1/17慶應MCC夕学講座

会場準備や運営をお手伝いしてくれている学生スタッフによる感想です。

「人を動かす『仕掛学』」
大阪大学大学院経済学研究科 教授 松村 真宏 氏

今日の夕学は人を動かす「仕掛学」と題して大阪大学大学院経済研究科教授の松村真宏さんのお話でした。松村先生はもともと工学系の出身で人工知能の研究を中心にされていました。しかし、人工知能には今まで起こってきた現象についてはデータを分析し、未来を予測することができますが、過去に起こっていない新しいものは予測できないと思われ人工知能の限界に気付かれました。そこで動物園で見つけた筒を覗き込んだことによって仕掛けに興味を持ち研究していったそうです。

仕掛けとは行動の選択肢を増やすものと言われていました。なくても別に誰も困らないのだが、いつもの行動という一つの選択肢しかなかったものが、仕掛けによってもう一つの行動を生み出すことが出来るものです。仕掛けの事例の中で興味をもったことは音のでるゴミ箱です。このゴミ箱があることによって道にゴミが落ちていても何もしないという行動を行っていた人たちが、面白いと思うようになりゴミを拾って捨てるようになったというものです。他にもトイレでの仕掛けや募金箱の仕掛け、スリッパの仕掛けなど様々ありとてもワクワクしました。

私はもともと人を動かす手法に興味を持っており、「仕掛学」はその中で行動を強制しないということがポイントであると感じました。興味を持ってくれた人の選択肢を増やすものが仕掛けであると私の中で解釈しました。この仕掛けを日々の生活、そしてアルバイトなどの現場でどういかすことができるかを考えました。一つ浮かんできたことはアルバイトの時に販売している撥水スプレーのサンプルを使用してもらうときの布を変えるということです。今も水をかければもちろんはじくために面白く、行ってくれる方はいますがその面白さは水をかける行動をしてもらわなければわかりません。かけるという行動を選択してもらえるように例えばアニメキャラクターで水に濡れたら弱ってしまう「アンパンマン」のようなデザインにすることでかけてみたいと思ってくれる人が増えるのではないかと考えました。

これから仕掛学や行動デザインというものはブームになっていくと思います。それは人工知能、ロボットなどの進歩によって人間は単純で考えることの少ない仕事はなくなっていくからです。ただ行動するのではなく考えて行動、考えながら行動という習慣を身に着けていきたいとおもいました。

 

感想担当:おのっち
主に夕学講座準備から運営のお手伝い。
にこやかな笑顔とナイスな機転で協働してくれる頼もしい学生です。
商学科(FPコース)3年生

12/15慶應MCC夕学講座

会場準備や運営をお手伝いしてくれている学生スタッフによる感想です。

「社員をとことん大事にする経営~黒字経営を継続するためのマネジメント~」

株式会社日本レーザー 代表取締役社長 近藤 宣之 氏

ブラック企業という言葉が耳に馴染んでしまっている現在の日本で、社員を「とことん」大事にするとはどういうことなのかをお話しいただきました。私は、それがどう黒字経営につながるのかを考えることが出来ました。

会社の4要素である「人・モノ・カネ・情報」は同等ではないとお話されました。
かつての日本の雇用形態の一つである終身雇用ですが、近藤先生の会社は、終身雇用のはるか上をいく方法で社員を大事にしていました。それは、生涯雇用です。定年まで、ではなく定年しても元気に働きたいという社員の希望を受け入れているのです。働き盛りのように営業先を回ることはなくても、豊富な経験を活かして、会社に貢献することが出来ます。さらには、病気の治療のために働けない社員は、休暇・欠勤ではなく在宅勤務扱いになるのです。癌闘病中の社員にも給与・賞与が支払われます。このように雇用が守られているので不安がありません。会社が費用を全負担するパーティーに家族で参加することもできるそうです。

次に社員の能力評価はTOEIC、IT/PC、態度能力で、それぞれが5段階で評価され、これが基礎能力手当として、全社員の給与に加算されます。TOEICは得点に応じて、IT/PCはタイピングの早さを基準に、効率の高さで評価されます。態度能力は、笑顔がよく対人が良いかや、仕事への対応能力で仕事の頼まれやすさを評価します。業績はもちろん、このような会社への貢献度が評価され、手当となり本給に加算されます。逆に評価が悪く手当が減っても、その過程があり、本人も納得している事なので、不満はなく辞職する人はいないそうです。

社員に意見を言われた時も、ムッとするのは3秒だけでまず初めにありがとう、と言われるそうです。安心して社長にも意見を言える風通しのよさが、社内の雰囲気を良くし、順調な経営が出来るのです。

日頃から会社に大切にされているという実感があることと、自分の行動、成績を真っ当に評価してもらえるという信頼があるから、社員は会社に貢献できるのだとお話されました。経営者が社員を大切にすることで社員も会社を大切に想い、会社のためにと貢献してくれもらえることが黒字経営のカギとなっていたことを学ぶことが出来ました。私は、社員と会社の関係をみて、何事においても信頼は大切だと改めて感じました。

 

感想担当:あっすー
主に夕学講座準備から運営のお手伝い。
ムードメーカーで、協働していると周囲が明るくなる学生です。
経営学科1年生

スキー・スノボー実習

1月30日から2月2日まで、鳥取県のだいせんホワイトリゾートにて、スキー・スノボー実習が実施されました。19名の学生が参加し、それぞれの学生のレベルにあった指導を受けました。学生の呑み込みは早く、みるみる上達していきました。難しいコースにも挑戦し、自信をつけていきました。技術習得はもちろん、自然との関わりや集団生活を学んだことは、学生達にとって充実した実習であったと思います。

担当 菊川 顕

12/6慶應MCC夕学講座

会場準備や運営をお手伝いしてくれている学生スタッフによる感想です。

「ストライプインターナショナルのイノベーション」

株式会社ストライプインターナショナル
代表取締役社長兼CEO 石川  康晴 氏

今回の夕学はストライプインターナショナルのイノベーションと題して、岡山県出身で「earth music&ecology」などのブランドを展開している、株式会社ストライプインターナショナルの代表取締役社長兼CEOの石川康晴さんのお話でした。今回のお話のテーマは、「路線転換」というものであり、路線転換をして成功体験に頼ることなくチャレンジしていくことで、企業は継続してより良い組織になるということでした。

ストライプインターナショナルでは3年から5年に一度のペースで大きな路線転換をしてきたそうです。広告の媒体をファッション誌からテレビCMに変えることから始まり、ブラック企業からホワイト企業にするための労働環境の転換、小型店舗出店から大型店舗出店への転換があります。さらにアパレル企業からライフスタイル事業への転換でファッションだけでなく、健康分野へも参入、メーカーからプラットフォームへの転換では、今までの服の「所有」からレンタルできる服も提供する「共有」のようなビジネスの展開まで行っているそうです。そして最後に今までの成功体験や考えを変えるために社名の転換もしたそうです。

今回のお話を聴いてまず、ビジネスに必要なことは当たり前のことを壊して、新しい当たり前を創ることが大切ということを改めて感じました。ビジネスの本などを読むとこのようなことは当然のように書いてあります。しかし、実例がなく頭で理論を分かっていても実際に想像することが難しかったです。今回のお話の中にあった6つの路線転換の事例を知ることによって、思考が柔らかくなり柔軟な発想がうまれそうな気がしています。

次に気になったお話は、労働環境の転換のなかででてきた、時間を縦軸にとり、利益を横軸にとって、行っている業務はそれぞれどこに入るのかを考えさせ、時間が多くかかっているのに対して利益が少ない業務をやめさせるということをしてきたそうです。これは企業の効率性を上げるだけでなく、個人レベルでも使うことが出来ると思いました。例えばスマホでゲームをすることは、どれだけ時間を使い将来どれだけ利益を生み出すのかを考えれば必要な行動でないことはわかります。しかし、短期的に見れば楽しいので利益があると思い行動してしまうことは他にも様々あるので、自分の行動はどのような将来どのような影響を及ぼすのかを考えながら生活していきたいと思いました。

 

感想担当:おのっち
主に夕学講座準備から運営のお手伝い。
にこやかな笑顔とナイスな機転で協働してくれる頼もしい学生です。
商学科(FPコース)3年生

 

11/28慶應MCC夕学講座

会場準備や運営をお手伝いしてくれている学生スタッフによる感想です。

「イノベーターたちの日本史:近代日本の創造的対応」

法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授、
一橋大学イノベーション研究センター特任教授、
日本元気塾塾長 米倉 誠一郎 氏

今回の夕学は、日本史に残るクリエイティブな偉人のお話とともに、クリエイティブとは何かについて考えることが出来ました。

米倉先生のお話で面白いと思ったことがいくつかあります。一つは「ブジャデ」についてです。デジャブは、始めてきた場所でも依然来たことがあるような感覚を言いますが、ブジャデとは既に知っている事や見慣れたものを違った見方をするということをいいます。新しいことを生み出すためには、この考え方やものの見方は重要だと思いました。既成概念などを一新させるということはなかなかに難易度の高いことに感じます。デジャブを反対から読んでブジャデという親近感のある言葉に置き換えられたら意識することも身近になり、新たなことを見つけられると思いました。

日本の科学の発展に寄与した日本理科学研究所の所長を務めた大河内正敏が行った方策を一つの例としてお話されました。所属する研究者が全員自分より年上だったことで方策に悩んだ末、やりたいと思った研究はとことん研究してもらい、必要な設備があれば、すぐに購入し、しかも日本国内で最も高品質なものを導入したそうです。こうすることで研究者の士気は高まり、たくさんの論文が完成しました。私はこのやり方が、前回の投資の本質の話と結びつき、さらに将来教育現場に立ったとき、個人的な教育理念の参考になると思いました。遠い未来のためにエネルギーを投資していたのです。

今日、クリエイティブな発想が求められる時代で、子どもたちにクリエイティブを要求するだけではなく、自らが柔軟な教育をしていかなければならないと思いました。ブジャデすることを忘れず、様々な視点から物事を見直したいです。そして、生徒や子どもがやってみたいと興味を持ったことにはとことん応援してあげられる教師になりたいと思いました。

 

感想担当:あっすー
主に夕学講座準備から運営のお手伝い。
ムードメーカーで、協働していると周囲が明るくなる学生です。
経営学科1年生

犯罪被害者支援講演会「思いやりで社会を変える。飲酒運転ゼロを目指して!」③

この講演会が開かれることになったのは、本学の学生が、1年前に山本さんの講演会を聴講したことがきっかけでした。山本さんの講演に心の底から感動したその学生は、

「商大でも是非この人の講演会をしたい!みんなに聴いてもらいたい!」

「大学生だけではなくて、もっと若い、中学生とかにも聴いてもらいたい!」

 

と考えて、実行に向けて動きはじめました。本学で犯罪被害者支援サークル「つぼみ」を結成し、教員(筆者)や職員も巻き込み、岡山県警や地域の方にも協力をお願いして、岡山市から事業採択を受けて資金を獲得し、実現に向けて走り回りました。

 

筆者はなかばこの学生を中心とする「つぼみ」のメンバー達に引きずられるように、この講演会の開催に関わってきました。

 

なかなか思い通りにことが運ばなくて、学生達は泣きたくなるようなことも何度かありましたが、いろんな人の励ましやご協力をいただきました。彼・彼女らの活動は全く利他的な動機からスタートしたものですが、そうした経験は彼・彼女らの財産になったのではないかと思います。彼・彼女達の頑張りで、少しでも犯罪被害者支援が発展するといいなと思います。

 

16日は、他大学で活動している学生さん達も、本学に来てくれました。

 

11/22慶應MCC夕学講座

会場準備や運営をお手伝いしてくれている学生スタッフによる感想です。

「仕事人生のリセットボタン:長期間労働時代をいかに完走するか?」
東京大学大学総合教育研究センター 准教授 中原 淳 氏
為末 大 氏

今日は東京大学大学総合教育研究センター准教授の中原淳先生と3度オリンピックに出場し、男子400メートルハードルの日本記録を持っている為末大さんのお話でした。為末大さんは、アスリートはいつまでも自分で競技を続けていくことが身体的に難しくいずれかは別のキャリアを選択しなければなりません。このことは長生きが進んできており、100歳を超える人が当たり前のように出ている日本のビジネスパーソンにも必要ではないかというお話でした。

中原先生は、今までの時代はよい大学に入ることによって、よい就職、よい人生、そしてよき老後へと単線のエスカレーターの形で上がっていっていました。しかし長生きをして仕事する期間が長くなると未来の予測が難しくなり、立ち止まり考え直し新しいエスカレーターに乗り換えなければ仕事人生を完走することができないということです。

今回、為末さんのお話の中にでてきた自分のキャリアを考え直すツールである自分年表というものに興味を持ちました。自分年表にはあの時何があり、そこから何が得られたのかを記入していくものです。ここに自分の気分やモチベーションの上げ下げなどを追加するとどんな人生を送ってきたのかが分かりやすくなり便利になると思います。高校を卒業する日に進路担当してくれていた先生に「人生は平たんだと面白くない、山あり谷ありの折れ線グラフのような人生の方が楽しい」といった言葉をかけられたのを覚えています。今私の人生を振り返ると、小さな山や谷はあったと思いますが、大きな山や谷はないと思います。それはおそらくチャレンジしてきてなかったからです。自分年表は過去を振り返るだけでなく、未来を創っていくものです。少し自分年表を書き起こしたことによって、これからどういった人生を送っていくのかを考えるきっかけになりました。

 

感想担当:おのっち
主に夕学講座準備から運営のお手伝い。
にこやかな笑顔とナイスな機転で協働してくれる頼もしい学生です。
商学科(FPコース)3年生

11/21慶應MCC夕学講座

会場準備や運営をお手伝いしてくれている学生スタッフによる感想です。

「投資の本質~人の可能性に投資する~」
レオス・キャピタルワークス株式会社
代表取締役社長・最高投資責任者 藤野 英人 氏

今回は、投資の本質とはどういうものかについてお話しいただきました。投資に対する漠然としたイメージがはっきりし、投資の新たな見解を得ることができました。

日本人は働くことが嫌いかもしれない、と藤野先生はお話されました。就労している18~19歳の若者に働くことの意義について、調査した結果、できれば働きたくないと回答したのが28.7%でした。社内での人間関係や労働時間の深刻な状態も原因にあげられますが、藤野先生は、「ブラック消費者」のせいではないか、と指摘されました。飲食店やレジなどで、「お金を払っているのだから、ありがとうを言う必要はないだろう」という冷たい態度の消費者を指します。働くことはストレスと時間をお金に換えることだと考えてしまい、会社も自分も成長する機会を得られませんし、会社を信頼して投資しようという考えも生まれなくなります。働くことが嫌いで会社も信用できず、投資もしない。この悪循環を変えるためには、まず消費者が変わらなければいけないとお話されました。それは「ありがとう」を言うことです。ありがとうの一言で、頑張ってよかった、次も頑張ろうと思い、働くことが好きになり、成長機会を与えてくれる会社が好きになり、会社への信頼が生まれ、投資をするきっかけになるのです。

次に、投資の本当の意義とは、ただお金儲けをすることではなく、「エネルギーを投入して、未来からお返しをいただくこと」だと言われました。エネルギーとは情熱、行動、時間、回数、知恵、体力、運、愛情、お金であり、投資で投入するお金はほんの一部です。未来からのお返しとは、モノ・サービス、感謝、成長、経験、お金です。自分を高めるための自己投資と他人のためにする他己投資があり、勉強をしたり、スポーツをしたり、恋愛をすることすら、自己投資になります。教育、設備、株式、社会に投資することは他己投資になります。そして、ありがとうを言うことは働くことへの意識が変わるので、これも投資の一つだと言われました。

今回のお話で、私は今まさに教育投資を受けているのだと再認識しました。大学から奨学金をもらい、親には生活費や学費を払ってもらい、これが直接、大学や親に返報があるわけではないのに、と思いました。しかし、この投資には親の愛情や、勉強するために大学からの支援があり、私はこれに、感謝と成長と経験でお返ししなければいけないのだと気づくことが出来ました。そして、働くことの意義として、自分や会社の成長のために、自分は何のために頑張っているのか、何のための商品かを考え、目的・目標を定めてアルバイトや勉学に励みたいと思いました。

 

感想担当:あっすー
主に夕学講座準備から運営のお手伝い。
ムードメーカーで、協働していると周囲が明るくなる学生です。
経営学科1年生

広報担当から見た2017プロ野球ドラフト会議 (その3)

蔵本選手は、チームメイトに囲まれる近藤選手を、階段踊り場から見つめていました。「もし、自分が指名されなかったら、悪い雰囲気になってしまう。」

痛めた右肘の再建術を受けたのが、2年生の11月。それから手術後にリハビリを行い、球威を取り戻してから、それほど時間もたっていないのに、ドラフト指名されるのか、育成枠でも指名されなかったら・・・。

そんな想いで一人きりでたたずむ蔵本選手。その様子に気がついた野球部員が、一人、また一人と、蔵本選手を気遣い、階段踊り場へあがってきました。私からは、彼らがどんな会話をしていたのか分かりませんが、いつの間にか、数人が輪のようになって蔵本君を囲んでいました。

近藤選手の胴上げが終わり、マスコミへのリクエストに応えられたことを確認し、記者会見会場へ戻ります。近藤選手が着席し、蔵本選手も少し暗い面持ちで、着席します。しばらくして、ドラフト会議の2位以下の指名が始まりました。

近藤選手を見に来たスカウトに「もう一人、面白いピッチャーがいる」と、監督等が紹介して、注目をされた蔵本選手。球団から求められた調査書の数も近藤選手よりはずっと少なく、関係者の間では、5位指名くらいで来てくれたらすばらしいが、との予想を立てていたようです。

ドラフト指名の下位を待つ間、カメラマンもカメラを置き、記者も近藤選手の記事をまとめるため、ノートパソコンの画面に目を落としています。野球部員を始め、大学関係者は引き続き中継映像を見守っています。3位指名が次々に読み上げられる中の11球団目。

「東京ヤクルト 蔵本治孝 投手 岡山商科大学」

「!?」

「ワァッッッ!!!!」

全く予想していなかった上位指名に、マスコミ関係者も「え?」といった表情で一斉に中継映像に振り向きます。全くの不意打ちに、慌ててカメラを構えるカメラマン。盛大な拍手が巻き起こります。

蔵本選手は文字通り目を丸くしています。大方の予想に反した上位指名に、会場の歓声は長く続き、「蔵本!」と野球部員が遠く呼びかける声が響きます。蔵本選手の表情がようやく和らぎ、求めに応じて監督や近藤選手、井尻学長と握手を交わします。

ざわめきがようやく収まったところで、記者会見が始まりました。

司会が「東京ヤクルトスワローズから3位指名を受けた蔵本治孝からご挨拶を申し上げます」とアナウンスし、蔵本選手が話し始めます。

「本日は、お集まりありがとうございます。まさか自分がこんなに早く呼ばれると思って無くて、正直びっくりしています。」

続いて山陽新聞社による代表質問。

「ヤクルトからの指名、おめでとうございます。近藤選手が先に指名されて、これまでどんな気持ちでしたか?」

「近藤が先に呼ばれて、自分が呼ばれなかったらすごく悪い雰囲気になるとおもったので、早めに呼ばれて安心しています。」

「ヤクルトのチームの印象を教えて下さい」

「最近ではチームとしては低迷していると思うんですけど、自分が戦力の一つとなって頑張っていきたいと思います」

「ピッチャーとしてのセールスポイントを教えて下さい」

「真っ直ぐどんどん押していくところです。どれだけ真っ直ぐが通用するか、プロの世界で挑戦したいと思います。」

1年目の目標など、今の気持ちを誰に伝えたいかなど、マスコミ各社からの質問が続きます。

「近藤選手とおなじプロ野球選手として活躍するわけですが、どうですか?」

「セリーグとパリーグでリーグは違うんですけど、投げ合うことがあれば楽しんで行きたいと思います」

「近藤選手は蔵本選手にとってどんな存在と言えますか?」

「近藤君は、チームメイトです。」

真っ直ぐな回答に、会場に和やかな笑いが起こります。隣から、近藤選手が質問の意図をささやきます。

「あ・・・、投げ合うことがあれば、敵チームとして全力で行きます。」

「近藤選手からみた蔵本選手はどんな存在ですか?」

「僕も真っ直ぐが得意ですが、その得意な真っ直ぐで蔵本君に負けないようにしたいと思います。」

・・・

質疑応答が一通り終わり、インタビューボードを背景にした写真撮影の後、記者会見場から屋外に出て、蔵本選手の胴上げが行われます。蔵本選手のキャラクターによるものか、野球部員から蔵本コールが沸き起こります。

最後に、野球部員が近藤選手、蔵本選手を肩車し、祝福が行われました。カメラに向かって、ガッツポーズを取る二人に、今後のプロ野球界での活躍が期待されます。

岡山商科大学ブランディング事業のパンフレット配布

採択頂いた本学のブランディング事業について,産学官連携センターにてパンフレットにまとめました.ご参考頂ければ幸いです.