〈経済学部通信〉歩歩是道場

今回は韓先生にご寄稿いただきました.


 気づいたら、キャンパスの中庭を囲んでいる桜の葉が、すでに色づき始め、そして爽やかな風が吹いたら、ひらひらと舞い落ちてくる。もうこんな時節なのかと心にしみながら、海の彼方の母のこと、友のこと、そしてこの「わたし」のことをふと想う。

 ここは病院の待合室。ずっと避けてきたところだったが、やはり引っかかってしまった。来るべきは来るということか。ここまで来たら逆に安堵した気持もなくはない。
ここもやはり静かだなあと、周りを見て感じた。実家だったら、病院でもいつも人があふれており、付き添いは必ず誰か、しかも何人かいるのが普通なのだ。けれど、ここでは老若を問わず誰もがおひとり、そして、この「わたし」も。
 「おひとり様は、何よりもまずは健康第一!」と
先ほどからずっと脳裏をこだまして消えない。
……
しかし、どうだろう。家族がいるにしろ、この体と心を持っているのは間違いなくこの「わたし」なのだ。ある意味では究極の「自己責任」とも言えよう。診察の結果も気がかりだが、これを機にこの「わたし」にもう少し丁寧に寄り添っていこうと意を決した。ここを出たら焼肉に行こう、と思ったら、

「カンさん、カンウントウさんー」
おっ、来たっ!
あれっ、「サマ」じゃないんだぁと内心思いながら、
では、秋が深まりつつある中、皆様にもご自愛のほど。

秋に染まっていく中庭

秋に染まっていく中庭

 

(経済学部 韓)

 

2021年度後期「夕学オンライン」開催(お知らせ)

コロナ禍により、夕学サテライト配信事業は一旦中止となりましたが、配信元の慶應丸の内シティキャンパス(慶應MCC)では「夕学オンライン」として15講座をWEB配信している旨、受講者の皆様にお知らせいたします。

「夕学オンライン」は、慶應MCCとWEBセミナープラットフォーム事業を展開する株式会社ファシオとの共催事業として、夕学五十講の講演をインターネットでリアルタイム視聴できるサービスです。

お手元のPC・スマートフォン等の各デバイスからお好きな場所でリアルタイム受講でき、3日間の見逃し配信もご利用いただけます。

詳細や購入は株式会社ファシオのWEBセミナープラットフォーム「Deliveru」をご確認ください。

岡山商科大学は2003年10月の「夕学五十講」サテライト会場の発足から、18年間、衛星通信やインターネットを活用して、東京の最先端の知見を岡山へと配信してまいりました。その仕組みを絶やさないためにも、オンライン講座も広報協力を行っていきたいと考えておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

また、今期から夕学オンラインで使用できる「岡山商科大学特別クーポン」を限定500枚(先着順)でご用意しております。クーポンのコードと使用方法については、お気軽に社会総合研究所までお問い合わせください。

岡山商科大学 社会総合研究所
〒700-8601 岡山県岡山市北区津島京町2丁目10-1
TEL:086-252-0642(代表) E-mail:syaken@po.osu.ac.jp

<夕学オンライン(全15講座)>

10月13日(水)
岡田 暁生 京都大学人文科学研究所 教授
仲道 郁代 ピアニスト
「これからの音楽とピアノについて考える」
※本講演は講演を含む対談90分・質疑応答30分の構成です。

10月19日(火)
青砥 瑞人 株式会社DAncing Einstein CEO、応用神経科学者
「最先端脳科学が教えるストレスを力に変える技術」

10月28日(木)
藤原 和博 「朝礼だけの学校」校長
「AI時代の戦略的生き方のすすめ ~変革と成長を促す思考法~」

11月2日(火)
真山 仁   小説家
「組織の論理 vs 個人の良心」

11月18日(木) 
太刀川 英輔 NOSIGNER 代表、デザインストラテジスト
「変化を生き残る進化思考」

11月26日(金)
小林 武彦 東京大学定量生命科学研究所 教授
「生物はなぜ死ぬのか」

11月30日(火)
矢野 和男 株式会社日立製作所 フェロー、株式会社ハピネスプラネット 代表取締役CEO
「ウエルビーイング経営の本質 ~データが明かす新たな人・組織・社会と幸せ~」

12月2日(木)
金井 隆典 慶應義塾大学医学部内科学(消化器) 教授、コロナ制圧タスクフォース 研究統括責任者
「コロナ制圧タスクフォース最新報告」

12月14日(火)
伊藤 亜紗 美学者、東京工業大学科学技術創成研究院 未来の人類研究センター長
「身体論から考える利他」

12月16日(木) 
村上 裕太郎 慶應義塾大学大学院経営管理研究科 准教授
「会計情報からビジネスモデルを読み解く」

12月22日(水)
秋元 千明 英国王立防衛安全保障研究所(RUSI) 日本特別代表
「復活する日英同盟 ~インド太平洋時代の幕開け~」

1月12日(水)
名和 高司 一橋大学ビジネススクール 客員教授
「パーパス(志本)経営」

1月19日(水)
石井 遼介 株式会社ZENTech 取締役・チーフサイエンティスト
「効果的な組織・チームのための心理的安全性とリーダーシップとしての心理的柔軟性」

1月25日(火)
落合 陽一 メディアアーティスト
「ポストコロナを見通す」
※本講演は、講演60分・質疑応答30分の構成です。(20:00終了)

1月27日(木) 
國分 良成 前防衛大学校長、慶應義塾大学名誉教授
「中国は変わらないのか?」

開催時間:18:30~20:30
受  講   料:1講演5,500円(税込)、全講演66,000円(税込)
※後日、3日間の見逃し配信付

2021年度後期夕学オンラインチラシ(PDF)

2021年度後期リフレッシュダンス教室、申込受付中

コロナ禍により、9月開講分が中止となっておりましたが、10月より「商大講座 特別編 後期リフレッシュダンス教室」を下記の通り開講いたします。

音楽に合わせてゆっくり身体を動かしたり、頭の体操をしたり、誰でも出来る手軽な体操やダンスなどに親しむことを主としています。

対象者:ダンスや健康づくり等に興味・関心のある方など

指導者:青 山 敦 子 (岡山商科大学 社会総合研究所客員教授)
    小 野 陽 美 (岡山商科大学 社会総合研究所特別研究員)

日付:9月13日(月)・27日(月)、10月4日(月)・18日(月)・25日(月)、11月1日(月)・15日(月)・29日(月)、12月6日(月)・13日(月)・20日(月)計11回

時間:11:00~12:30(90分程度)

場所:岡山商科大学 剣道場

料金:1回 2,000円(消費税・施設使用料込)
   ※初回は保険料を別途いただきます。

定員:30名(最少施行人数:4名)

持 参 物:動きやすい服や靴、 水 、タオル2種類(床に敷く用の大きめのもの、顔や体をふくもの)

(リフレッシュダンス教室開催にあたって)
1.正門入って左手にあります、守衛室にて、検温と問診票のご記入をお願いいたします。
2.お車でお越しの際は、守衛室の受付簿にご記入いただき、構内にご駐車ください。
3.消毒用アルコールをご用意しておりますので、手指消毒にご協力ください。
4.来場時はマスクの着用をお願いします。
5.「3つの密」を防ぐために、換気を行い、間隔をあけて教室を行います。ご理解とご協力をお願いいたします。

※コロナ禍により、開講途中で、中止もしくは延期となる場合があります。

 

野村證券オンライン寄附講座が開講します。

岡山商科大学では、ファイナンシャルプランニングや金融に関する科目を網羅的に開講し将来の金融スペシャリストの育成・輩出を目指しております。それに合わせ、この度、野村證券岡山支店を講師に迎え専門的・実務的な知識の習得をするためチャート分析の基礎知識や毎週の金融市場と照らし合わせたタイムリーなマーケット情報を分かりやすく解説いただく

「野村證券オンライン寄付講座

を2021年度後期も開講いたします。

野村證券が発行する「週刊 野村市場展望」及び「株価チャートの見方」「野村で学ぶ、投資の“イロハ”」といった実践的な教材が使用されます。銀行や証券会社等の金融業界のスペシャリストを目指す学生や、投資等に関する実践的な知識を学びたい学生などにおすすめです。

授業形式:Webex Meetingを使用したオンライン授業

 授業日時:毎週火曜日16:50~17:20(全10回)

資料配布の都合から、9月30日(木)にいったん締め切りましたが、まだまだご参加いただけます。ご興味・関心のある方は2号館・商大塾にてお申し込みください。

日程は次の通りです。

【実施日程(全10回)】

第1回:2021年10月5日(火)  16:50~17:20

『週刊 野村市場展望 2021年10月4日号』

第2回:2021年10月12日(火)  16:50~17:20

『週刊 野村市場展望 2021年10月11日号』

第3回:2021年10月19日(火)   16:50~17:20

『週刊 野村市場展望 2021年10月18日号』

第4回:2021年10月26日(火)   16:50~17:20

『週刊 野村市場展望 2021年10月25日号』『株価チャートの見方:ガイダンス(投資のイロハ)』

第5回:2021年11月2日(火)  16:50~17:20

『週刊 野村市場展望 2021年11月1日号』『株価チャートの見方:ローソク足①』

第6回:2021年11月9日(火)  16:50~17:20

『週刊 野村市場展望 2021年11月8日号』『株価チャートの見方:ローソク足②』

第7回:2021年11月16日(火)  16:50~17:20

『週刊 野村市場展望 2021年11月15日号』『株価チャートの見方:移動平均線①』

第8回:2021年11月30(火)  16:50~17:20

『週刊 野村市場展望 2021年11月29日号』『株価チャートの見方:移動平均線②』

第9回:2021年12月7日(火)  16:50~17:20

『週刊 野村市場展望 2021年12月6日号』『株価チャートの見方:トレンドライン①』

第10回:2021年12月14日(火) 16:50~17:20

『週刊 野村市場展望 2021年12月13日号』『株価チャートの見方:トレンドライン②』

以上

〈経済学部通信〉ある教員の夏季休業期間の生活

今回は池田先生にご寄稿いただきました。


 皆さん,特に学生の中には,前期と後期の間(夏季休業期間)に教員は何をしているのか疑問に思ったことがある方がいらっしゃるかもしれません。大学生の休み期間は実習やインターン,集中講義などを除けば年間で3か月程度あるのが一般的かと思います。ではこの期間,教員も学生の休みに合わせて同程度の休日を過ごしているのでしょうか?

 

 

私も学生の時ふと疑問に思ったことがありましたが,もちろん答えはNoです。

学内の仕事(学務と呼んでおきます)と個人の研究で,多くの教員は割と忙しい生活を送っています。以下では私の夏季休業期間を簡単に振り返ることで,教員の生活の一端を皆さんに知っていただけたらと思います。なお,学務につきましては最小限の記述に留めておりますので,実際には色んな細かい仕事もしております。

 

 

今年の私の夏季休業中の研究は,“The Sixth Biennial Conference of East Asian Environmental History (EAEH 2021)”という学会の発表準備に多くの時間が費やされました(URLはhttp://www.aeaeh.org/eaeh2021.htm)。

 

 

7月上旬に学会から発表の草稿を提出するようにとの通知を受けると,前期の試験や成績との仕事を行う傍らで原稿を作成しなければならなくなりました。締め切りは8月上旬。日本の大学の多くでは教員が一番忙しい時です。(なお,アメリカでは9月に新学期スタートが多く比較的時間に余裕があるため,この時期が締め切りに設定されやすいという事情もあります。)

なんとか期日までに原稿をし終えると,ここから学会発表への準備に入ります。今回の発表は他の先生との共同研究でしたので,発表用のパワーポイント(PPT)作成をしつつ発表へのミーティングも適宜行いました。

 

 

また,この時期から後期の講義資料作成を開始します。1科目につき15講分がありますので,意外と地道に長い時間をかけなければならないのです。

 

 

このようにしばらくは研究と学務を並行していましたが,8月下旬にコロナウィルスのワクチン接種(2回目)がやってきました。ここで副反応があったため,数日の静養をとることになります。

 

 

PPT作成がある程度仕上がったのは,8月末です。「めっちゃかかるやん!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが,学会発表には厳格な時間制限があり,原稿と同じくこちらも何度も推敲を重ねなければなりません。また,その他の仕事もあるなかではこれだけに集中する訳にもいかず,気づいたら日数が経ってしまいました。

 

多くの場合,研究者は制限時間内にどうやって発表を収めようかに四苦八苦します(大体時間が少ない)。今回の私の発表も,一度できたPPTでは発表に20分かかってしまい,持ち時間8分内にどのように圧縮しようか頭を悩ませました。特に日本語以外の発表の場合,自分の言いたいことが正確に伝わるのか,という問題もでてきます(単純に語学力の欠如かも!?)。

 

 

これとは別に,8月から統計データをExcelに打ち込むという作業も進めていました。私が研究で利用するデータはほとんどが第二次世界大戦以前のもので,統計の記述のされ方も多様なためひとつひとつ念入りにExcel入力しなくてはいけません。意外と時間がかかるため,講義の無い休業期間にしておく必要があります。

 

 

さて,9月に入るといよいよ発表本番に向けた練習です。内容が上手く整理されているか,相手に伝わるような説明ができているか,など確認事項をひとさらいします。また,オンラインでの発表が標準となっている昨今では,アニメーションの使い方も対面とは違った工夫が必要になります。何度か変更を加え,前日まで入念に確認作業を行いました。

 

 

さて,本番ですが,残念ながら学会の規則上Zoomの録画撮影などは禁止されており,どのような様子だったのか視覚を通じてお伝えすることはできません。

感想だけを記しておきますが,オンライン学会での発表は対面とは異なり,多くの先生がいるプレッシャーを感じることはさほどありませんでした。一方で機材のトラブルや画面共有,音声確認など別の心配が本番までつきまといます。改めて,オンラインの可能性を感じつつもパソコンに弱い人には大変な社会が到来したことを実感しました。

 

 

発表自体は無事(?)に終わったわけですが,9月に入り講義資料の作成が滞っていました。そのため,翌日から慌てて作成を再開することとなります。といってもこの時点で9月10日前後。後期開始の5日前です。結局,後期の講義資料は後半一部を学期内に仕上げることとなり,夏季休業期間を終えることとなりました。

 

 

以上,簡単に私の夏季休業期間の生活を振り返ってみました。書くと非常にあっさりとした内容ですが,1日1日時間が足りないのを実感したのはかなり久しぶりでした。それだけに,充実していたといえばそうなのかもしれません。

 

 

後期が始まった今,上記のような生活は当然しばらくおあずけになります。

後期は初回から対面授業を行うことができております。この環境をありがたく思いながら,また日々の生活を大事に過ごしていけたらと思っています。

(経済学部 池田)

裁判所見学

商大ではもう後期の授業がスタートしています。

昨年に引き続き、夏休み明け直前の9月14日、ゼミで裁判所見学に行かせていただきました。蔓延防止措置が続いている岡山県ですが、全員不織布マスク着用で、距離を取りつつ・・・という形で受け容れていただきました。裁判所の役割や、裁判所事務官・書記官の仕事など、大変詳しく教えていただきました。

また今年は、特に家裁調査官の方に案内していただき、家庭裁判所も見せていただくことが出来ました。家庭裁判所は、家庭の問題を特に扱う部署であるからか、部屋のしつらえにも目的に応じた配慮がなされていることが垣間見えました。

普通入れないところにも入らせていただき、盛りだくさんな内容でたくさん勉強させていただきました。ご対応いただいた裁判所の皆様に篤く御礼申し上げます。

裁判所の中の至る所、安全に審議や議論、傍聴が出来るようにするために、感染防止対策が様々に施されており、事務官の皆様のご苦労が偲ばれました。

 

今年は学生さんと記念写真を撮りそびれてしまいました。残念。

建物の間の道路

中程度の精度で自動的に生成された説明

(裁判所を歩道から撮影)

〈経済学部通信〉現在の音階へと受け継がれたピュタゴラス音律

今回は石原先生にご寄稿いただきました.


紀元前500年頃に活躍したピュタゴラスは数学者・哲学者ですが、音楽の世界でも有名人なのです。

ある日、鍛冶屋の前を通りかかった彼は「キンコンカンコン」心地よい響きを聞いて、ふたつの音の振動数に注目します。
心地よい響き(協和音程)はふたつの音の振動数が、単純な整数比である事を発見したのです。

Pythagoras

弦の長さでみると、8度(オクターブ)は2:1となり5度(ド・ソ)は3:2そして4度(ド・ファ)は4:3です。
この3つの音程は心地よく響く音程です。この心地よい響きから完全5度を繰り返してみます。
ド5度⇒ソ、ソ5度⇒レ、レ5度⇒ラ、ラ5度⇒ミ、のように繰り返していくと音階に含まれるすべての音が作られます。

Scale
 (○注:レ♭=ド♯)

このようにしてできた音階を「ピュタゴラス音律」と呼んでいます。このようにして音階は紀元前500年頃に誕生したのです。

しかし、音楽の進化とともに音階は少しずつ変化していきます。
11世紀頃までの音楽はモノフォニー(1つの旋律)でしたが、しだいにポリフォニー(多声音楽)になっていきます。
ポリフォニーの音楽になってくるとピュタゴラス音律では3度(ド・ミ)や6度(ド・ラ)の音程が美しく響きません。そこで、15世紀後半ピュタゴラス音律を基に3度、6度も美しく響く音律『純正調』が完成します。(4度、5度はピュタゴラス音律のままです。)
美しい和音を生み出した純正調ですが、すべての和音が美しく響くわけではありません。
音楽が複雑になり転調が多用され1曲の中で何度も転調が繰り返されるような楽曲が増えてくると新しい音階が必要になってきます。
ピュタゴラス以来理想であった単純な整数比の理想を捨てた究極の音律が17世紀に登場するのです。
1オクターブを12等分しすべて均一の周波数比で構成された『平均律』です。
平均律は、ピュタゴラスの音律以来約2000年後に確立され、どのような転調にも対応でき作曲家の多様な要求に応えうる音律ですが、ピアノが一般家庭に普及し始めた19世紀になって広く使われるようになります。
現在では平均律が一般的ですが、オーケストラや吹奏樂で使われる弦楽器や管楽器は音程の微調整ができるので3度、4度、5度、6度などのハーモニーでは美しく響く純正調で演奏し、平均律で調律されたピアノと一緒に演奏するときなどは平均律に合わせるなど微妙に音を調整しているのです。
(経済学部 石原)

イラスト出典:

  • 「西洋音楽史」100エピソード 久保田慶一著 
  • 「音楽の科学」岩宮眞一郎著

税理士特設講座2021年度受講生の声

こんにちは。

法学部で税法を担当している坂巻です。

本日は、税理士特設講座の受講生からお寄せいただいた感想を紹介いたします。

この講座は、税理士としてご活躍の方々を対象として、この春にスタートしました。

2021年度は、税理士の方8名と大学院生6名で、税法の裁判例を研究しました。 

−−−−−受講生の声−−−−−−−−−−−−−

5月8日から7月17日にかけて土曜日に全5回、岡山商科大学大学院の「税理士特設講座」に参加させていただきました。坂巻綾望准教授のもと、大学院生の皆様と、税理士の皆様が、20代から70代まで机を並べて受講しました。

本講座では、「租税法の解釈」をテーマに、合計13の判例を読み解くというものでした。初回の授業で、受講者ひとりにつき一つ、調べて発表をする判例を選ぶこととなりました。本格的なゼミの様相に、私は恐れおののいておりました。

しかしながら、坂巻先生に「お一人お一人の興味関心に沿って、どんな発表をして頂いても大丈夫ですよ」と背中を押していただき、慣れない判例を読み、なんとか発表させていただきました。それを受けて、税理士の先生方、院生の皆様が、より深い議論をされていたのが印象的でした。

初回は教室講義でしたが、新型コロナの影響による大学の閉鎖もあり、第2回、第3回はZOOMを利用した完全オンライン講義、第4回、第5回は教室とオンラインのハイブリッドで開催されました。現代の学生はこのような学習環境なのかと感じ入りました。

参加された皆様の発表は、どれも気合の入った唸らされる内容でした。発表を受けての議論も、理論と実務の両面からのアプローチで白熱していました。私も皆様のような学識と経験を積まねば、との思いを抱きました。

岡山商科大学での講座は、数年来の悲願とお聞きしました。県内での開講は貴重で、大変ありがたかったです。来年も参加し、継続的に学んでいきたいです。

−−−−−−−−−

平日は税理士として活躍されながら、土曜日はさらに専門知識を深めようという姿勢から、私も刺激をうけました。実務家の方々に新しい裁判例をご紹介できますよう、これからも研究を続けて参ります。

 

(法学部 坂巻)

 

〈経済学部通信〉岡山市道伊島町二丁目吉宗線沿線の風景~「ルーアン」から「レッキー」まで~

今回は有利先生にご寄稿頂きました。


 商大の正門から取付道路を北へ約100メートル行ったところに「商大前」という三叉路の交差点がある。それを渡ったところに洋食のレストラン「ルーアン」がある。土日には、店の外に行列ができるほどの人気店で「海老カツレツ」がおすすめ。大学の同僚と一緒の時や栄養補給が必要な時には利用させてもらった。今でもそうである。いろんな点で商大とつながりの深い、有名店である。なお、私が商大に着任した頃は300メートルくらい東側にあった。来年は開店30周年らしい。

2000年から約15年余り、商大近くに住んだ。商大の正門を出て右折したところに「ジャクソン」という喫茶店があり、Ⅰ限目の授業が無い日は、そこで420円の「モーニング」を食べるのが一日の始まりだった。ジャクソンは廃業され、併設の学生アパート(その後建て直し)とともに商大の施設になっている。私の昼食は、学生食堂が多かったように思う。

ルーアン

 「商大前」交差点を通る片側2車線の道路は旧国道53号線、新しいバイパスが国道になっているので正式名称は「岡山市道伊島町二丁目吉宗線」、つまり伊島町二丁目から吉宗までの市道である。この道自体が、北の烏山の根際(ねき)を通る道の新道であったのだろう。道を作ったときに、もともと東西南北に区切られていた田畑を斜めに北西から南東へと乱暴に一直線に分断したとみられる。沿道の各店舗は土地区画に従って建てられているので、道に対し正対していない。そのため、車線からでは、上りにせよ下りにせよ、店を斜め左後ろから見ることになり、店の状況が分かりにくい。

 めん類を食べたい時はルーアンの東側の「ラーメンさくら」に入る。私は、夏は「つけ麺」、冬は「坦々麺」を頼む。2000年頃は、そこに「養老の滝」があり、たまに飲みに行った。道に沿って東南に進むと、道と区画の関係で奥行きのない三角形の建物がある。そこに「レッツ悟飯」という小規模な食堂がある。以前は「アルペジオ」と言い、急な階段を登った2階で商大生が大学祭の打ち合わせをしていた。さらに、美容店(一時洋服屋だった?)の前をすぎると、喫茶店「ユートピア」や小さな和食店、さらにカレー専門店「サフラン」/「ガラムマサラ」があったがいずれも無くなり、惣菜屋が新たに開店した。宅急便の発送でお世話になったセブンイレブンを過ぎると、2000年以前から続いている「かつ亭」がある。その先、歩行者用の陸橋の手前に、私が苦手としていた喫茶店「楽庵」があったが廃業し、最近「ホトトギスファームカフェ」が開店した。なかなか洒落た店で、所有している農場で栽培した野菜や畜産物で料理を出してくれる。クッキー類もおいしいお薦めの店である。

ホトトギスファームカフェ

 その先に、パチンコ店があり商大生の出入りを心配していたが、今は大きなアパートに変わっている。東横の食堂「松屋」と模型販売店「模型工場」をすぎると、スパゲッチの「ジョリーパスタ」がある。さらに2軒過ぎ、小道を渡ったところに食堂「レッキー」がある。用水と市道に挟まれた、斧の頭を立てたような尖った打ち抜きの3階建ての建物である。高齢?の御夫婦に安くてボリュームのある定食を作っていただける。ネットでみても評判が良い。人恋しくなると雑談にお伺いした。柔道部の現役、OBも世話になっていたらしい。いつまでも、お元気に!と思わずにはおられない。

レッキー

 * * * * * * *

 ここまでが大体500メートル。反対側にわたって道を戻ると、医院、自動車関係、ローソン、中国労金、美容、理容、不動産、技術コンサルタント会社などが並んでいる。もちろん、飲食店もあるが、道の北側と産業分野が違う。その中で忘れられないのは、やや高齢のお母さんがやっていた「食べ吾呂」という和食屋である。学生に和食を安く提供したい(確か定食が学生500円、一般は600円)ということで、始められた。親元を離れあるいは留学して来ている商大生の人生相談にも乗っていただいていたらしい。学生の親がお礼に来られたり、定食内容をみて安心して帰られたりしたという話も聞いた。ただ、残念なことに、ある時、癌で急に亡くなられた。建具師をしておられたご主人はどうしておられるだろうか。

 商大前交差点に戻る直前の場所に、2000年当時は「つる幸」という日本酒が飲める料理屋があった。当時、遠隔から来て泊まっていた先生方の歓談の場だった。その後、惣菜屋や飲み屋に変わったが、今は商売はされていない。その横に、一時期、野球部の食堂になっていた「きさらぎ」がある。散策路の終点は、コンビニ「ら・む~マート」である。

 では、産業構造はどうなっているか。ゼンリンの住宅地図をもとに分類してみると、別表のようになる。

産業別事業所数
資料出所)各年のゼンリン住宅地図を基に有利作成
注)ビル内の店舗、事務所については、完全には把握できていない。また、産業分類も厳密ではない。
  合計 金融・不動産 卸売小売 飲食店等 自動車関連 理美容 医院 教育学習支援 専門技術サービス
コンビニ 食堂 飲み屋 喫茶店 持ち帰り・配達
2000  35 4 4 1 14 9 2 2 1 5 4 2 1 1
2010  36  4  5  2  14  10  1  1  2  4 3  3  2  1
2021  34  3  6  3  12  8  0  1  3  2  3  2  2

道に面している建物にある店舗だけに限定したが、ビルの1階に入居している店は完全には把握しきれていない。たとえば、昔、サンライト津島の1階にパソコン工房、その奥に棒球場があったが、抜けている。道向かいにもう一軒飲み屋があったかもしれない。そういう前提で見ていただきたい。店舗総数(事業所数)は、この20年間、35程度と殆ど変わっていない。構成としては、全てが広い意味でのサービス業で、中でも飲食店等が4割と多い。しかし、店でも食事よりも、コンビニも含め持ち帰りや配達が増加する変化が見受けられる。意外なのは、美容室は多いが、衣料店がないことである。品揃えが必要であるから、小規模店舗しか立地できない地域では無理なのかもしれない。

 いずれの店でも、商大生、商大関係者を大切に家族のように扱ってくれる。大変ありがたい。このストリートが、もう少し活気を帯びたものとなるよう願っている。

(経済学部 有利)

学内インターンシップ説明会が開催されました。

8月5日(木)に3年生を対象とした「学内インターンシップ説明会」を開催いたしました。

毎年、岡山県中小企業団体中央会様のご協力のもと実施しており、当日は県内を代表する8社の企業様が来学され、これから実施されるインターンシップの内容をご説明いただきました。

来年就職活動を控えた3年生にとっては、インターンシップへの参加や、業界・企業研究できる絶好の機会となっています。

昨年に引続き今年も新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため参加人数を設定し、55名の学生が参加しました。

受付では感染防止のため、手指消毒と検温、さらに除菌シートを配布しました。

まずは企業様から1分間の企業紹介スピーチをいただき、各社ブースに分かれて説明会がスタート!

企業のご担当者様よりインターンシップの実施内容を詳しくご説明いただき、あわせて会社の事業内容や求める人材、就職活動のアドバイスなどのお話もいただきました。参加学生は各ブースで熱心にメモをとり、質問をしていました。

1回目の説明が終わり、次のブースへ移動する際には、受付でお渡しした除菌シートで椅子や手をしっかり拭いて感染防止に努めました。このように、1回20分間の説明を4ターン行いました。

全ての説明会が終わった後も、説明を聞けなかった企業へ訪ねて行く学生の姿が多く見られ、真剣に取り組む様子が見受けられました。

学生たちにとって、今後のインターンシップ参加に向けて、企業の方から直接内容を聞く良い機会となったのではないでしょうか。

 

なお、後期から3年生を対象とした就職ガイダンスが本格的に開催されますので、気軽に参加してみてください。

また、就職活動って何すればいいんだろう~?と思ってる学生さん!

分からないこと、心配なことがあれば、1人で悩まず気軽にキャリアセンターへご相談ください!

(キャリアセンター)