〈経済学部通信〉新人シニア教員をどうぞ宜しく

今回は今年度新任教員の自己紹介第3弾として森川公隆先生にご寄稿いただきました。


皆さん初めまして。 今年4月より、経済学部の専任教員となりました森川です。 私は、1982年3月に大学を卒業した後、2024年5月まで42年以上に亘って、日本の金融機関で経済調査、投資戦略立案、アジア調査、機関投資家業務、株式運用調査、財務・管理会計報告および財務リスク管理、中国における固定資産譲渡、中国に新設された証券会社の業務支援などの実務に携わって参りました。このように、専ら実務経験しかなく、学術的な貢献に乏しいものを教員として迎え入れて下さったことは、本学の実学重視のお陰であり、大変感謝しております。

前期は、経済学部で中国経済事情、数学演習、証券アナリストの経済分析基礎、などの科目に加え、金融リテラシー講座(基礎編)も、井尻先生、佐々木先生と共に担当しております。
数学演習は、学生の皆さんの学習意欲が高く、私も久し振りに高校の数学II&Bや数学IIIの参考書を紐解きながら、一緒に勉強させて頂いております。中国経済事情や証券アナリストの経済分析基礎は、内容が広範囲なので半期1コマで終えるためにはかなりのスピードで講義を進めて行かなくてはなりませんが、学生の皆さんにも一生懸命付き合って貰っています。講義中の写真も撮ってくれて、どうも有難う!

数学演習
講義の風景

 

プライベートで悩んでいることは、①玄関に置いてある鉢植えのラベンダーが水平方向にしか拡がらず、なかなか垂直に伸びてくれないこと、②同じくグリーンネックレスが、中々勢いよく成長してくれないこと、でしょうか。
グリーンネックレスは、一時絶滅しかけたのがここまで盛り返してくれたので、何とか頑張って欲しいと思います。植物を育てる際、水遣りをしながら声を掛けるのが良い、という話しを良く耳にしますが、学生の皆さんと接する際も、コミュニケーションを大切にしたいと思います。

ラベンダー
グリーンネックレス

自己紹介の最後に、写真をあと2枚用意しました。 
1枚目は、昨年8月に土佐カントリークラブへ行った時のものです。実は58歳の時に、埼玉県のこだまゴルフクラブの親会社役員となったのをきっかけに、初めてクラブ一式を買い揃えてゴルフを始めました。もう身体の芯も硬くて不器用なので中々巧く行きませんが、偶にゴルフボールにドライバーが命中すると、気分が爽快になります。
もう1枚は東京2020大会(実際に行われたのは1年遅れの2021年夏)の時、企業ボランティアとしてオリンピック・パラリンピック選手村の運営支援に当たっていた時のものです。オリンピック開会式の入場行進を円滑に進めるために、選手村から各国選手団を次々にバスでスタジアムまで送り出す訳ですが、バスの出発が1分でもずれると拙いので、実はかなり大変でした。私は、太平洋の島国ツバルの選手団を、バスへ誘導する係でした。また、中央アジアのウズベキスタン選手団のお世話を担当したのも、貴重な体験でした。実は選手村で撮影した写真は、当時SNSなどへアップするのを大会組織委員会が制限していたのですが、流石にもう時効だと思われますので、今回初めて第三者に公表する次第です。

土佐カントリークラブにて
東京2020オリンピックでのボランティア

以上、これから皆さんと一緒に頑張って参りますので、齢65歳のシニア教員に、どうぞ宜しくお付き合い下さい。

(経済学部 森川公隆)

〈経済学部通信〉着任のご挨拶(マクロ経済学担当 劉 政達)

今回は本年度着任の劉政達先生にご寄稿いただきました。


こんにちは。2025年4月より岡山商科大学経済学部に着任いたしました劉 政達(リュウ セイタツ)です。中国出身で、日本には三年次編入生として来日し、本学で修士課程を修了した後、神戸大学大学院経済学研究科に進学し、博士(経済学)を取得しました。そして今年、こうして母校に教員として戻ってくることができ、大変光栄に存じます。

私の専門はマクロ経済学および開発経済学で、特に中国における労働市場の構造変化や、都市と農村の所得格差の動態に関心を持って研究しています。2024年9月には、神戸大学で開催されたカンファレンスにて、博士論文の一部である「中国の労働市場におけるルイス転換点の到達に関する実証研究」について報告を行いました。図表を用いながら、中国経済の発展と都市化の進展が労働市場に与えた影響について説明し、多くの先生方から貴重なご意見をいただきました。

神戸大学でのカンファレンス

本年度は、「特別演習(大学院進学対策)」や「マクロ経済学B」などの科目を担当しております。学生の皆さんとともに、研究の面白さや経済的な視点を共有できるよう、日々努めてまいります。

(経済学部 劉政達)

〈経済学部通信〉環境経済学をほんのすこしだけ

今回は4月に着任した伊藤泰規先生にご寄稿いただきました。


みなさんこんにちは、すっかり汗ばむ季節になりましたね。今回の経済学部通信では本年度より助教に着任した筆者の専門について、ほんのすこし紹介します。

私たちの暮らす社会経済システムでは、石油や天然ガスなどの化石エネルギーを電力や自動車の原動力に換えています。化石エネルギーを消費する際には燃焼され、温暖化ガスが排出されます。温室効果ガスが増加すると、地球の気温が上昇し、地球温暖化を引き起こします。このままの暮らしを続けると、私たちの世代が死ぬまでに暮らしていくことが難しくなるほどの暑さになると言われています。

現在、原油価格に影響を与えるような戦争や国家間の緊張関係が起こっています。このような状況では、より炭素強度の非効率的なエネルギーが使われ、温暖化ガスの増加に拍車をかけることが研究の集積により分かっています。

一人ひとりの手に負えないこのような状況において、私たちはどのような形で温暖化を引き留めることができるでしょうか?環境経済学では、この問題を外部性として、その責任を社会経済システムの中に組み込んで改善する術を学びます。

 

ひとつ、私たちが比較的簡単に実践できる手法がESG投資です。

「環境(environment)、社会(social)、企業統治(governance)に配慮している企業を重視・選別して行う投資。ESGはそれぞれの英語の頭文字をあわせたことばである。環境では気候変動対策や生物多様性の保護活動、社会では人権の保護や地域貢献活動、企業統治では法令遵守、社外取締役の独立性、情報開示などを重視する。」『日本大百科全書(ニッポニカ)』

私たちは投資によって企業の環境活動を応援することを通じ、地球環境の保護に貢献することができます。学生の皆さんも在学中から投資に興味を持っている場合には是非一度、環境活動に力を入れている企業について調べてみてください。

(経済学部 伊藤泰規)

 

引用文献

小学館. “ESG投資”. 日本大百科全書(ニッポニカ). 2025

【犯罪被害者支援部つぼみ】けんちゃんの朝顔を植えました

記憶にないほど早く梅雨が明けてしまいました。

今年もけんちゃんの朝顔を植えております。

今年は植えるのが遅くなってしまい、「植える前に夏が来てしまう」と心配しておりましたが、植えてすぐ、しっかり葉っぱが出てきております。

新校舎の建て替えの関係で、どこにプランターを設置するか、いろいろ悩んでおりますが、今のところ守衛室付近においています。

毎年交通安全への強い願いを込めて、学生が心を込めて種を植え、水やりをしています。本学にお越しの際はどうぞご覧になって、交通安全に思いを致してくださいますとありがたいです。

 

2025年度前期 日本語・日本文化勉強会開催中

日本語・日本文化勉強会は、日本人ボランティアと留学生が一緒におしゃべりをしながら、留学生の日本語力を自然に向上させることを目的とした時間です。日本人ボランティアは留学生のみんなが「たくさんしゃべれる」ように工夫しながら活動しています。昨年度は日本語能力試験の前の5週間に集中して実施しましたが、今年度は毎週火曜日の5限目に変更して開催中です。

今期は韓国、中国、台湾からの留学生が参加しています。参加している留学生の声を紹介します。

「異なる国の友だちと会って、面白い会話もできて、楽しいです!」

「日本語で話せて楽しかったです」

「みんなとゲームができて面白かったです」

「大切な友達ができて嬉しいです」

ボランティアの人からは

「留学生のみんなとお話ができて楽しかったです」

「最初、きたときは緊張しましたが、今ではなんとか話せて楽しいなと思いました」

「楽しく異文化交流ができ、自分の価値観も変えることができた」

といった声が聞かれました。

日本語・日本文化勉強会の日本語ボランティアは実践学習講座(集中講義)として30時間の活動で1単位認定されます。他のボランティア活動と時間を合算することもできます。興味のある方は教務課カウンターで申し込んで参加してください。

(経営学部商学科 松浦)

税理士特設講座が始まりました

 去る5月17日(土)に、本学大学院法学研究科が主催する「令和7年度税理士特設講座」が始まりました。この講座は中国税理士会との協定に基づいて開講するもので、租税法の基礎理論にかかわる裁判例の検討を通じて、税理士の方々が租税法の理解を深めることを目的としています。また、法学研究科開講科目「税法特殊講義Ⅰ」と合同で開講することにより、税理士になることを目指して日々研鑽を積んでいる大学院生が租税実務について意欲や知識を高めていくこともねらいとしています。

 今年度は税理士の方々から15名の申込がありました。今後、水野忠恒教授(本学大学院特任教授:一橋大学名誉教授)の指導の下、集中講義の形式で、7月まで毎月2回(合計6日間・15コマ)開講する予定となっています。

 なお、今年度から新校舎で開講することになりました。受講される税理士の方々には、繰り返し受講される方や本学の大学院を修了されている方も少なからず含まれていますが、どなたも新しい校舎が完成していることに驚いておられました。今後もわれわれは「地域と呼吸する大学」として、地域のみなさまに学修機会を幅広く提供することで、地域の発展に貢献していく所存ですが、それとともに、この講座を息の長い交流の場としてご活用くださることも期待しています。

(法学研究科:白井 諭)

岡山県警の方にご講演をいただきました

今年も刑法の講義時間に、岡山県警の藤原警部補においでいただき犯罪被害者支援についてご講演いただきました。

今年は新校舎での実施です。

(新校舎は扉がガラス張りで、廊下から講義の様子がよく見えます)

藤原警部補は犯罪被害者支援のお話もですが、社会人として働くときの気構えと言いますか、そんなことも実体験に即して率直に話してくださり、学生はあっという間に引き込まれて、熱心に聴講していました。

 

 

最後には、犯罪被害者支援部つぼみの部長と副部長がつぼみの活動を紹介しました。

今年は他大学とも協力して何かできるといいですね。学生の自発的な活動がもう9年も途切れず続いていて、感慨深いです。

 

岡山労働局長にご講演いただきました

 本学では、毎週火曜4時限目(15:00-16:30)に「法を考える」を開講しています。この科目は、全学科の学生を対象として設置されている一般教育科目(社会力育成科目群:全学共通知識科目群)であり、実務家の経験・専門知識を踏まえたお話に接することで、現代社会や法への関心を高めることをねらいとしています。

 5月13日(火)の講義では、岡山労働局の森實久美子局長に「働き始める前に知っておきたい労働法規」をテーマとするお話をいただきました。正社員であっても非正規職員やアルバイトであっても、「働く」という営みは使用者(雇う側)と労働者(雇われる側)との契約によって成り立つものですが、構造的に労働者は、圧倒的な権限・権力を持つ使用者に対して弱い立場にあることも否定できません。この点について、森實局長からは、労働者の側が不利にならないように使用者の側が守らなければならないルールとして、賃金や労働時間・休暇など、それぞれの場面に関して多様な労働法規が定められているという解説がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当日は71名の学生が受講し、概ね「今後の役に立つと思う」という肯定的な評価が寄せられました。今後は、弁護士の先生方をお呼びして、社会のさまざまな場面と法とのかかわりについてお話をいただく予定となっております。

(法学部:白井 諭)

【商学科】笑楽和尚を探せ! 新入生歓迎交流行事を行いました

4月28日と5月1日の教養ゼミの時間を使って、恒例の商学科新入生歓迎交流行事を行いました。

今年の行事は単に新入生同士が交流するだけでなく、学校から配布されるMicrosoft365の使い方に慣れる、特にこれからのゼミの学習で使えるように、共有フォルダの利用を実体験するという目的もあります。

共有するのは、学内をゼミに分かれて探検し、各所に隠された通称「笑楽和尚」シールがどこに貼ってあったのかを撮影した証拠写真です。

これによって、保健室やAEDの設置場所、注意看板など新入生に知ってもらいたい場所が学内のどこにあるのかを、ゼミ生同士が交流しながら確認してもらうという目論みもありました。

まず1日目の教室では、ゼミごとに分かれMicrosoft365の使い方を習い、ゼミの共有ファイルを作ります。杉本先生、ヨロシク~。

その後、各ゼミが1ないし2グループに分かれて、シールを求めて学内探検出発。学生たちは合計58か所!! に隠された笑楽和尚を見つけていきます。

見つけたら、みんなで「はいポーズ」、パチリ。

もちろん、先生の研究室はシールがなくても、要チェックです。

約1時間弱の限られた時間で、さあどれだけ見つけられたか。1日目は終了です。

2日目だよ~。

5月1日は、ゼミの各グループごとに撮影した写真を共有フォルダに挙げていきます。

あ、そうそう。これはお楽しみ行事ですから、共有するだけでなく、袋詰めのお菓子を一人一人にプレゼント。食べながらの作業です。

そして、各ゼミ内で重複した場所を除いた「笑楽和尚」を撮影した数で、1位、2位を選出し、表彰しました。1位は、何と39か所の杉本ゼミ。2位は惜しくも2つ違いで37か所の全ゼミでした。

おめでと~(表彰式・右が和尚の現物)。

また、それ以外に撮影した写真の芸術性?で、笑楽和尚賞も4ゼミに贈呈させていただきました(一部和尚の自腹・涙)。

学内を周るのにかなりしんどそうにしている学生ももちろんいましたが、「新校舎をはじめ学内各所を知ることができた」や、「ゼミのメンバーと楽しく学内探検できた」と好意的な声も多少もらって、どうにかこうにか交流行事を無事に終えることが出来ました。めでたし、めでたし。

新入生のみなさんには、学内施設をしっかりと活用して、精一杯充実した大学生活を送ってもらいたいと思っています。私たち教員職員もサポートしていきますよ~。

(笑楽和尚こと商学科長 三好 宏)

【商学科】闇バイト・ドラッグ防止教室「甘い言葉にだまされるな」を行いました

4月14日(木)商学科1年生 約100人を対象に「闇バイトや匿流、ドラッグ」についてのお話を岡山西警察署生活安全課の青木一真巡査部長さんからお聞きしました。青木巡査部長さんは、本学卒業生ということもあり学生時代のお話も交えて、話してくださいました。

最初にDVDを視聴しましたが、とてもリアルでまさに今の学生の皆さんの生活と同様の状況での内容であっただけに食い入るように見ていました。
大麻、覚醒剤、MDMA、向精神薬など危険ドラッグは、人の心を破壊し、止めようと思っても止められず依存症になり、結局本人は勿論家族全員が破壊されるというお話でした。悪いことをしている人間は、仲間を増やしたいとの思いで「みんなやっているよ」「一度だけなら平気だよ」「眠気が取れて勉強がしっかりできるよ」などの誘いから始まっていくようです。「おまえびびりか」「おぼっちゃんか」「就活や勉強から現実逃避したい」「やせたい」「友人に馬鹿にされたくない」という誘いがとても印象的でした。

闇バイト、匿名・流動型犯罪グループのお話では、若者が使い捨てにされている実態やうまい言葉にだまされず安易に加担しないように、また、簡単で楽、短時間で高額のアルバイトなんてどこにもないと呼びかけられました。そのほかチラシを配付されサイバー実話、ロマンス詐欺、オンラインカジノ、特殊詐欺のキャッシュカード詐欺、パソコン等のサポート詐欺、料金未納詐欺の手口などをご紹介くださり、学生の皆さんにとってはいい社会勉強になったと思います。

学生の感想をご紹介します。
今回、闇バイトや薬物乱用に関する話を聞いて一番強く思ったのは、「自分だけは大丈夫」と思っていても、少しの油断や判断ミスで誰でも巻き込まれてしまう可能性があるということです。とくに私たち学生は、社会経験が少なく、ネットの情報を鵜呑みにしてしまうこともあります。だからこそ、身近な大人に相談したり、信頼できる情報源を確認したりすることがとても大切です。
 また、こういった問題は一人で抱え込まないことが何よりも重要です。友達が怪しいバイトに応募しようとしていたり、薬物に関心を持っている様子を見かけたときは、注意したり、相談を勧めたりする勇気も必要だと思いました。そして、自分自身も「絶対に関わらない」という強い意志を持ち、危険な誘惑に負けない心の力を養っていきたいです。
 この話をきっかけに、SNSやネットの情報をうのみにせず、自分の身を守る力を日頃から意識していきたいと思いました。将来、もし誰かが同じような危険に直面したとき、正しい情報を伝えられるような人間になりたいと思います。

(経営学部商学科教授 吉田信)