一般公募制推薦入試(後期)出願受付中!

現在、一般公募制推薦入試 後期日程の出願を受付中です!

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【一般公募制推薦入試 後期日程】<併願>

・出願期間 :11月29日(月)~12月7日(火)

・試  験  日: 12月18日(土)

・試験会場:岡山(本学)

・合格発表:12月24日(金)

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詳細は、入試ガイド学生募集要項でご確認ください。

Web出願ページはこちらです。
https://www.osu.ac.jp/admissions/web/

なお、出願書類や他試験の日程等は下記URLをご覧ください。

岡山商科大学:学部入試情報
https://www.osu.ac.jp/admissions/faculty/

皆さまの出願をお待ちしております 😀

<お問合せ・お申込みはこちらへ>
岡山商科大学入試課 電話:086-256-6656 メール:nyusi@po.osu.ac.jp
〒700-8601 岡山市北区津島京町2丁目10-1

★ラインでのお問合せも可能です。

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〈経済学部通信〉経済学と自然科学

今回は佐藤先生にご執筆いただきました。


 「岡山商科大学・経済学部生の皆さん」および「大学の経済学部へ進学しようと考えている高校生のみなさん」にお聞きします・・・皆さんは、『経済学部は文系学部だから、大学へ入学したら、もう二度と自然科学関係の勉強をしなくて良くなるから・・ホッとする』・・・と考えていないでしょうか?

このような考え方は、「正しい発想」でしょうか?

解答は・・・本文の最後に記載

解答の理由

 皆さんは「オランダ」と言えば、どの様な風景が頭に浮かぶでしょうか?

オランダ旅行のパンフレットを想像された方は、パンフレット表紙に掲載されている『風車や花咲く風景』を想像されたのではないでしょうか? 

 ところで・・・「あの風車」・・・何をするために存在しているのでしょう? 

かつての日本では、水車の回転する力を利用して穀物を製粉していました。当然、オランダの風車も、風の力による風車の回転力を利用して、製粉にも利用されていました。しかし、かつては、オランダにおける【風車利用の重要目的】は、地下水を海へ放出することだったのです(現在は、電動モーター利用)。

 「オランダでは、国土の約25%は海面より低い位置にある」・・・ということは、中学や高校の社会科の授業で勉強されたものと思います。つまり、オランダでは、何もしないままでいると、海水が地上へ湧き出てきて、現在は陸地となっている地域の25%は、海面下に沈んでしまう・・・ということです。

 そこで、かつては、海面より海抜の低い地域では、風車を利用して地下水を海へ排水することにより陸地を確保していたのです(現在は、電動モーターにより排水)。

 さらに、国土の25%は、かつて海底に存在していたため、海藻類が堆積した【ピート土壌】と言われる「軟弱地盤」によって形成されています。この軟弱地盤、普通の建築方法で「家や工場」等を建設すると、数年で、建物が地中へ埋没してしまいます。その様な事態の発生を防ぐには、シートパネルといわれる建築材料を、地下の固い地層にまで到達させ、その上に建物を建設するのです。つまり、日本で生活している我々が、通常に建設しているよりも遙かに高額な費用を支出しなければ、工場や家の建設は出来ないのです。 もっとシビアーな言い方をすれば、同じ工場を日本で建設する場合とオランダで建設する場合とでは、工場の建設費用が格段に違うわけです。日本と同じ製品を生産するのであれば、オランダで生産する場合には、日本で生産するより相当割高な生産コスト負担を覚悟しなければならず、オランダの企業は、その条件を前提として、日本の企業と競争しなければならないわけです。

 企業間競争においては、単に、工場内での生産コスト競争だけでなく、企業が立地している自然条件(土壌条件や気象条件:物流コストにも影響します)等も考慮して、企業戦略を立案する必要があります。

 つまり、経済学を勉強するためには、ある程度の自然科学に関する知見や知識・発想法などを身につけておくことが大切です。

 経済学部に入学された皆さん(および、高校生の皆さん)・・・自然科学に関係する一般的・基本的な知識や情報に関しては、常に関心を持ち、勉強し、これらを活用しながら、経済問題を考える習慣を身につけてください。将来、必ず役立つと思います。

なので・・・冒頭の質問の答えは・・・私の考えでは・・・「正しくない」・・となります。

オランダの風車の風景については、下記アドレスを参照

https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&fr=wsr_is&p=%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%20%E9%A2%A8%E8%BB%8A#17978916baa7a6aec692f4691ec28e55

(経済学部・佐藤豊信)

専門能力推薦入試A(一般型)と一般公募制推薦入試の出願受付中

現在、専門能力推薦入試A(一般型)と一般公募制推薦入試の出願を受付中です!

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【専門能力推薦入試A(一般型)前期】<専願>

・出願期間 :11月1日(月)~11月10日(水)

・試  験  日: 11月27日(土)

・試験会場:岡山(本学)

・合格発表:12月3日(金)

 

【一般公募制推薦入試 前期A・B日程】<併願>

・出願期間 :11月1日(月)~11月16日(火)

・試  験  日: A日程11月27日(土)、B日程11月28日(日)

・試験会場:岡山(本学)、大阪、鳥取、松江、広島、福山、徳島、高松、松山、高知、小倉

・合格発表:12月3日(金)

※A日程とB日程を併願し、同時出願した場合は1回分の検定料で受験できます。

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詳細は、入試ガイド学生募集要項でご確認ください。

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https://www.osu.ac.jp/admissions/web/

なお、出願書類や他試験の日程等は下記URLをご覧ください。

岡山商科大学:学部入試情報
https://www.osu.ac.jp/admissions/faculty/

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岡山商科大学入試課 電話:086-256-6656 メール:nyusi@po.osu.ac.jp
〒700-8601 岡山市北区津島京町2丁目10-1

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〈経済学部通信〉パソコンが見ていた風景

今回は佐井先生にご寄稿いただきました.


私の研究室にはパソコンが6台あります。

先日,そのうちの1台が動かなくなってしまいました。メインのパソコンとして毎日使っていた,お気に入りのデスクトップパソコンです。購入してまだ4年しかたっておらず,6台の中では比較的新しいパソコンでした。

 

3週間ほど前から起動時の動きが遅くなり,そのうちアプリケーションソフトの動作にも影響が出始めました。

ネットで対処法を検索して様々試してみましたが,症状が改善しないどころか,再起動にも1時間近くかかるようになってしまいました。最後の手段の再インストールに望みを託しましたが,願いもむなしく,ついに起動すらしなくなりました。おそらく基板などのハード面の故障ではないかと思います。

やむを得ず,同等の機種を手配したところで,数日後には到着する予定です。

 

(左奥が故障したパソコン)

 

初めはあっけなく故障するものだなと思いましたが,動かなくなったそのパソコンを眺めていて,このパソコンはどのような風景を見てきたのだろう,と想像するようになりました。思えば,ずいぶん過酷な仕事をさせていたようです。

 

昨年度から今年度にかけて,岡山商科大学でもオンライン授業の期間がありました。対面授業に戻ったときでも,オンラインでしか授業を受けられない学生のために教材を作る必要がありました。そのような時期に活躍していたのがこのパソコンです。数十本のYouTube用のビデオ撮影や,Zoomでのオンライン授業でかなり酷使しました。

受講していた学生たちがビデオを通して視ていた私の姿は,このパソコンが見ていた風景だったわけです。

 

(オンライン授業のビデオの一場面)

 

それだけではありません。

そもそも研究室に6台もパソコンがあることを不思議に思う人がいるかもしれません。このうち2台は授業などに持参するためのモバイルパソコンですが,デスクトップパソコンを何台も揃えているのは,自分の研究で,数値計算をするために複数台同時に使うことがあるからです。

 

計算の内容は,「複数の制約条件の下で最尤推定値を探索的に求める」というものですが,地図に例えると,複雑な地形のある地域の中で最も高い地点を見つけることに似ています。

長い時間をかけて,1歩ずつ標高が高い方向に歩いて行くことになります。

その計算を最も頑張っていたのがこのパソコンでした。計算を任せて授業に出かけても,愚痴も言わず黙々と計算を続けていました。冷却ファンが回りっぱなしだったことが思い出されます。

 

初めは廃棄処分を考えましたが,そのようなことを思い出すにつれ,申し訳ない気持ちもわいてきました。新しいパソコンが到着してセットアップが完了したら,修理に出そうかと考えています。

リフレッシュした姿を見れば少し感激するかも,と一人で考えていますが,パソコン自身はどう思っているのか分かりません。

 

待っているのは今まで以上に過酷な計算の日々かもしれませんので。

 

(経済学部 佐井)

〈経済学部通信特別号〉ロジカル・プレゼンテーション大会を開催しました

去る10月17日,商大祭が開催された日の午前中に経済学部独自のイベントとして「ロジカル・プレゼンテーション大会」を開催しました。

経済学部ではこれまでにも学年ごとにゼミ対抗のプレゼンテーション大会を実施してきましたが、今回のロジカル・プレゼンテーション大会は今までのものとは一味違います。

何が違うかというと、チームはゼミや学年の垣根を越えて、さらに発表テーマや資料は当日割り振られるのです。自分で作ったプレゼン資料ではないので、まずはその写真やグラフが何を表すかを考えなければいけません。そしてそれらの資料をどのように並べて説明すれば伝えたいことが伝わるプレゼンテーションになるかを工夫する必要があります。自分たちで考え、議論することが発表が成功するためのカギになるのです。

(日曜日の午前中でしたが多くの学生が集まりました)

当日は1・2年生の志願者約30名が集まり、8チームの対抗戦となりました。チームのメンバーはほとんどが初対面の相手です。普段は内気な学生が多いですが、この日は自己紹介から各チーム盛り上がりを見せていました。過疎化や新型コロナなどの時事的な話題から岡山の魅力などの身近なものまで、様々なテーマについてチームごとに活発な議論を交わし、準備を進められていました。

(与えられたテーマについて活発な議論が行われていました)

いよいよ発表本番。準備時間は長くはありませんでしたが、強調したい部分を指し示したり、追加の情報をリアルタイムで書き込んで投影するなど、チームごとに工夫が見られました。

(発表の風景)

各チームの発表に対しては経済学部の教員が評価を行い、順位をつけました。どのチームも今日初めて顔を合わせたとは思えないチームワークと発表のクオリティだったので教員間でも評価はかなり分かれましたが、優勝は堀越さんたちのチーム、準優勝は金君たちのチーム(留学生チーム!)でした。

(表彰式の様子)

ロジカル・プレゼンテーション大会は今年度初の試みであり、開催に向けた打ち合わせの段階でも教員からは「上手くいくかわからない」という声もありました。しかし蓋を開けてみれば「失敗か成功かで言うと大成功(佐井経済学部長 談)」のイベントになり、商大生のポテンシャルの高さを感じました。新型コロナのため大学生らしいイベントをあまり経験してこなかった世代の学生たちが、一回りも二回りも成長することができた一日になったように思います。

(終了後は頑張った学生に岡山・日生名物のカキオコが配られました)

〈経済学部通信〉歩歩是道場

今回は韓先生にご寄稿いただきました.


 気づいたら、キャンパスの中庭を囲んでいる桜の葉が、すでに色づき始め、そして爽やかな風が吹いたら、ひらひらと舞い落ちてくる。もうこんな時節なのかと心にしみながら、海の彼方の母のこと、友のこと、そしてこの「わたし」のことをふと想う。

 ここは病院の待合室。ずっと避けてきたところだったが、やはり引っかかってしまった。来るべきは来るということか。ここまで来たら逆に安堵した気持もなくはない。
ここもやはり静かだなあと、周りを見て感じた。実家だったら、病院でもいつも人があふれており、付き添いは必ず誰か、しかも何人かいるのが普通なのだ。けれど、ここでは老若を問わず誰もがおひとり、そして、この「わたし」も。
 「おひとり様は、何よりもまずは健康第一!」と
先ほどからずっと脳裏をこだまして消えない。
……
しかし、どうだろう。家族がいるにしろ、この体と心を持っているのは間違いなくこの「わたし」なのだ。ある意味では究極の「自己責任」とも言えよう。診察の結果も気がかりだが、これを機にこの「わたし」にもう少し丁寧に寄り添っていこうと意を決した。ここを出たら焼肉に行こう、と思ったら、

「カンさん、カンウントウさんー」
おっ、来たっ!
あれっ、「サマ」じゃないんだぁと内心思いながら、
では、秋が深まりつつある中、皆様にもご自愛のほど。

秋に染まっていく中庭

秋に染まっていく中庭

 

(経済学部 韓)

 

〈経済学部通信〉「生涯現役」で地域貢献

今回は國光先生にご寄稿いただきました。


 経済学部の國光ゼミ(3年)では、「自ら考え、適切に行動する能力」を養成することを目的に、課題解決型学習(Project-Based Learning)を実施しています。学生が自ら課題を設定し、教室外でのフィールドワークを通じた資料の収集と、調査対象への提言を目指しています。2018年度は少子化対策に取り組む津山市(岡山県)を、2019・2020年度は高齢者の社会参加を調べるため瀬戸内市(岡山県)で調査しました。

津山市のイベント「雛めぐり」(2019)

津山市のイベント「雛めぐり」(2019

 2021年度は「高齢者の雇用機会の確保と生涯現役の啓発」をテーマに、岡山市が主催する【学生イノベーションチャレンジ推進プロジェクト】に参加します。本プロジェクトは、大学生が企業や地域・NPO等と協働して、若者ならではの柔軟なアイデアの提案・実践によって地域課題の解決や地域活性化を図る事業です。國光ゼミは、西大寺公共職業安定所等と連携し、高齢者が働きやすい企業の「見える化」に挑戦します。

 コロナ禍においては活動に制約こそありますが、地域づくりの次代を担う人材の育成に向けて、今後も地域の課題に取り組んでいきたいと思います。

教室での活動風景(2021)

教室での活動風景(2021

(経済学部 國光)

〈経済学部通信〉お金の話: 「知っている・知らない」で大きく変わる?

今回は井尻先生にご寄稿いただきました。


現在(2021年8月30日時点)、大手銀行の定期預金の金利は0.002%程度、金利の高いネット銀行についても0.02%程度となります。もう少しわかりやすく述べますと、100万円を1年間預けますと大手銀行の場合は20円の利息、ネット銀行の場合は200円の利息となるわけです(厳密にはここから更に税金等が差し引かれます)。一方でコンビニのATMで1度、お金を引き下ろした場合、手数料として100~200円程度かかります。

このような低金利下において、銀行に預けているだけではなかなかお金は増えません(安全資産として預金保険制度の範囲内で銀行に預けることは重要です)。そのため、岡山商科大学では学生皆さんが将来にわたって今後の資産をどのように形成していくか、それを考える一助となるために金融諸団体より外部講師をお招きして、「金融リテラシー講座(基礎編)」と「金融リテラシー講座(応用編)」を開講しております。詳細については下記URLより、ぜひシラバス(講義内容を記したもの)をご確認いただけたらと思います。

 

〈金融リテラシー講座(基礎編)〉

https://syllabus.osu.ac.jp/perl/web/syllabus.pl?&mode=detail&Lecture_id=58835&gakka=

 

〈金融リテラシー講座(応用編)〉

https://syllabus.osu.ac.jp/perl/web/syllabus.pl?&mode=detail&Lecture_id=58952&gakka=

2020年度「金融リテラシー講座(応用編)」の講義風景」  2020年度「金融リテラシー講座(応用編)」の講義風景」

(2020年度「金融リテラシー講座(応用編)」の講義風景」)

 

資産形成を考える上で、「知らなくて選択肢に入らない」よりは、「知っていた上で選択する・しない」という判断を自身の責任の下で、行うことができるということが重要であるかと思います。

(経済学部 井尻)

〈経済学部通信〉ある教員の夏季休業期間の生活

今回は池田先生にご寄稿いただきました。


 皆さん,特に学生の中には,前期と後期の間(夏季休業期間)に教員は何をしているのか疑問に思ったことがある方がいらっしゃるかもしれません。大学生の休み期間は実習やインターン,集中講義などを除けば年間で3か月程度あるのが一般的かと思います。ではこの期間,教員も学生の休みに合わせて同程度の休日を過ごしているのでしょうか?

 

 

私も学生の時ふと疑問に思ったことがありましたが,もちろん答えはNoです。

学内の仕事(学務と呼んでおきます)と個人の研究で,多くの教員は割と忙しい生活を送っています。以下では私の夏季休業期間を簡単に振り返ることで,教員の生活の一端を皆さんに知っていただけたらと思います。なお,学務につきましては最小限の記述に留めておりますので,実際には色んな細かい仕事もしております。

 

 

今年の私の夏季休業中の研究は,“The Sixth Biennial Conference of East Asian Environmental History (EAEH 2021)”という学会の発表準備に多くの時間が費やされました(URLはhttp://www.aeaeh.org/eaeh2021.htm)。

 

 

7月上旬に学会から発表の草稿を提出するようにとの通知を受けると,前期の試験や成績との仕事を行う傍らで原稿を作成しなければならなくなりました。締め切りは8月上旬。日本の大学の多くでは教員が一番忙しい時です。(なお,アメリカでは9月に新学期スタートが多く比較的時間に余裕があるため,この時期が締め切りに設定されやすいという事情もあります。)

なんとか期日までに原稿をし終えると,ここから学会発表への準備に入ります。今回の発表は他の先生との共同研究でしたので,発表用のパワーポイント(PPT)作成をしつつ発表へのミーティングも適宜行いました。

 

 

また,この時期から後期の講義資料作成を開始します。1科目につき15講分がありますので,意外と地道に長い時間をかけなければならないのです。

 

 

このようにしばらくは研究と学務を並行していましたが,8月下旬にコロナウィルスのワクチン接種(2回目)がやってきました。ここで副反応があったため,数日の静養をとることになります。

 

 

PPT作成がある程度仕上がったのは,8月末です。「めっちゃかかるやん!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが,学会発表には厳格な時間制限があり,原稿と同じくこちらも何度も推敲を重ねなければなりません。また,その他の仕事もあるなかではこれだけに集中する訳にもいかず,気づいたら日数が経ってしまいました。

 

多くの場合,研究者は制限時間内にどうやって発表を収めようかに四苦八苦します(大体時間が少ない)。今回の私の発表も,一度できたPPTでは発表に20分かかってしまい,持ち時間8分内にどのように圧縮しようか頭を悩ませました。特に日本語以外の発表の場合,自分の言いたいことが正確に伝わるのか,という問題もでてきます(単純に語学力の欠如かも!?)。

 

 

これとは別に,8月から統計データをExcelに打ち込むという作業も進めていました。私が研究で利用するデータはほとんどが第二次世界大戦以前のもので,統計の記述のされ方も多様なためひとつひとつ念入りにExcel入力しなくてはいけません。意外と時間がかかるため,講義の無い休業期間にしておく必要があります。

 

 

さて,9月に入るといよいよ発表本番に向けた練習です。内容が上手く整理されているか,相手に伝わるような説明ができているか,など確認事項をひとさらいします。また,オンラインでの発表が標準となっている昨今では,アニメーションの使い方も対面とは違った工夫が必要になります。何度か変更を加え,前日まで入念に確認作業を行いました。

 

 

さて,本番ですが,残念ながら学会の規則上Zoomの録画撮影などは禁止されており,どのような様子だったのか視覚を通じてお伝えすることはできません。

感想だけを記しておきますが,オンライン学会での発表は対面とは異なり,多くの先生がいるプレッシャーを感じることはさほどありませんでした。一方で機材のトラブルや画面共有,音声確認など別の心配が本番までつきまといます。改めて,オンラインの可能性を感じつつもパソコンに弱い人には大変な社会が到来したことを実感しました。

 

 

発表自体は無事(?)に終わったわけですが,9月に入り講義資料の作成が滞っていました。そのため,翌日から慌てて作成を再開することとなります。といってもこの時点で9月10日前後。後期開始の5日前です。結局,後期の講義資料は後半一部を学期内に仕上げることとなり,夏季休業期間を終えることとなりました。

 

 

以上,簡単に私の夏季休業期間の生活を振り返ってみました。書くと非常にあっさりとした内容ですが,1日1日時間が足りないのを実感したのはかなり久しぶりでした。それだけに,充実していたといえばそうなのかもしれません。

 

 

後期が始まった今,上記のような生活は当然しばらくおあずけになります。

後期は初回から対面授業を行うことができております。この環境をありがたく思いながら,また日々の生活を大事に過ごしていけたらと思っています。

(経済学部 池田)

〈経済学部通信〉現在の音階へと受け継がれたピュタゴラス音律

今回は石原先生にご寄稿いただきました.


紀元前500年頃に活躍したピュタゴラスは数学者・哲学者ですが、音楽の世界でも有名人なのです。

ある日、鍛冶屋の前を通りかかった彼は「キンコンカンコン」心地よい響きを聞いて、ふたつの音の振動数に注目します。
心地よい響き(協和音程)はふたつの音の振動数が、単純な整数比である事を発見したのです。

Pythagoras

弦の長さでみると、8度(オクターブ)は2:1となり5度(ド・ソ)は3:2そして4度(ド・ファ)は4:3です。
この3つの音程は心地よく響く音程です。この心地よい響きから完全5度を繰り返してみます。
ド5度⇒ソ、ソ5度⇒レ、レ5度⇒ラ、ラ5度⇒ミ、のように繰り返していくと音階に含まれるすべての音が作られます。

Scale
 (○注:レ♭=ド♯)

このようにしてできた音階を「ピュタゴラス音律」と呼んでいます。このようにして音階は紀元前500年頃に誕生したのです。

しかし、音楽の進化とともに音階は少しずつ変化していきます。
11世紀頃までの音楽はモノフォニー(1つの旋律)でしたが、しだいにポリフォニー(多声音楽)になっていきます。
ポリフォニーの音楽になってくるとピュタゴラス音律では3度(ド・ミ)や6度(ド・ラ)の音程が美しく響きません。そこで、15世紀後半ピュタゴラス音律を基に3度、6度も美しく響く音律『純正調』が完成します。(4度、5度はピュタゴラス音律のままです。)
美しい和音を生み出した純正調ですが、すべての和音が美しく響くわけではありません。
音楽が複雑になり転調が多用され1曲の中で何度も転調が繰り返されるような楽曲が増えてくると新しい音階が必要になってきます。
ピュタゴラス以来理想であった単純な整数比の理想を捨てた究極の音律が17世紀に登場するのです。
1オクターブを12等分しすべて均一の周波数比で構成された『平均律』です。
平均律は、ピュタゴラスの音律以来約2000年後に確立され、どのような転調にも対応でき作曲家の多様な要求に応えうる音律ですが、ピアノが一般家庭に普及し始めた19世紀になって広く使われるようになります。
現在では平均律が一般的ですが、オーケストラや吹奏樂で使われる弦楽器や管楽器は音程の微調整ができるので3度、4度、5度、6度などのハーモニーでは美しく響く純正調で演奏し、平均律で調律されたピアノと一緒に演奏するときなどは平均律に合わせるなど微妙に音を調整しているのです。
(経済学部 石原)

イラスト出典:

  • 「西洋音楽史」100エピソード 久保田慶一著 
  • 「音楽の科学」岩宮眞一郎著