホテル(ホーチミン市中心地に立地)

[出典:写真1に同じ]

写真3:ホーチミン市の夜景

[出典:The voice of Vietnam(https://vovworld.vn/ja-JP)]

こうした人の移動や観光の賑わいは、関係性という意味において、我々と東南アジアの国々が経済的に近づいてきている様子を示しているのではないでしょうか。こうした「繋がり」を長期的な視点から見直すことで、現在の東南アジア諸国の社会経済がどのように形成されてきたのかを深く理解できればと考えています。

研究では歴史史料を読み込んだりデータを活用したりしていますが、こうした研究活動やその成果の一部は商大の講義からも垣間見ることができます。現在、私は研究と関連した下記の講義を担当しております。

「東南アジアの歴史と社会」、「アジア経済分析」、「開発政策」

 

漠然とアジアについてもっと知りたい、東南アジアってどのような地域なのだろう、と思った方がいらっしゃいましたら、ぜひ岡山商科大学へのオープンキャンパスに参加し、受験を検討していただけたらと思います。

また、今後は教員の研究紹介が定期的に更新されるかと思います。気になった分野やテーマが今後でてくるかもしれません。高校生や保護者の皆様には、今後とも長い目で我々のブログとお付き合いをしていただけますと幸いです。

(経済学部 池田)

働ける幸せ 「生涯現役促進プロジェクト」

経済学部の國光ゼミでは、「働ける幸せ」をテーマに生涯現役の啓発動画を作成しました。働くことによって社会に貢献し、社会からも必要とされる尊厳を守りたい。そんな思いで作成された動画です。

1月17日(月)から2週間、岡山駅南地下道で15秒の短編版を公開しています。3分の本編版は、下記リンクをクリックするとご覧になれます。

 本プロジェクトは、「令和3年度学生イノベーションチャレンジ推進プロジェクト」に参加しています。動画公開にあたっては、岡山市から助成を受けました。動画制作にご協力を頂きました出演者の皆様に、心から感謝申し上げます。

(経済学部 准教授 國光 類)