そろそろ今年度のゼミも終わり

最近、ネット上での誹謗中傷が問題になっています。

刑法には侮辱罪という犯罪がありますが、刑法は明治時代、およそ110年くらい前に出来た法律です。当然ネット上での言葉のやりとりがこんな深刻な問題を生じさせることは、制定当時全く想定されていなかったことでしょう。侮辱罪の予定する刑罰は、「拘留又は科料」。拘留は1日以上30日未満刑事施設に拘置されるという刑罰で、科料は、罰金の軽いバージョンというべきもので、千円以上1万円未満です。現在の深刻な被害からすると、その刑罰は軽すぎるのではないか、と指摘されており、刑の引き上げに関する議論もなされています。

ただ、憲法上保障される表現の自由との兼ね合いもありますし、刑罰を引き上げさえすればいいというシンプルな話でもないようにも思われます。

学生さんたちにとっても関心の高いテーマであるようで、是非このテーマで勉強したいと複数の学生さんから希望がありました。ちょうどいいタイミングで、

雑誌でこんな特集も組まれましたので、「じゃあ、みんなでこれを読んで勉強しよう」ということで、先日のゼミではこの内容で報告してもらいました。

 

ちょっと1回では終わりませんね。就活も忙しくなってくるけど、次年度も引き続き勉強していきましょう。

【経済学科の研究紹介】東南アジアの歴史と経済発展

今回は教員の研究紹介ということで、私が何を研究しているのかについて簡単に話したいと思います。岡山商科大学経済学部の池田昌弘です。

私の研究分野はアジア経済史になります。現在は20世紀前半の東南アジア米貿易やベトナムの米生産・流通を対象としております。この時代の東南アジアは、ヨーロッパやアメリカにより植民地支配を受けていました。私が高校生だった頃、世界史の教科書では支配と現地の人々への抑圧のことが中心に書かれていたと記憶しております。

しかし経済的な側面を見てみると、貿易が急速に拡大し、ヒト・モノの交流が盛んになった時期でもあり、地域によっては一人当たりの所得水準が向上した時代でもあります。当時の経済中心地の写真を見てみると、意外にも大きな建物が並んでいることに驚かれる方もいらっしゃるかと思います(もしかしたらこのあたり、現在の教科書では記述されているかもしれませんね)。

 

写真1:1880年頃サイゴン(現ホーチミン市)のコンチネンタルホテル

[出典:https://www.historichotelsthenandnow.com/continentalsaigon.html

 

その中でも人々の生存に欠かせない米の流れを見ることで、当時の東南アジア(特にベトナム)経済がどのように発展(または停滞)したのかを明らかにすることが、私の研究テーマになります。ベトナムについて言うと、実はこのテーマは経済だけでなく反植民地運動にも密接に関わるため、当時の社会やジャーナリズム、さらには後々の独立戦争にも繋がるテーマになります。

現在の東南アジアは経済発展が著しい地域になります。経済の活発さはメディアを通じてもわかるのではないでしょうか。また、発展とともに日本との関係も非常に深くなってきています。コンビニではベトナム人の方々が対応する光景をよく見ますし、旅行ではバリ、セブ、プーケットといった有名なリゾート先を思い浮かべることができます。

ベトナムでも都市化が急速に進み、植民地時代の建物と併存して高層ビルがたくさん建設されています。

 

写真2:現在のコンチネンタルホテル(ホーチミン市中心地に立地)

[出典:写真1に同じ]

写真3:ホーチミン市の夜景

[出典:The voice of Vietnam(https://vovworld.vn/ja-JP)]

こうした人の移動や観光の賑わいは、関係性という意味において、我々と東南アジアの国々が経済的に近づいてきている様子を示しているのではないでしょうか。こうした「繋がり」を長期的な視点から見直すことで、現在の東南アジア諸国の社会経済がどのように形成されてきたのかを深く理解できればと考えています。

研究では歴史史料を読み込んだりデータを活用したりしていますが、こうした研究活動やその成果の一部は商大の講義からも垣間見ることができます。現在、私は研究と関連した下記の講義を担当しております。

「東南アジアの歴史と社会」、「アジア経済分析」、「開発政策」

 

漠然とアジアについてもっと知りたい、東南アジアってどのような地域なのだろう、と思った方がいらっしゃいましたら、ぜひ岡山商科大学へのオープンキャンパスに参加し、受験を検討していただけたらと思います。

また、今後は教員の研究紹介が定期的に更新されるかと思います。気になった分野やテーマが今後でてくるかもしれません。高校生や保護者の皆様には、今後とも長い目で我々のブログとお付き合いをしていただけますと幸いです。

(経済学部 池田)

ディベートをやってみよう

筆者の2年生ゼミ(専門が分かれる前の基礎演習)では、後期にディベートをしています。

ディベートのお題もゼミ生が希望を出し、みんなで決めます。毎年、ご時世を反映したお題が出てきますし、学生自身が関心を持つテーマなので学生も熱心に準備をしてきてくれますので、筆者としても毎回楽しみというか、面白いなと思ってみています。学生達は図書館やオンラインデータベース、ネットで様々な資料を収集し、それに基づいて主張と根拠づけを考えて、打ち合わせをし、ゼミに臨みます。

この日のお題は「オンライン授業是か非か」「在日外国人に参政権を認めるべきか」の二本立てでした。

オンライン授業に関しては、通信環境やコストにかかわる問題、質問のしやすさや教員からのレスポンスの早さ、繰り返しの視聴が可能か、友達を作り深い人間関係を構築することが難しいこと、長時間のパソコン使用を強いられる健康被害の問題などが言及され、実体験に則した根拠付けが多く、みんな入学間もない頃からよく頑張ったなとしみじみさせられました。反面、「教員も数百人が受講する授業を複数コマ持っていたら、あっという間にメール数百件たまっちゃうのよ」とか、「手がかかる小学生の子ども二人と配偶者が24時間在宅して、家事子育てしながらオンライン授業作って、〆切り迫る中論文書くのはそりゃ大変だったのよ(←筆者のことです)」とか、一昨年の教員側の混乱や苦労もいろいろと思い出されました。

本学はしかし、東京や関西の大学に比べるとだいぶ早期に対面に戻した講義も多かったですし、学内のWi-Fi整備も進み、学生も教員もオンラインに慣れてきた感があります。オンラインのいい面・悪い面、対面のいい面・悪い面について、学生も教員もよくわかってきたのではないでしょうか。オンライン授業と対面授業の在り方については、今後も広く議論される(されていかなければならない)テーマなのではないかと、個人的に考えています。

参政権のお題も、地方自治体のデータや外国のケースなど具体的な例をあげた主張が展開され、大変盛り上がりました。

【経営学科の研究紹介】公認会計士 vs 税理士

 「国際会計論」、「連結会計論」、「会計監査論」、「簿記論」などの科目を担当している経営学部経営学科の陶です。私の研究課題の1つである「会計基準」はやや堅苦しくて難しい感じがします。

 本日はもう1つの研究課題である「会計実務」について、皆さんには比較的馴染みのある会計系の職業について紹介します。一度は聞いたことがあると思いますが、日本における会計関連の職業には「公認会計士」と「税理士」があります。どちらも専門職で人気があります。しかし、どちらの職業も難関の試験に合格しなければその職業に就くことができません。

 以下では受験資格や試験科目、資格取得、そして仕事の内容について、両者を比較してみましょう。
(下線を引いたところは大学生の皆さんにとってはメリットがある部分)

 

公認会計士 vs 税理士

項目 公認会計士 税理士
主な受験資格の概要(高校生や大学生の皆さんに関係があるもののみ) 年齢・学歴などの制限はなし ・日商簿記検定試験1級合格者、全経簿記能力検定試験上級合格者
・大学3年生以上で一定の成績を得ていれば、上記の試験に合格していなくても税理士試験を受験することができる。
試験科目 短答式試験に合格後、論文式試験を受けられる。
・短答式試験は4科目、論文式試験の科目は必須の4科目に選択科目1科目を加えた計5科目。
*短答試験は一度に全ての科目を合格する必要がある。論文試験には科目合格の制度がある(科目合格は2年間のみ有効)
一定の条件を満たす場合(会計専門職大学院での学位取得など)、一部の試験が免除される制度がある。
11科目から5科目を選択。科目単位で合格を認定する「科目合格制」が導入されているため、必ずしも一度に5科目を合格する必要はない。
一定の条件を満たす場合(大学院での学位取得など)一部の試験が免除される制度がある。
資格取得 試験合格後2年以上業務補助を行い、一定期間(基本3年)の実務補習(補習期間中に計10回の考査を受かる必要がある)を受けて、修了考査(5科目計12時間)に合格する必要がある。 試験に合格する以外に、関連する分野での2年以上の実務経験が必要。実務経験は試験合格前でも認められるため、試験勉強中に実務経験を積むこともできる。
独占業務

・監査業務
企業が作成した財務諸表が適正であるかどうかを、第三者の立場から評価する業務

公認会計士は、大きく分けて、財務諸表監査・内部統制監査・コンサルティング(MAS)・IFRS(国際財務報告基準)関連業務を担っている。
*ここでは私の研究課題である「会計基準」との関係が深い。

・税務代理
納税者の代わりに税務署等への申告・申請を行い、税務調査に立ち会い、納税者の代わりに税務調査の対応を行ったりする業務
・税務書類の作成
税務署に提出する届出書を納税者に代わって作成したり、提出したりする業務
・税務相談
税金の計算や必要な手続きといった、税務の相談に応じる業務

 

 いかがでしょう。どちらの試験も大変かもしれませんが、前述のように仕事の内容は魅力的ですし、令和元年に厚生労働省が行った「賃金構造基本統計調査」をもとに計算した公認会計士及び税理士の平均年収は683万5,500円で、日本の産業全体の平均年収500万6,900円に比べると大きく上回っています。この2点を考えると頑張って受けてみる価値があると思います。

 また、たとえ将来的には公認会計士や税理士の定型業務である簡単な仕訳・入力作業、記帳代行、税金計算などの記録や計算の業務をAIが行うようになったとしても、経営コンサルタント、アドバイザリー業務、税務相談などの、専門的な知識を使ってそれぞれのケースに応じた解決策を考え、判断する必要がある業務(非定型業務)はやはり人間が行う必要があるので、すぐにAIに代替される可能性は低いと思います。

 興味のある方はぜひ「簿記論」から会計分野の勉強を始め、少しずつ会計と税務の世界に入ってみて下さい。

(経営学科 陶)

 

岡山市産業観光局 観光部 プロモーション・MICE推進課を訪問しました (ゼミ活動報告)

12月9日、宍戸ゼミ(基礎演習)は岡山市役所本庁舎を訪問し、岡山市プロモーション・MICE推進課の職員さんに、施設をご案内いただき、活動内容についていろいろと質問させていただきました。

まず初めに自己紹介をさせていただいて・・・

続いて、岡山市役所の部署や施設についてご説明いただきました。

駅の天井から掛けている男性

中程度の精度で自動的に生成された説明

 ゼミ生が説明を聞いている様子。

人, 立つ, 民衆, グループ が含まれている画像

自動的に生成された説明

空港のロビーにいる人たち

自動的に生成された説明

こちらは市民ホールにて第20回 おかやまリサイクル工作コンクール 入賞作品の展示です。

屋内, テーブル, 座る, 部屋 が含まれている画像

自動的に生成された説明

施設見学の後に、現在岡山市が抱える観光地の問題や、今後岡山市が企画しているイベントなどについて、質問させていただきました。

 実際に現在使われているパンフレットなども見せていただき、担当者様の丁寧なご説明で県外から来たゼミ生も納得している様子でした。

  テキスト, 手紙

自動的に生成された説明

様々な統計結果を基に活動をされていること等、大学生活だけでは知りえない情報について学ぶことができました。貴重な体験をさせていただきました。

また岡山市役所職員になったときにどのような仕事を担うのか、やりがいについても教えていただきました。

 今回、岡山市プロモーション・MICE推進課の皆様には、コロナ禍であり、また年末のお忙しいところであるにも関わらず、とても丁寧にご対応いただき、本当にありがとうございました。

(法学部2年:山本・柏木)

 

 

【経営学科の研究紹介】「モノづくり」の知的生産性革新とコンセプト創出

 経営学部の門脇一彦です。経営学には製造業の「モノづくり」を考える、技術経営(MOT:Management Of Technology)と呼ばれる研究領域があります。モノづくりは、「研究・製品設計・工程設計・調達・品質管理・製造」といった複数のステップが、様々な組織と構成員の協働で実践されますが、活動を如何に効率的に短期間で進め、最大の成果を生み出すかを考えるのがMOTの研究です。製造業(工場)は技術人材(理系)が頑張っている印象が強いですが、実際は多くの経営学を習得した人たちが活動の中心で活躍しています。

 私たちが普段の生活でお世話になる食品や家電といった商品は、「顧客満足を高める価値つくり」の作業によって考えられ、その考えが物質(原材料)に転写されて具現化され効果を発揮してくれます。工場のモノづくりの最上流が、「商品コンセプトつくり」という、顧客に与える価値を考える作業で、私たち経営学の力が発揮される領域です。

 1年生の教養演習活動(ゼミ)では、「商品コンセプトつくり」を体験的に実施して、次年度以降の学修活動の参考と、コミュニケーション能力の育成を図っています。

 活動はゼミ生が2チームに分かれ、6ステップで毎週少しずつコンセプトを練り上げ、そして検証活動をおこない、最後は発表会で双方の活動を評価します。彼らの活動を見ると、一番最初のコンセプト案の「小さな切っ掛け」を探すことに非常に苦労していました。ゼロの状態から何かを生み出すことの苦しさは、これまでの学生生活ではあまり経験していないことですが、大学生から以降は、自分で発想して「真っ白なキャンパスに自分で絵を描く能力」がとても重要になりますので、良い経験になったと思います。

 商品コンセプトのお題は、学生生活をアップデートする楽しい商品を考えることです。目標が非常に曖昧で手段の自由度も広いために、最初は頭を抱えて悩んでいましたが、切っ掛けを見出した後は、チーム内で「ワイワイガヤガヤ」と会話が進み、とても楽しく活動を進めています。

 チーム毎に自分たちの好きな方法で議論を進め、それを磨き挙げています。彼らにお願いしたのは「全員参加」で、誰一人黙って傍観するメンバーを作らず、全員の協働によってゴールすることをお願いしていましたが、心配を払拭し一度動き出すと全員一丸となって議論し、それぞれの個性が色々な形でにじみ出ていました。


 Googleフォームを活用した質問票も完成して、現在、家族や友人にアンケートを取る活動を実施中です。経営学では、社会調査(定量)やフィールドワーク(定性)は重要な活動で、その入門をこの活動で体験して、今後の学修の基礎固めになればとおもいます。

(経営学科 門脇)

【研究実績】
・「製品開発プロセスにおけるICTを活用した生産性向上」
・「業務改革の実践を阻害するコンフリクトの発生要因と解決」
・「技術人材の育成とナレッジマネジメント」
・「医療サービスマネジメント向上を支援するICT活用」

 

安富牧場を訪問しました(ゼミ活動報告)

12月11日に宍戸ゼミ(研究演習3年)では、安富牧場を訪問しました。

先日、中国四国農政局で学んだことも踏まえて、農業に関する制度・政策について学習しました。

今回は、法令が現場でどのように活かされているのかに着目し、家畜排泄物の利用方法・悪臭対策について主として質問させていただきました。

排泄物は木くずを混ぜて堆肥化させ、農家に販売することや土地還元(土に還す)に利用されていることを知りました。また、悪臭対策として、牛には水道水を与えないと伺いました。水道水にはカルキが入っているため、排泄物が臭くなるそうです。

見学では搾乳ロボットが活躍する姿を見ることができ、貴重な経験をさせていただきました。

安富牧場の皆様にはコロナ禍の最中であるにも関わらず訪問を受け入れて下さり、またたくさんの質問にもお答えいただきましてありがとうございました。

(法学部3年:井本・平野)

 

【法学部の研究紹介】刑事政策:どうしたら特殊詐欺を防げるか

法学部の白井諭先生に刑事政策の研究についてご寄稿いただきました。

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 既に発生した犯罪を厳正に取り締まることは、社会の秩序を維持するために必要なことです。しかし、社会の人々が安心して過ごせるようにするためには、犯罪が起きないようにするための予防策を講じることが必要であるともいえます。

 犯罪を未然に防止する方策として、まず、社会の一人ひとりが犯罪に遭わないように気をつけるということが挙げられます。例えば、近年とくに問題となっている特殊詐欺(振り込め詐欺など)を防ぐための方策として、「だまされないようにする」ことが強調されているように見受けられます。しかし他方では、加害者の側は「自分は絶対に被害を受けない」と決めてかかっている被害者の側の心の隙間を突いて巧妙に金銭を巻き上げているという旨が指摘されています。とりわけ「特殊詐欺にだまされないようにしなければならない」という意識が地域社会のなかで徹底されている風潮の下では、「身のまわりでだまされないようにする必要性が強くいわれているにもかかわらず、だまされてしまった」ことに対して自分や他人を責めることになりはしないか、懸念されてなりません。

 私が担当する「刑事政策」の授業でも、特殊詐欺を防止する方策について「被害者が気を付けるしかない」とか「知らない番号の電話に出ない」「簡単にお金を振り込まない」といった被害者個人の意識のほか、家族や地域社会のつながり(「地域で協力し、高齢者の見守りを行う」「家族でのルールを作る」など)や銀行の窓口やATMなどでの水際対策(「銀行の窓口やATMなどでの対処の強化などを強める」など)の重要性が指摘されています。実際に、特殊詐欺をめぐっては、迷惑電話防止機能を有する機器の普及を促進すること、金融機関で一定期間以上にわたってATMでの振り込み実績がない高齢者のATM利用限度額を制限するなど、犯罪の実行やそれによる被害を事前に食い止められるような環境を整備することも行われています。特殊詐欺を防止する方策を検討するに当たっては、個人の意識に訴えるだけでなく、さまざまな方面から予防策を張りめぐらすことが重要であるといえるでしょう。

 法を学ぶことは、条文を覚えることだけにとどまりません。法のルールを通じて、社会の望ましい姿を思い描いていくことも法学の重要な目的のひとつです。社会に幅広く関心を持ち、「どのような社会に住みたいか」を考えることができるのであれば、法学は決して難しくありません。社会に幅広く貢献したいという希望を持った皆さんに会えることを心待ちにしています。

(法学部・白井 諭)

 

弁護士による講演会を実施しました

 11月30日(火)の4時限目に弁護士の先生方をお招きして講演会を開催しました。これは、法科大学院への進学を志望する学生を増やして法曹人口のすそ野を広げることを目的とした岡山弁護士会のPR活動として開催しているものです。昨年度は新型コロナウイルスの影響で開催することができませんでしたが、今年度は(感染防止に配慮しながらも)例年どおり対面で実施することができました。

今回は丹澤明主実氏(岡山弁護士会)と安彦俊哉氏(岡山弁護士会)をお迎えして、弁護士業務の魅力ややりがいを語っていただきました。

 まず、丹澤氏からは、弁護士業務の魅力についてお話がありました。そこでは、法律上の紛争に介入できるのは弁護士だけであり、弁護士は法律の条文を示して紛争の解決を図っているということが語られました。また、丹澤氏からは弁護士になる方法についても説明があり、司法試験は年々受かりやすいものになっていると指摘されました。

 また、安彦氏からは、弁護士のやりがいについてお話がありました。そこでは、弁護士のやりがいとして、①人に感謝される職業であること、②弁護士のスケジュールは基本的に自由で、柔軟に決めることができること、③医師と同様、弁護士にも専門・注力分野があり、自分で仕事を選ぶことができること、④それなりに報酬を得ることができることが挙げられました。

 

 今回は法学部の教員・学生35名が講演会に出席しました。学生からは「今回の講演を聞いて弁護士という仕事がいかに大変なのか理解することができました」「今回の講演会で弁護士になるとさまざまなメリットがあることを学べて、自分に新しい選択肢ができてよかったです」「弁護士の人がどういう立場なのか、法律をどのように使うのかといったことが知れたので、これから、法学部での勉強に役立てたいと思いました」などといった感想が寄せられました。

(法学部・白井 諭)

学術講演会「子どもの貧困と人的資本政策」を開催します

岡山商科大学学会 学術講演会開催

演題:「子どもの貧困と人的資本政策」

講師:佐野晋平 神戸大学大学院経済研究科准教授

日時:2021年12月14日(火)4限(15:00~16:30)

場所:オンライン(ZOOM)+地域交流談話室(岡山商科大学学生会館2F)

 12月14日(火)に岡山商科大学学会主催の学術講演会を開催いたします。毎年各学科が持ち回りで企画しておりますが、今年度は経済学科が担当します。日本でも問題となっている子供の貧困について、統計によって問題がどのように把握できるか、また、貧困問題解決に向けて経済学ではどのような議論がなされているか紹介します。最後に、児童手当を例に、政策の効果を検証した研究を紹介します。

詳しくは以下のチラシをご覧ください。

・主会場として地域交流談話室を設けておりますが、コロナ禍の中、3密を避けるため、ZOOMを用いたオンラインでもご参加いただけます。

・個人で参加ご希望の方は、チラシ右下のQRコードからお申し込みください。

・ゼミ単位、授業単位で参加する場合には、ゼミ担当者または授業担当者が申し込みますので、学生個人の申し込みは不要です。

・ご不明の点がございましたら、岡山商科大学産学官連携センターへお問い合わせください。