引退から再挑戦へ。1人で水泳部を立ち上げた学生の挑戦

(課外活動などで顕著な成績を収めた学生にインタビュー取材し、紹介いたします。)

法学部法学科・1年・野元咲葵さん(所属部活動:水泳部)

野元さん:「鹿児島から岡山商科大学に進学しました。警察官になりたくて、法学部の公務員コースが自分に合っていると思いました」

警察官志望の野元さんは、法学部公務員コースの充実度や就職率を評価し、岡山商科大学への進学を決めました。鹿児島県内には私立の法学系が少なく、国立大学は対策負荷が高いと感じたことも理由の一つ。岡山は生活環境が整っており、関西や東京方面にも行きやすい点を魅力に感じたと話します。

野元さん:「課題は溜めずにその日のうちに終わらせています。アルバイトも両立できていて、公務員試験の勉強も進めています」

大学では公務員試験に向けて学習を進めながら、金土日を中心にアルバイトも継続。学生コーチが多い職場のため、授業や試験に合わせて柔軟にシフト調整ができる環境が整っています。時間管理を工夫しながら、学業と仕事を両立している姿が印象的です。

野元さん:「高校で水泳を引退していましたが、また泳ぎたくなって練習を再開しました。週2〜3回、自分でメニューを組んで練習しています」

高校時代は鹿児島国体やインターハイに出場するほどの実力者。引退後はプールから離れていましたが、再び競技への意欲が湧き、自主練習を再開しました。短距離種目を中心に、筋力強化にも取り組みながら競技力を高めています。

野元さん:「大会に出るために、水泳部を急きょ立ち上げてもらいました。1人でも部を作ってもらえて、本当にありがたかったです」

第57回中国四国学生選手権水泳競技大会に出場するため、学生課や教員の協力で“1人部”として水泳部を設立。顧問任命やジャージ作成など、短期間での準備が整い、米子での大会に臨みました。台風の影響で移動が難しい状況でも、無事に会場へ到達し、広島に進学した鹿児島の知人との再会も励みになったと語ります。

野元さん:「50m自由形で3位でした。嬉しいけれど、インカレに届かなかったのは悔しいです。来年はもっと練習して記録を縮めたいです」

準備期間が短い中での3位入賞は大きな成果でしたが、インカレ出場基準の2位以内に届かず複雑な心境も。中四国は全国に比べてインカレへの道が開けている“穴場”と感じており、来季は練習量を増やし、記録短縮を目指す意欲を見せています。

野元さん:「部員を増やしてリレーを組みたいです。SNSや広報記事で仲間が増えてくれたら嬉しいです」

水泳部を本格的に活動させるため、仲間づくりにも意欲的。最低4人必要なリレー編成を目標に、学内外のつながりやSNS発信を活用して部員募集を進めたいと話します。他大学の学生スイマーとの連携や、スポーツクラブの選手練習への参加も視野に入れ、競技環境の質向上を図っています。

野元さん:「警察官になる夢も、水泳を続けたい気持ちも、どちらも諦めずに頑張りたいです」

学業・競技・アルバイトを両立しながら、夢に向かって努力を続ける野元さん。大学での挑戦を通じて、進路と競技の両方を前向きに進めています。

(広報室)

2025年度 学位記授与式が挙行されました。

2026年3月22日、岡山商科大学にて2025年度学位記授与式が挙行されました。春の穏やかな気候のもと、学部生390名、大学院修了生5名、留学生別科28名、短期留学生20名、合わせて443名が学び舎を巣立ちました。

式典に先立ち、体育館入口では学友会によるプリザーブドフラワーの配布が行われ、卒業生たちは受け取った花を手に、それぞれの学科の席に着席しました。

式典は、開式の辞、国歌吹奏に続き、学位記授与と賞状授与が行われました。学位記は学科ごとの代表者が壇上に上がり、学長より授与されました。賞状も同様に各分野の代表者が受け取りました。

式辞で、井尻昭夫学長は、これから社会へ踏み出す卒業生に向けて、多角的な視点を持つことの重要性を述べました。「マクロ的な大局からの視点、ミクロ的な生活レベルでの課題、そして時の流れ。この三つの視点から自分の立ち位置を考え、いきいきと活動してほしい」と語り、健康に留意しながら歩んでいくよう呼びかけました。

来賓祝辞では、日本政策投資銀行岡山事務所長の長澤健一氏が、地域の人口減少という課題に触れながら、若者の価値が高まっている現状について述べました。企業が採用したくても人材が確保できない状況が続く中、若者の意見を尊重しようとする動きが広がっており、閉塞感を打ち破る存在として期待されている、と話されました。また、若い時期にこそ苦労が必要であるとし、自身の経験を交えながら成長の機会を逃さないよう促されました。最後に、岡山で活躍することはもちろん、県外に出たとしても学生時代を過ごした地として岡山を応援してほしいと述べ、新たな道へ進む卒業生にエールを送られました。

在学生代表送辞では、経営学部経営学科3年の渡邉樹さんが登壇し、激動の時代に新たなスタートを切る卒業生へ向けて励ましの言葉を述べました。「新しい生活には期待と希望がある一方で困難も待ち受けているが、岡山商科大学で培った経験や知識が必ず役に立つ」と語り、一歩一歩未来へ進んでいくよう呼びかけました。

卒業生代表謝辞では、経済学部経済学科の庄島匠さんが、大学での学びが社会を多角的に捉える力を育み、将来の目標を明確にする契機となったことを振り返りました。複雑で答えの見えにくい課題に向き合い続けることができたのは、仲間の存在と教員の支えがあったからだと述べ、深い感謝の意を示しました。

式典が閉式した後、体育館内では学友会の学生が教員を撮影したスケッチブックリレーの上映が行われました。それぞれの学部で卒業生の指導にあたった教員が、スケッチブックに励ましの言葉や心に留めておいて欲しい言葉などを記し、はなむけの言葉を贈りました。上映が終わると学友会に対して自然と大きな拍手が沸き起こりました。

その後教室に移動し、各ゼミ単位で学位記の授与が行われました。お昼過ぎにかけてキャンパス構内では、学友会が準備した記念写真撮影スポットで多くの卒業生が仲間や家族と写真を撮影する様子がみられました。晴れやかな笑顔とともに、別れを惜しむ様子もあちこちで見受けられ、卒業の日ならではの光景が広がりました。

こうして、2025年度学位記授与式は厳粛かつ温かな雰囲気の中で幕を閉じました。卒業生たちは岡山商科大学での学びと経験を胸に、それぞれの新たな道へと歩み始めていきました。

留学生対象!合同企業説明会バスツアー in 神戸を開催しました。

8月1日(金)、日本国内での就職を目指す留学生を対象に、神戸市の「神戸サンボーホール」で開催された企業合同説明会へのバスツアーを実施しました。

当日は、本学の留学生13名が早朝にバスで神戸へ向かい、日帰りで参加しました。会場には25社の企業ブースが設置され、留学生たちは熱心に説明に耳を傾けていました。また、別会場では企業による個別面接ブースも設けられており、履歴書を持参すればその場で面接を受けることも可能でした。

現在、4年生は就職活動の真っ最中ですが、3年生はこれから就活準備がスタートします。キャリアセンターでは、今後も多様な就職支援プログラムを通じて、留学生の就職活動を全力でサポートしてまいります。

令和7年度 岡山商科大学 入学宣誓式を開催しました

春の温かな日差しに包まれた令和7年4月3日(木)、岡山商科大学では入学宣誓式が行われました。

当日、新入生の皆さんはまず、11号館に設えられた受付手続きを行いました。3月に竣工したばかりの新校舎のラウンジでは、ゆったりとした空間の中、早くに到着された学生とその保護者が開式までの時間、くつろぐ様子が見られました。会場である体育館の入り口前では、入学宣誓式の看板の前で記念撮影をする姿が多く見られ、晴れやかな表情が印象的でした。また、学友会の皆さんが準備したカラフルなバルーンアーチが入り口を飾り、式典に一層の彩りを添えていました。

式典は開式の辞に続き、学長より入学許可が正式に宣言されました。その後、学長からの式辞では、主体的な学びの大切さと人間関係の形成や社会性を身に付けるために部活動に参加することの薦めが語られました。

また、来賓としてご出席いただいた岡山大学の那須保友学長からは、自身もファンクラブに加入しているミュージシャン・AIさんの楽曲『みんながみんな英雄2024』の歌詞が紹介され「あれこれ考えずにとにかく一歩踏み出す、行動を起こすこと。そうすると徐々に進むべき道が見えてきます。難しい問題を解きながら進むと、自分が本当にやりたいことが見えてきます。」という力強いメッセージが述べられました。

さらに、本学と包括協定を締結する瀬戸内市の武久顕也市長からもご挨拶をいただきました。市長は自身の薔薇栽培の趣味を交え、「様々な花の芽がある。色々な芽がある中で、どの芽が伸びるか、どの方向に伸ばすかを決めていく。皆さんも大学生活の4年間で様々な芽を咲かせてほしい」と、新入生たちに向けて温かな激励の言葉を送られました。

在学生歓迎の言葉では、経営学部経営学科3年・畝山知大さんが「大学生活では、高校でできなかったことに挑戦し、新しい自分を見つけましょう。経験はすべてスキルアップにつながります」と新入生へエールを送りました。

入学生を代表して、経営学部商学科1年尾関杏さんが、学生として、その本分を尽くすことを誓う、との力強い宣誓がありました。

新たな環境での挑戦が始まった新入生の皆さん。これからの大学生活が素晴らしいものとなることを願ってやみません。

学位記授与式を挙行しました。

 3月22日、澄み渡る青空の下、本学の卒業式が中庭を舞台に厳かに執り行われました。今年は学部生411名、大学院生8名、合計419名の卒業生が新たな一歩を踏み出しました。春の陽光を浴びながら、卒業生やそのご家族、教職員が一堂に会し、キャンパスには温かな笑顔と感動が広がりました。中庭の桜のつぼみも春の訪れを感じさせるようにふくらみ始め、門出を彩る美しい風景となりました。

 式典は開式の辞で幕を開け、厳粛な雰囲気の中、国歌吹奏が行われました。その後、卒業生たちがそれぞれの学びを象徴する学位記を受け取りました。学位記授与では、各学科の代表が壇上に上がり、学長から直接手渡される場面が印象的でした。また、優れた成果を修めた学生には賞状が授与され、その努力と功績が称えられました。

 続いて行われた学長の式辞では、「忍耐し、努力せよ、個性を磨き、我が道を行く」という先代理事長の励ましの言葉が紹介されました。この言葉は、卒業生たちがこれからの人生において、勇気をあたえる言葉として心に留めておくべき重要な教えとして伝えられました。また、健康に気を配ることの大切さも語られ、卒業生たちへの愛情と期待が感じられる温かいメッセージが贈られました。

 来賓を代表して、一般社団法人岡山経済同友会の梶谷俊介代表幹事よりご挨拶をいただきました。ユネスコの学習権に基づく考え方として、「読み書きや問い続ける権利」、「深く考え、想像し、創造する権利」、「歴史を紡ぐ権利」「教育の手だてを得る権利」、「個人的・集団的力量を発達させる権利」が紹介され、特に、困難に直面したときには個人だけでなく他者と協力することの重要性についても説かれました。卒業生たちにはこの言葉が新たな視点を与えるものとなったことでしょう。

 また、学生を代表して法学部法学科の友松杏美さんが謝辞を述べられました。在学中に得た多くの経験を糧に、社会の一員としての責任感を胸に、目標に向かって精進し続けるという力強い決意が語られました。その真摯な言葉は、多くの参加者の心を打ち、式典の印象的な一幕となりました。

 閉式の辞の後には、学友会によるスケッチブックリレーの動画が上映され、教職員から卒業生へのメッセージとお祝いの言葉が紹介されました。また、学友会は式場から退場する卒業生たちを花吹雪で祝福し、Pフラワーの贈呈やフォトスポットの設置など、思い出づくりに大きく貢献しました。卒業生たちはそれぞれの思いを胸に、友人や家族とともに特別なひとときを過ごしました。

 

  

 

 419名の卒業生の皆さん、ご卒業誠におめでとうございます。それぞれの新たな旅立ちが輝かしいものでありますよう、心からお祈り申し上げます。学び舎で培った知識と経験が、これからの未来を切り拓く力となることを願っています。

岡山県合同企業説明会が開催されました。

3月3日(月)ジップアリーナ岡山において岡山県合同企業説明会が開催されました。これは大学コンソーシアム岡山が主催となり、県内の18大学が選んだ優良企業160社がブース形式で会社説明や募集案内をするものです。本学からも多くの就活生が参加し、本学キャリアセンターも会場にブースを開設して、来場した学生たちの相談に乗りながら情報収集をお手伝いしました。各企業の人事担当者の中には、本学のOB・OGの方も多く来場されており、すっかり社会人らしくなって活躍する卒業生たちを見ることができて嬉しく思いました。本学の学生も、将来、先輩のようにしっかり活躍する社会人になって欲しいです。

就活開始!学外合同企業説明会バスツアーを開催(大阪市)

3月に入り、2026年3月卒業予定者を対象とした採用活動が解禁となりました。

3月2日(日)、岡山商科大学では県外就職を目指す学生に対して、大阪市のインテックス大阪で行われた企業合同説明会への参加ツアーを実施しました。早朝からバスに乗り込み、大阪まで日帰りです。会場では、約600社の企業が3つの展示会場に分かれて説明ブースを設置し、学生たちは各ブースを巡り、の情報を仕入れていました。

今後、岡山県を初めとして様々な場所で、このような企業合同説明会が実施されます。キャリアセンターでは、説明会会場に大学ブースを設けて学生の相談に乗るなど、様々な学生支援活動を行っていきます。

ローターアクト お寿司の会

岡山商科大学では、学生によるロータアクトクラブ(RAC)の立ち上げを目指して、準備を進めています。その準備活動のキックオフと活動のPRを兼ねて、お寿司つくりの会を実施しました。当日は、岡山駅前商店街の「すし亀」様にお越し頂き、寿司の巻き方指導を受けながら、多くの学生と教職員がお寿司つくりに挑戦しました。

最初は簡単そうに見えましたが、実際やってみると中々これが難しく、綺麗に巻くことができません。手にご飯をたくさん付けて、悪戦苦闘して皆で楽しみました。自分が作ったお寿司は、とってもおいしかったです!活動には、多くの留学生の方々も参加し、日本文化の一端を感じてもらえたと思います。大学では、このような「友達つくり」を大切にする活動を継続して、楽しい学生生活を支えています。

【備考】ロータアクトクラブ(RAC)とは、世界的な団体であるロータリークラブの支援を受けて、青少年が社会奉仕を通じて親睦を深める活動です。

(ローターアクトクラブ顧問:経営学部経営学科教授 門脇一彦)

コープ産直こめたまごと生協牛乳の「たまーじゅ」

経営学部商学科の西春奈ゼミでは、生活協同組合おかやまコープ「おかやまコープ再建50周年企画」の一環として、玉野市にある老舗菓子司のなかや宗義さんのご協力により、おかやまコープのPB商品(プライベートブランド;小売業者の自主企画商品)を共同開発しました。
この企画は、2024年5月上旬に始まり、商学科でマーケティングを専攻する学生が商品開発の会議を隔週で行い、商品化に至る過程と企業の意思決定を学びながらの取り組みとなりました。

具体的には、学生はマーケティング&商品企画の実践として,①商品コンセプト、②製品仕様(味や食感)、③商品名、④パッケージデザイン、⑤価格、⑥食用シーン(時間帯や場所、飲み物)の提案を行い、商品紹介リーフレット作成まで行いました。

そして完成したのが「コープ産直こめたまごと生協牛乳の『たまーじゅ』」です。

「たまーじゅ」は、おかやまコープで人気の産直商品「コープ産直こめたまご」と「生協牛乳」を使用したなめらかな口どけが特徴のお饅頭です。商品名の由来は、融合を意味する「マリアージュ」から。おかやまコープ各店舗(コープ総社東を除く)の菓子コーナー等で2024年8月2日から販売を開始し、価格は税込み127円です。

発売後の9月28日に開催されたコープフェスタ2024では会場に訪れた皆様に商品を紹介し認知度を高める、といった活動も行いました。

11月14日には、RSK山陽放送の「ライブ5時いまドキッ!」のコーナー「集まれ!おかやまコープ広場」へ学生3名がおかやまコープのご担当者と出演し、「たまーじゅ」の紹介を行いました。

リハーサルでは、学生は緊張した面持ちでしたが、おかやまコープの担当者に励ましてもらいながら、本番ではアドリブも効かせるなど、無事にたまーじゅの紹介をすることができました!

放送はこちら(RSK岡山放送)からご覧いただけます。

(産学官連携センター)

「いつまでも「変わらない」ために 自ら変わり続ける、老舗の覚悟」 株式会社むさし取締役社長 浮田収氏講演

 2024年10月24日(木)4限、781教室にて同窓会主催・学会共催で講演会を行いました。講演者は商学部産業経営学科第11期生の浮田収氏(株式会社むさし代表取締役社長)です。学生、教職員、同窓生が200名程度講演会に参加しました。

 テンポのいい広島弁で、大学を卒業してから今までの浮田氏の来し方を語ってくださいました。カープの選手に愛される若鶏むすびの弁当、コロナ禍の厳しい時期を乗り越えた販売促進努力など、さまざまな話題の中でひときわ印象深かったのは、県外への出店計画についての浮田氏のお父さま、先代社長のお話でした。

 県外に出店計画を進めていた時、味の管理がちゃんとできるのかという問題に行き当たったそうです。最終的にご自分の判断で出店の取りやめを決めて、それを先代の社長に伝えたとき、失敗させて学ばせようとしてくれていたことに気づいたのだそうです。失敗を通して学ばせる、失敗させて成長させるとは、親から子への、上司から部下への期待と厳しさと愛情を感じる逸話です。

 最後に学生を前に呼んで、一人には椅子を体につけて持つように、もう一人には椅子を体から話して持つように指示されました(写真右上)。手を伸ばして体から離して重い椅子をずっと持つのは大変です。これは浮田氏の人間関係についてのたとえで、離れた人とうまくやっていくのは難しいということを目に見える形で示してくださいました。

 岡山商科大学同窓会では卒業生の方をお招きして講演会を毎年行っています。卒業生の活躍を知ることで、在学生が将来について考えるヒントとなればうれしいです。

(岡山商科大学学会 松浦)