5月13日(金)の刑法Ⅰの時間は、岡山県警の藤原佐千子警部補による犯罪被害者支援活動についてのご講演でした。つぼみの有志も聴講させていただきました。

講演会の中で、特に印象に残ったのは、被害に遭われた方の自宅などを報道関係者が囲み、報道するという日常生活でよく見る光景は、果たして被害者やその家族への配慮や思いやりの気持ちがあるのだろうかという点でした。私自身、犯罪被害者支援活動を知る前までは、当たり前の光景だと思っていましたが、よく考えると異常なことではないかと感じるようになりました。そして、だからこそ、大学生にできる支援活動、特に今回の講演活動などの広報活動を通じて、1人でも多くの人に現状を知ってもらうということの重要性をあらためて感じました。
ここで、講演会に参加した1年生の感想を紹介します。
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私が講演を聞いて一番印象に残った内容は性被害にあった被害者の女性の事件後の生活についてです。当たり前の日常生活が送れなくなる実態を知りとても衝撃的でした。何も悪くない被害者が性被害にあってしまったせいで不自由な生活を送り、人生を狂わされてしまう、このような性被害が1日も早く無くなってほしいと考えました。
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この講演会で性被害の悲惨さ、被害者支援の大切さが分かりました。私の中で今まで警察官の仕事は普段目に見えるような交通パトロールや、取締りを行うというイメージが強かったです。ですが、街の秩序を守ることだけでなく、被害者の心のケアや、その家族の生活までをサポートしていることを初めて知りました。もし、自分が、自分の友達が被害を受けた場合、こんなことで相談していいのかと悩むこともあると思います。今までは私がもし被害を受けたら素直に警察に届けられるか不安でした。ですが、本当にちょっとしたことでも相談するということは本当に大切なことだということがわかりました。この公演を聞いてもっと自分も人の役に立ちたいという気持ちがより一層強くなりました。
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犯罪は、この世の中で思ったより多く起こっていて、被害者や被害者の家族への励ましとサポートがとても重要で絶対に必要であることを知りました。そして、同時にそれはとてもデリケートな問題なのだと痛感させられました。
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今回の講演を通して性被害について深く考えることができました。性被害に遭った時にどのような行動をとればいいのか、どう対処すればいいのかなど警察が発信している情報が私たちのところまで回ってきていないのが現状です。そのせいか、誰にも相談することができずに1人で抱え込んでしまう方もいます。そのような人を1人でも減らすためには、つぼみを通して、警察や他の多くの学生と積極的に繋がり、連携しながら情報を発信していくことが大切だと考えます。「大学生の活動が多くの人々(被害者)の支えになっている。」と藤原警部補がおっしゃっていたように、つぼみの活動は重要な役割を担っているので、大切にしていきたいと思います。
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今回の講演を通して、私が特に印象に残っている内容は、「あした彩」についてです。この「あした彩」が行っている活動として被害者に遭った遺族の方に誕生日会や叶えられなかった夢など、心の支えとなる支援を、たくさん行っていることを知り本当に素敵な活動だと思いました。私も「あした彩」の活動のように、「つぼみ」を通して人の役に立ち心の支援となる活動をしていきたいと思いました。
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被害者の方は、どれだけ時間が経とうとも、加害者にどれだけ重い罪や刑罰が与えられようとも、報われないことが理不尽だと思いました。もちろん自分の力で立ち上がり、努力し幸せをつかむ方もおられるのだろうと思います。ですが、それは被害にあわなければ普通に生活している中で見つけられるものなのではないでしょうか。性犯罪は、女性の方が被害にあった後、男性の印象をすべてマイナスにしてしまうのかと思いました。それはとても悲しいと思いました。
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今回の講義で性犯罪の恐ろしさを知ったと同時に、警察官の仕事の素晴らしさを改めて感じるいい機会になりました。警察官は犯人を捕まえるのはもちろんのこと、被害者やその家族の精神面や生活面でのサポートもしているということを知りました。しかし、警察による手厚いサポートがあるにも関わらず、性被害を誰にも言えず苦しんでいる被害者がとても多い現状を残念に思いました。この問題を「つぼみ」の活動を通して少しでも解消できたらいいなと思っています。
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性犯罪に遭われた方の話が一番印象に残りました。普段、度々テレビなどでわいせつや痴漢といったことを聞くものの、あまり身近に感じられていませんでした。今回の講演会で実際に性犯罪に遭われた方の大きな苦しみは、実際に関わった人でないと話せない、聞くことが出来ない内容で、改めて性犯罪の深刻さを理解することが出来たと同時に現実感をもって受け止めることが出来ました。
また、あした彩の活動について改めて知り、自分でも犯罪被害者の方々に出来ることがあると分かり、積極的に参加してそういう方々の心の支えになれるような人になりたいと感じました。
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藤原警部補のご講演は噂に聞いていた通り、とても熱い講演で、多くの人の心に響いたと思います。大学生にできる活動として、講演会などの広報活動はもちろんのこと、今回の講演でおそらく多くの人が感じた「寄り添う」という気持ちの先にある「どう寄り添えばいいか」という部分にも目線を向けながら活動していきたいと思います。
(法学部3年:横山)
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藤原警部補には本学にて三年ぶりにご講演いただきました。ありがとうございました。そして、感想の掲載を快諾してくれたつぼみの1年生のみなさん、どうもありがとう!
(犯罪被害者支援部つぼみ顧問:加藤)