労働局および家庭裁判所の仕事を学ぶ (講義風景)

本学開講科目「法を考える」では、学生たちが「具体的な法律問題を通じて、実社会と法律との関係を理解する」ことを狙いとしています。そのため、本学教員スタッフのほか、弁護士の先生をはじめとした実務家の方々にご登壇をお願いしております。

2021年度は、岡山労働局(5月11日(火))および岡山家庭裁判所(5月18日(火))より講師の先生をお招きして、貴重なお話をいただきました。

11日には、岡山労働局より、「働き始める前に知っておきたい労働法規」と題した講義をいただきました。この時は、まだ緊急事態宣言前ということもあり対面講義でした。コロナ禍の状況とはいえ、様々な事情でアルバイトを続けている学生もあります。学生からは実体験を踏まえた具体的な質問が、複数出てきていました。

 翌週18日には、岡山家庭裁判所から調査官の方を講師派遣いただき、家庭裁判所での取扱い事件のうち特に“少年事件”について、調査官の仕事内容にも触れて講義いただきました。この回より緊急事態宣言下の対応に。本件講義も急にオンライン(Zoom)に変更となり、科目担当者としては本当にヒヤヒヤする場面もありましたが……何とか講義内容を配信することができました。

こちらは、写真の代わりに受講生の感想を掲載いたします。多少なりとも、雰囲気が伝わりましたら幸いです。

「裁判と言われると、厳かで、人間感情がシャットアウトされているようなイメージを持っていましたが、少年事件では非行少年の未来を想って、寄り添われながら審判が下されるのだと知りました。法や、法に携わるお仕事をされている方への見方が変わったような気がします。」

「家庭裁判所での仕事について最初はあまり詳しく知らなかったですが、講義を聞いて、家庭裁判所では事件の態様に応じた様々な手順・方法で、細やかに対応が行われていくのだとわかりました。また、少年事件を取り扱う際は心理学を学ぶことも必要なのだと分かりました。イメージがわき、聞くことが出来て良かったと思いました。」

*なお、受講生及び本学学生への連絡事項として。家庭裁判所調査官のお仕事について、関係資料をキャリア・センターに置かせていただいています。進路の一つとしてお考えの方は、是非のぞいてみてください。

(法学部:宍戸)

 

法学部・4年ゼミの様子

 例年、今の時期の4年生は公務員試験の勉強や就活、教職の学生は実習の準備で慌ただしい様子です。今日は、内定を得て就活を終えて、少し余裕の出来た学生達に発表をしてもらいました。

テキスト, 手紙

自動的に生成された説明

(参考資料:井田良「感染症対策と刑事法(総論) ─問題状況の素描─」刑事法ジャーナルvol.66

天田悠「ドイツにおける感染症対策と刑事法の対応-感染症予防法の改正とトリアージの刑法的評価を中心として-」刑事法ジャーナルvol.66

川口浩一・吉中信人「イタリアにおける集中治療トリアージについて-『資源が限られた例外的な状況下での集中治療の配分に関する臨床倫理上の勧告』をめぐる議論」法律時報92巻7号)

 正直だいぶ、だいぶ難しすぎるテーマでしたが、昨今の岡山の状況に鑑みますと他人事ともいえなくなってくるテーマかとも思います。

 人の命を救うために医療従事者になった人たちが、感染の危険にさらされながら必死に治療を行うも、トリアージを行わざるを得ない状況におかれ、そのトリアージの方法がまずいとなったときに刑事的責任を問われうるというのでは、おそらく誰も医療従事者になろうと思わないでしょう・・・。トリアージについて明確な基準・理論的な裏付けが必要だ、ということはすぐわかるのですが、「命の選別」につながる繊細な諸問題をみんなでいろいろ考えていると、大変悩ましく、「もし私がお医者さんだったら、決められなくてどの患者も治療する前に死なせてしまいそうです・・・」と言った学生さんもいました(´・ω・`)。

 

韓国民法研究会の活動

昨年9月より、韓国へ在外研究に行かれている鬼頭先生からのレポートです。

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先日(2021年5月15日(月)15:00〜17:30)、第52回韓国民法研究会を実施し致しました。

「韓国民法研究会」は,「韓国民法典に関する判例・学説等及びこれに関連するその他の法律・法令等の研究を推進し,日韓比較民事法研究の基礎を確立すること」を目的として,日韓両国の研究者及び実務家を中心に2015年9月に発足しました。

準備期間を経て,2016年6月から本格的に研究活動を開始してから約5年,新型コロナの影響で活動を休止せざるを得なかった時期もありましたが,毎月1回の定例会を継続してきました。

そして,2018年から毎年,その研究成果を「岡山商科大学法学論叢」に公表し続けてきました。

このような活動を5年間継続することは決して容易ではありませんでした。

思わぬアクシデントが発生したこともあれば,難題に挫けそうになることもありました。

しかし,継続してきたからこそ,見えてきたものが数多くあります。

わたしたちの日々の小さな活動の一つ一つが,「日韓比較民事法研究の基層」となることを信じて,これからも活動を続けて参ります。

(法学部:鬼頭)

 

法学部・新入生歓迎イベントを開催しました③

 法学部の新入生歓迎イベント、三週目はオンラインで開催となりました。

GWあけて、優勝した白井ゼミのメンバーの記念撮影。おめでとうございます!

 白井ゼミもほかのゼミも、今後もチームワークを発揮して、充実したゼミにしていっていただきたいです。

 というわけで、法学部の新入生歓迎イベントは無事に終了しました。「楽しかった」「いろんな人と話せて、仲良くなれてとてもよかった」と言ってくれる学生さんがとても多くて、何よりでした。

 もちろん今後、大学では学問に取り組んでいくので、楽しいばかりではないと思います。でも、最初はやはり「楽しい」という気持ちから入ってもらいたいと筆者は思っています。コロナ禍の影響により、いろいろな制約が避けられない生活が続きますが、学生の皆さんには、少しでも前向きに、積極的な気持ちで大学生活を送ってもらいたいと思います。

 イベント終了後のアンケートでは「次年度は先輩として、歓迎イベントのお手伝いにかかわりたい」と答えてくれた学生さんがたくさんいました。期待しています!

 

今年もオンラインでビブリオ・バトル!(ゼミ活動報告)

昨年と異なり今年は対面でできると考えていましたが…なかなかそうはいきませんでした。

一時的にオンライン対応となった4月末、基礎演習(2年ゼミ)では今年もオンラインでビブリオ・バトルをすることになりました。

(Kindleで読んでいる学生の書影は、著作権の関係で念のためぼかしています。)

今年のゼミ生は、小説を推す方が大半でした。
チャンプ本は、あさのあつこ『バッテリー』(教育画劇、1996年)。
超有名作品ですね。

実は今回、オンラインでやるのかどうか大変迷いました。
学生たちの「いけます」、「大丈夫です」との声に応えて、オンラインで実施した次第です。

それこそ野球でも、試合に出るにはいつでもいける準備がなければ出場できないのと同じで、学生たちは普段から十分にオンラインでゼミをやるように仕上がっている(いた)…と受け取って良いでしょうか。
教員スタッフとしては、非常に頼もしく感じた次第です。

(とはいえ…ゼミ生の多くは、オンライン講義を好んではいないようでした。)

(法学部:宍戸)

 

法学部・GWの狭間のゼミの様子

GWの狭間の講義日です。例年なら学生たちの間にも休日をどう過ごそうかと気もそぞろな雰囲気がほんのりと漂いますが、幸か不幸か、ご時世柄今年はそんなことはなく、みんな粛々と講義や課題に取り組んでいるようです。

この日の3年ゼミでは、横浜地判平成10年4月16日判タ985号300頁の事案について、検察側、弁護側に分かれてディベートです(殺人の故意が認められるか、傷害致死か)。

検察側の学生はパワーポイントを用い、さらに図を書いたりして、事案を詳しく説明。

2年のときにみっちりディベートをやってきましたし、春休みには実際の裁判員裁判の傍聴に通ったりもして、気合十分。

学生たちはしっかり主張を組み立ててきて、言葉遣いもそれらしく、「~であると思料します!」などと、丁々発止なやり取りが繰り広げられました。

この日は弁護側学生の勝利でした。

 

法学部・新入生歓迎イベントを開催しました②

 法学部の新入生歓迎イベント、2週目です。

1週目と同様にそこそこ難しい問題を用意して、5つのチェックポイントで新入生を待ち構えていましたが、新入生の皆さん、完全に慣れた様子でさくさくと問題を解いていった模様。

 

掲示板とキャリアセンターのそば。

 

井尻記念館。

 

商大塾。

 

アクティブラーニングルーム。

 ここではクイズではなく、ゲーム(どういうゲームかは秘密)を用意していました。はっきり言って、ここのゲームでは新入生よりも、スタッフが楽しませていただきました。数々の名作が誕生して(?)とても面白かったです。お手伝いをしてくれた3年生スタッフも「俺たちのときもこれやりたかったなー」と悔しがるほど。

他のチェックポイントを早々とクリアして続々とやってくる新入生の対応に忙しく、写真をとる暇がなくて、上は終了後の片付けの様子です。

新入生のみなさん、この2週間でだいぶ商大のいろいろな場所に馴染めたでしょうか。気安く話せる仲間は増えましたでしょうか。 

この日も、換気と消毒は入念に行いました。

3週目は感染拡大状況に鑑み、オンラインで実施します。

 

法学部・新入生歓迎イベントを開催しました①

法学部では3週にわたり、新入生歓迎イベントを開催します。

第1週目と2週目はクイズラリー&ゲーム。

早く学校に慣れてもらい、ゼミの仲間同士で協調性を育みます。

出来るだけ密にならないよう、またこまめに消毒し、屋外または充分に換気が為されている広い場所で行います。

最初のルール説明。ここから6,7人ずつのグループに分かれ、スタート。

5つのチェックポイントに仕込まれた問題とゲームをこなして、出来るだけ早く戻ったチームが高い得点を獲得します。

 

 

自習室前の廊下にて。

 ちょっと難しかったでしょうか。糸口をつかむと次々と解いていきました。

 

 

模擬法廷。

証言台にも問題が仕込んであったのでしょうか。

模擬法廷では、三年生のN君(左端)が法服を着てスタッフとして運営のお手伝いしてくれていました。彼が一番楽しんでいた様子。ここはおおいに盛り上がったみたいで、良かったですねえ。

 

体育館ではゲームをしました。ゲームが終わって次の場所に向かうところ。

このクイズラリー全般を通して、「絶対に走ってはいけない」というルールがあります。

学内で複数人が一斉に走ると関係ない他の学生にぶつかったりして危ないから、というのがその理由なのですが、どのチームも、体育館でも律儀にそのルールを守って、しずしずと歩いて移動しておりました。うーん、さすが法学部。

1週目はまだみんなぎこちないかな、と予想してましたが、ゲームのときにはすでに結構キャラクターが立ってる学生が目につきました。

全問クリアのチームもいくつか出ていました。次週はますます盛り上がるでしょうか(どうか出来ますように)。

法学部・第2回入学前オリエンテーションを実施しました

3月19日(金)に法学部の入学予定者を対象として第2回入学前オリエンテーションを開催しました。これは、3月5日に実施した入学前オリエンテーションに続くものであり、新入生がはじめて履修登録をするにあたってスムーズに履修科目を選択できるように指導することをねらいとしています。

 

 当日は、宍戸法学部長のあいさつがあった後、菊川教学委員より、卒業要件と履修科目の選択のしかたについて説明をしました。その際、履修登録については、教学部で作成したweb履修申請の説明ビデオのほか、法学部独自で作成したガイダンスビデオや履修モデルを必要に応じて参照するよう指導しました。

 また、第1回のオリエンテーションと同様に、入学予定者からの質問・相談に応じる時間も設け、zoomのチャットや(web上で実施した)出席者アンケートに書き込まれた入学予定者の疑問・不安に思っていることに対して、菊川教学委員と白井教学委員が回答しました。

 

 今回は64名の入学予定者がオリエンテーションに出席しました。出席者からは「単位の取得について詳しく知ることができてとても良かった」「説明も分かりやすく、計画的に進めていけるよう自分でしっかり考えていこうと思えました」「履修登録の説明を聞いて流れを理解することができた」「受けたほうがいいもの、必須のものなどわかりやすかったです。質問にもわかりやすく丁寧に答えてくれてありがたかったです」などといった感想があり、おおむね高い評価を得ることができました。

 

 なお、法学部では、入学式後も対面でのオリエンテーションを実施します。新しい仲間となる新入生の皆さんを歓迎します。

 

(法学部・白井 諭)

大谷崇正教授ご退任

 法学部教授の大谷先生が令和2年度をもってご退任されました。大谷教授のご退任に際し、3月24日の法学部教授会にて、記念品と花束の贈呈を行いました。40年の長きに渡り本学において研究と教育にご尽力されたご功労に対し、法学部より感謝の意をお伝えしました。

 とはいえ、来年度からも、引き続き柔道部とボウリング部においてはご指導にあたっていただけるとのことです。なお益々のご活躍を祈念し、また強く心頼みにいたしております。

(法学部:菊川)