〈経済学部通信〉日韓学生未来フォーラム -韓国編-

 

(財)李煕健韓日交流財団が主催する、「第10回日韓学生未来フォーラム」に本学の学生4名が参加します。日韓相互理解を目的として、両国の学生15名ずつ計30名と関係者10名が集まり、ワークショップや交流会が行われます。8月と11月の2回ある研修のうち、今回は8月26日~29日に開催されたソウル研修の体験記を報告します。

■永利海聖(経済学部4年)

日韓未来フォーラムのソウル研修に参加しました。人生初の海外でした。当初は緊張しましたが、韓国の皆さんの温かいおもてなしに助けられ、安心して有意義な時間を過ごせました。歴史や文化について直接対話する中で、顔を合わせ心を開くことが相互理解の第一歩だと感じました。本やネットでは得られない貴重な学びでした。

次回の日本研修では私たちが万全の準備で皆さんをお迎えしたいと思います。

 

■角南琴音さん(経済学部4年)

韓国研修では、3泊4日の短い期間ながら多くの学びと交流がありました。文化・経済・政治の分野ごとに分かれて行った日韓学生によるディスカッションでは、未来の友好に向けて活発な意見交換がなされ、とても刺激を受けました。また、観光や晩餐会を通じて交流を深め、特に夜にお菓子を囲んでゲームを楽しんだことは忘れられない思い出です。今回築いた絆を大切にし、次回の日本研修では日本チームが中心となり、一層盛り上げていきたいです。

東国大学(韓国・ソウル)での討論会

〈経済学部通信〉研究発表@メルボルン

今回は商大ブログ担当・熊代の寄稿です。


9月17日,18日にオーストラリアのメルボルンで開催された11th Annual Conference Contests: Theory and Evidenceで研究報告をしてきました。

メルボルンはオーストラリア本土のほぼ南端に位置する都市で,関西国際空港からシンガポール経由で片道14時間+乗り継ぎ待ちのフライトでした(長かった…😅 )。

 

メルボルン空港からはバスで市内中心部へ向かいます。

空港から市内へ向かうSkyBus

バスに揺られること約30分,Southern Cross駅に着きました。

Southern Cross駅
Southern Cross駅前の風景

メルボルンは1901年のオーストラリア連邦建国後,キャンベラに首都が移転されるまで臨時の首都だったこともあってか,とても大きな街です。

市内にはアジア料理店の集まったエリアやギリシャ料理店などがあり,道行く人も色々な国籍や宗教などのルーツを持った人が入り乱れています。また,1800年代の移住時代の建物と近代的な高層ビルが隣接していたりと,空間的にも時間的にも色々なものが混ざった面白い街でした。

メルボルンの街並み
 

Flinders Street駅
王立展示館

さて,今回の学会が開催されるのは市内中心部,王立展示館から程近くにあるRMIT Universityです。なかなか奇抜な建物ですが,建築やデザイン,メディア関連の学部が有名であることが影響しているのかもしれません。会場は最上階の緑のモコモコがついているあたりの部屋でした。

RMIT University 前衛的な建築が面白いです

この学会は年一回開催されていて11回目の開催だそうですが,熊代は今回初参加です。知り合いどころか日本人もいない完全アウェーの学会で頑張ってきました(とは言えみんなすごくフレンドリーでした)。

名立たる名門大学の中にOkayama Shoka Universityの文字が!

学会の中心テーマはコンテスト理論です。コンテスト理論というのは人や企業などがそれぞれの資源(お金,時間,労力などなど)を投入することで勝者を決める状況を分析するための理論です。例えば,一番初めに成功した企業だけが独占的利益を得られる企業のR&Dや,選挙戦に勝利した候補者だけが議員になれる選挙活動,プロスポーツチームのトーナメント戦など,幅広い分野の分析に応用されています。

もうすぐ開会です

今回発表した研究は企業内の昇進競争のように,同じ相手同士で毎月成果を競い合う状況で,時間を通じてどのように限られた資源を分散するかを分析した研究です。興味を持ってもらえたようで色々とコメントや質問もあり,収穫の大きい学会発表になりました。

帰国は夕方の便だったのでクイーン・ビクトリア・マーケットを散策。観光客だけでなく地元民も訪れる市場で,活気に満ち溢れていました。

QUEEN VICTORIA MAKET
生鮮食品から日用品,お土産まで色々なものが並びます

 
 

追伸:帰国後,6日ぶりに息子を抱っこしたら腰を痛めたのは内緒です。

(経済学部 熊代和樹)

〈経済学部通信〉本学経済学部4年生の学生の写真が日本経済新聞オンライン記事に掲載されました

8月27日 17:33公開の日経速報ニュースに,経済学部4年生の角南琴音さんの写真が掲載されました。
会員限定記事ですが,学内ネットワークから附属図書館の日経テレコン21にアクセスすると読むことができるので,商大関係の皆さんは是非チェックしてみてください。

韓国の次期駐日大使が抱負「関係、思慮深く育てていく」

記事は韓国の次期駐日大使である李赫(イ・ヒョク)氏による,「韓日未来フォーラム」の式典での挨拶についての内容です。
角南さんは本学の代表としてフォーラムに参加しており,その際の写真が掲載されています。

 

フォーラムに関する商大ブログ記事はこちら:

〈経済学部通信〉英語でレクチャー

今回は三谷直紀先生にご寄稿いただきました。


このたび、本学で初めて英語で労働経済学の講義をする機会を得た。その経験を少しお話ししたい。

実は、私はその昔フランスのオルレアン大学(ジャンヌ・ダルクで有名なオルレアンにある大学)に客員教授として招かれ、フランス語で日本の労働市場について講義をした経験がある。準備は大変であったが、現地の大学生には真剣に講義を聴いてもらった。現地の言葉で直接対話をすることによって、その当時のフランスの学生が持っていた悩みや希望なども聞くことができ、「現地語」の持つコミュニケーション力を実感した。

今回はふたを開けてみると、私の授業を受講してくれた学生は留学生9名+日本人1名の少数精鋭の諸君であった。「現地語」は日本語であり、留学生諸君も流暢に日本語で話ができる。また、学生諸君に受講動機を聞いてみると、日本の労働市場に興味をもっているからという答えが多かった。日本語でやれば日本の労働者の心情など、日本社会の機微にもふれることができよう。ならば、なぜ英語で講義をやる必要があるのであろうか?

テーマは日本の雇用システムの特徴としてよく挙げられる「三種の神器」(すなわち終身雇用、年功賃金及び企業別労働組合)を取り上げた。英米の学者による著作も参考にしたが、やはり日本に対するエキゾチシズムを強調する面がみられた。また、日本の研究者による文献も古いものほど日本特殊論的傾向が強いと感じられた。そこで、今回は、徹底して経済理論と実証データで検証された科学的手法による研究成果のみを講義の対象とすることとした。

今回講義をする上で最も役に立ったのは、アメリカの大学の労働経済学の教科書(特に、ハーバード大学のBorjas教授のLabor Economics)とOECD(経済協力開発機構)の報告書であった。というと、アメリカの労働市場は流動的であることが常識であり、終身雇用などほど遠いのではないか、そのような労働市場を分析したアメリカの教科書がなぜ役に立つのだろう?という疑問が湧くかも知れない。実際、統計データをみるとアメリカは日本に比べて転職率が高く、流動的である。しかし、年齢別にみると、転職率が高いのは主に20歳代の若い層であり、30歳代半ばに入るとアメリカでも転職率が下がり、終身雇用といわれるような状態になる。さらに、アメリカでも年齢とともに賃金が上がる年功賃金は一般的にみられる。こうした終身雇用や年功賃金という研究テーマはアメリカでも1970年代以降盛んに研究された。今日有力な理論仮説とその検証は主にアメリカの研究者によるものである。

日本では企業別労働組合という特殊な労使関係なので、組合の力が弱い、他の先進国は主に産業別労働組合であるから交渉力が強いといった言説がその昔主流であった。しかし、OECDが2010年代半ばに実施した加盟各国に対するアンケート調査によれば、労使の実質的な団体交渉は多くの国で各企業単位で実施されており、企業別労働組合こそが主流であり、産業別労働組合は少数派であることが明らかになった。昔の研究者はきちんと調査した統計を見ておらず、勝手な思い込みが強かった?!

今回私自身もいろいろな知見を得ることができ、勉強になった。それは、英語で教えるという機会があったからである。今日主要な学術的知見は英語で書かれ、世界に広がっている。英語で講義を行ったからこそ、より広い見地から「日本の雇用システム」の理論と実際にせまることができたのではないかと思われる。つまり、「国際共通語」としての英語の力によって、自分勝手な思い込みを廃し、最新の理論や実証研究の成果をより深く話すことができたのではないかと思う。

英語は単に英語圏だけの「現地語」ではなく、「国際共通語」としてこれからますます重要になると考えられる。AIの時代でもそれは変わらないのではないか。真の創造性を生む「逸脱」はまだ機械には無理であろうから。

(経済学部 三谷直紀)

日韓大学生未来フォーラム -ソウル研修-

(財)李煕健韓日交流財団が主催する、「第9回日韓学生未来フォーラム」に本学の学生2名が参加しています。日韓相互理解を目的として、両国の学生29名と関係者10名が集まり、ワークショップや交流会が行われます。2回ある研修のうち、今回は8月30日~9月2日に開催されたソウル研修の体験記を報告します。

ソウル 勤政殿にて
 

丸川真輝帆 (経営学部3年)

 私は社会・文化のワークショップに参加し、日韓ドラマ・映画における社会的メッセージと影響、社会的変化について討論しました。討論会では日本側が質問をし、韓国側が答え両国の意見交換をしました。意見の質や内容が濃く、たくさんのことを学べました。普段、経験することができないことまで経験できすべてが新しく、新鮮でした。すべての日程をみなさんと一緒に過ごし、たくさん交流することができました。

フォーラムに参加したことで留学とは違う、また新しい経験ができたくさんのことを感じました。日韓の社会問題を考えさせられるとてもいい機会になりました。言語が違う中でコミュニケーションをとろうとする皆さんの姿が印象的でした。

次は岡山です。岡山と大阪の日本研修でも頑張りたいです。

日韓の学生交流

臼杵来望(経済学部3年)

ワークショップを通じて、日韓関係の改善策を模索しました。言語を超えて相手の気持ちや意見を汲み取ることができたのは、交流会の大きな収穫でした。日本と韓国は文化的に似ている点が多いです。互いに尊重し合うことが、今後の関係改善において重要だと思いました。

私にとって初めての海外研修でしたが、韓国の学生は温かく迎えてくれました。日本語と韓国語を交えたコミュニケーションは、非常に楽しかったです。3泊4日という短い期間ではありましたが、たくさんの学びと発見がありました。11月には日本研修がありますので、日韓友好に貢献できるように頑張りたいです。

 

ワークショップの様子
 

 

〈経済学部通信〉コートジボワール訪問記

今回は三谷直紀先生にご寄稿いただきました。


2024年2月末一週間ほどの日程で西アフリカのコートジボワール(Côte d’Ivoire)共和国に出張した。主な目的は、独立行政法人国際協力機構(JICA)が行っている「JICAチェア」の一環として開催された国際コンファレンスで、日本の人的資源開発の経験(歴史)に関する基調講演を行うことであった。合わせて官庁訪問や現地の大学での講義なども行った。以下、コートジボアールという国の概要と訪問した際の見聞記である。

I.コートジボアールという国の概要

コートジボアール共和国は、西アフリカの赤道のすぐ北に位置する国である。1960年にフランスの植民地から独立した。人口は約2800万人で、国土は日本の0.9倍の広さがある。首都は中心部に位置するヤムスクロであるが、南部の都市アビジャンにも主な省庁があり、実質的な首都機能はこちらにある。アビジャンは人口約470万人の国際都市で西アフリカ地域の重要なハブとしての役割を果たしている。

民族的には60以上の部族から成り、各部族では固有の部族語が用いられている。公用語はフランス語である。また、宗教別人口分布はイスラム教42.5%、キリスト教39.8%、伝統宗教2.2%、その他の宗教0.7%、無宗教12.6%である(2021年国勢調査)。社会的文化的多様性に富む国であるが、反面国民的な統合意識をいかに高めるかが課題である。

人口増加率は対前年比2.5% (2022年) と高い。人口の年齢構成は30歳未満が70%以上を占めており、若年人口の割合が非常に高い。少子高齢化が進んだ日本とは対照的である(図1、図2)。乳幼児死亡率も高く、若者の就学率の向上や雇用機会の確保など課題も多いが、人的資源開発による将来の経済発展の可能性も秘めている。

気候は、気温の変動が小さく、南部では湿度が高く、南から北に向かって降水量が減少するのが特徴である。月ごとの平均気温の変動は小さく、日中の気温は摂氏 20 度前半から摂氏 30 度半ばの範囲である。乾季は11月から3月まで続く。12 月から2 月の時期に北東から「ハルマッタン」という乾いた風が吹き、サハラ砂漠の砂が飛んでくる。 4 月から 10 月までの雨季には、年間降水量の合計が北東部と中部で約 1,100 mm、北西部で約1,500 mmの雨が降る。

コートジボワールの1人当たり国民所得GNIは2,620米ドル(2022年、世銀、196カ国中145位)である。西アフリカは世界で最も所得の低い地域のひとつであるが、その中では地中海側のアルジェリア(3,900米ドル)やモロッコ(3,710米ドル)に次いで所得の高い国である。ちなみに日本は42,440米ドル、インドは2,380米ドルである。

同国の基幹産業は農業で、農業に従事する人口は全体の約50%を占め、GDPの約30%、輸出の大部分を占める。カカオやコーヒーなどの商品作物が多い。カカオの生産量は世界一で、2位の隣国ガーナを大幅に上回っている。しかし、付加価値生産性はかなり低い。その背景には輸出されるカカオの国内加工率が20%程度とかなり低いことがある。最近カカオを自国で加工し、上質なチョコレートを作って輸出を図る企業も現れてきているものの品質面での欧米との差は依然大きいようである。

コートジボワール産のチョコレートの新製品

1993年より産油が開始され、近年、石油・石油製品は、カカオ・コーヒーの輸出と並び主要貿易品目となっており、2023年からは、バレーヌ石油・天然ガス田で生産を開始している。

政府は、国内インフラ整備等による開発計画に取り組み、2012年以降、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた2020年を除き、毎年約7~9%の高い経済成長を維持している。現在、2030年までの上位中所得国移行を目指し、更なる経済社会開発に取り組んでおり、貧困対策と若年層の雇用確保、民間投資の誘致、産業の多角化にも取り組んでいる。

コートジボワールはサッカーが盛んな国である。アビジャン中心部にも立派なサッカー場があった。2024年2月の私の訪問直前にアフリカンカップで3度目の優勝を果たし、街には祝賀ムードが満ち溢れていた。国民の統合意識高揚に大いに寄与したに違いない。

コートジボアールは食べ物がおいしいところである。しっかり下ごしらえをするなど料理の味を大切にする国民であることがうかがえる。実際、今回訪問して魚や肉、食用バナナ、果物など大変おいしかった。

II.コートジボワール訪問

出発前に黄熱など8種類の感染症予防のワクチンを接種した。日本からパリ経由で空路片道約33時間かかった。しかし、冬の日本から常夏の国に来て体調はがぜん良くなった。

1. 官庁訪問(アビジャン、2月20日)

到着の翌日に経済企画開発省と労働省を訪問した。次官クラスも参加するというハイレベルの会議であった。初等中等教育やインフォーマルセクターの問題、労働基準監督行政の諸問題などについて議論した。

経済企画開発省での会議

2. アウレ教授宅での夕食会(アビジャン、2月20日)

その夜、国際会議の主催者であるJapan Corner所長で国立高等統計応用経済学大学校(ENSEA)教授のアウレ(AHOURE)先生の自宅での夕食会にJICAの職員二人とともに招待された。当地の興味深いお話を伺いながら、料理をいただいた。大変おいしかった。1日がかりで準備された由、心のこもったおもてなしに感激した。

余談だが、アビジャンの中心部のホテルから郊外のアウレ教授宅まで行くのが大変だった。通常は車で40分で行けるところが交通渋滞で2時間もかかってしまった。渋滞で止まっている間もたくさんのバナナなどの物売りが車の周りにたくさん寄ってきて商売をしていた。聞けば、地下鉄などが未整備のため交通渋滞は毎日のことで、その解消が重要な政策的課題になっており、日本企業もそのための道路整備等で活躍している由。

アウレ教授宅での夕食

3.大学訪問I(アビジャン、2月21日)

アウレ教授が教鞭をとっている国立高等統計応用経済学大学校(ENSEA)を訪れ、英語で労働経済学の講義を行った。日本の大学と違って、学生諸君からたくさんの質問が出て活発な議論ができた。その後、大学構内にJICAの協力で開設されたJapan Cornerを視察した。まだ、日本関係の書籍は少ないもののスペースが広く、立派なセンターであった。今後日本語教育も積極的に行っていく由。

ENSEAでの講義風景

4 .国際コンファレンス(アビジャン、2月22日)

2月22日に開催された国際コンファレンスは、経済企画開発大臣や駐コートジボアール日本国大使なども参加する盛大なものであった。開催場所は前日と同じ大学ENSEAの構内であった。会場の装飾が色鮮やかなことと紅白の風船がここかしこに上がっていることが印象的であった。まず、会議を盛り上げるために、民族音楽に合わせて舞踊が披露された。

経済企画開発大臣のあいさつ

経済企画開発大臣や日本国大使などのあいさつに続いて、コートジボアールにおける人的資源開発や若年の雇用機会の現状に関する報告等があった。そして、私から日本の人的資源開発の経験に関する基調講演をフランス語で行った。主に、江戸時代からの学校教育と企業内訓練の歴史について説明した。岡山県の閑谷(しずたに)学校講堂(国宝)や遷(せん)喬(きょう)尋常(じんじょう)小学校(1907年竣工、重要文化財)などの写真も使って、いかに日本が昔から教育や訓練に力を入れてきたかを説明した。日本の人材形成システムの特徴は、誰もが参加できるという意味で民主的でかつ競争が激しいという点にあることを強調した。フロアからもたくさんの意見が出て会議は盛会であった。

基調講演

5.日本国大使公邸での天皇誕生日祝賀会(アビジャン、2月22日)

その夜は、日本国大使公邸での天皇誕生日祝賀会に招かれた。公邸は高級住宅街にある瀟洒な建物で、その広い中庭で行われた。コートジボワールの各界の要人に加えて、フランス人などの外国人や日本企業や日本政府関係者など多くの人が招かれていた。日本車の展示とともに、日本企業やJICAなどの展示ブースも設けられ、日本料理や日本酒などもふるまわれていた。魚の養殖事業に携わっている専門家などにも会った。この地にこれだけ多くの企業や政府機関が進出し、日本人が活発に働いていることに感銘を受けた。

朧月夜の天皇誕生日祝賀会

6.大学訪問II(ヤムスクロ、2月23日)

滞在最終日は首都ヤムスクロまで出向いて、もうひとつの訪問先大学:国立フェリックス・ウフェ・ボワニ理工科学院(INP HB)を訪れた。アビジャンから車で片道約3時間、立派な高速道路が通っていた。道路の周辺はサバンナ特有の乾燥した畑地帯であった。ときおり通りかかる村の市場の風景は、この国の農村部の貧しさを感じさせるものであった。

INP HBの校舎

今度の大学でも英語で講義を行った。INP HBは理工系のエリート校で、広大な敷地に立派な校舎が立っていた。コートジボワールのみならず近隣の国からも厳しい選抜試験をして受け入れており、全寮制で授業料等全額免除される由。いかに先端技術分野のエリート教育に力を入れているかがわかる。私の講義でも如何にも優秀そうな学生からたくさん質問を受けた。INP HPで学んだ後、さらに留学したいという学生もいた。目を輝かせて学んでいる様子が印象的だった。

INP HBでの講義後の集合写真

大学訪問のあと、ヤムスクロにあるカトリックの大聖堂を見学した。広大な敷地に建つ壮大な大聖堂とステンドグラスの美しさに感動した。

大聖堂のステンドグラス

今回の出張ではJICAの人達に大変お世話になった。感謝!

(経済学部 三谷直紀)

≪参考資料≫

外務省『コートジボワール共和国 基礎データ』

https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/cote_d/data.html

(独)国際協力機構(2023)『JICA国別分析ペーパー・コートジボワール共和国』 https://www.jica.go.jp/cotedivoire/ku57pq0000046fwq-att/jcap.pdf

 

〈経済学部通信〉夢見てきた韓国留学

今回は本学経済学部3年生で、現在韓国へ留学中の柳原鈴香さん(佐井ゼミ)から寄稿していただきました。


 私は9月から12月までの一学期間、韓国の祥明大学という所に留学に来ています。

韓国への留学は高校生の頃からの目標であり夢でした。そして昨年「日韓大学生未来フォーラム」に参加した事をきっかけに更に韓国に興味が湧き、留学を決意しました。

(祥明大学の様子)

 

 履修している講義については、ほとんどが留学生向けのもので韓国語や韓国社会についての勉強に特に注力しています。留学生向けの授業では、多様な国から来ている多くの留学生が韓国語を上達させるために、積極的に韓国語で話したり、時には出身国の紹介を韓国語で発表したりしています。留学生向け以外の授業については、「文化トレンド日本語」という日本の流行語を学ぶ講義を履修しています。日本語の授業ではありますが、日本人留学生はもちろん韓国語で話さなくてはならず、最初はかなり苦戦していました。しかし、この講義の受講者は上級レベルの日本語が話せる方ばかりなので、サポートしてもらいながら韓国語で会話する練習ができており、日々少しずつ上達していると実感しています。

韓国語での授業は想像以上に難しく、毎日予習・復習に追われています。

日頃から勉強する習慣があまり付いていなかった私には少々大変ですが、毎日少しずつ新しい単語やフレーズを覚えていき、実際に聞き取れたり応用して使えるようになったりすると、しっかり身に付いているのだと実感できて嬉しいです。

 

(講義の様子)

(学食)

 一学期間生活する寮についてですが、私の寮は日本人4人、中国人2人、ブルネイ人2人の合計8人で毎日楽しく生活しています。日々、日本語・中国語・マレー語・韓国語・英語が飛び交い、とても賑やかです。国籍や使用する言語は違ってもみんな本当に仲が良く、時には大量にチキンやピザを買ってきて全員で輪になって食べたこともありました。

また、韓国は日本より物価が高いと感じるのですが、そういった各国の物価の違いについても寮の皆で話し合ったりします。このように寮での生活は賑やかで楽しいだけではなく、日本ではなかなか知ることができないリアルな海外事情も知ることができるため、非常に勉強になります。

 

(世界遺産を観光)

韓国の生活では文化や習慣の違いに困惑することもありますが、それが刺激になって自分自身の成長に繋がっていると思います。

4か月間とそれほど長い期間の留学ではありませんが、留学を応援してくれている両親や友人、高校や大学の先生方に感謝して、充実した意味のある留学生活を送りたいです。

(経済学部3年 柳原鈴香)


ブログ担当者より追記:

柳原さん、韓国からのレポートをありがとうございました。学業だけでなく文化交流という面でも充実した日々を送られているようですね。

岡山商科大学では韓国の祥明大学だけでなく、中国、オーストラリア、カナダ、マルタ共和国など様々な国への留学をサポートしています。在学生の皆さん、高校生の皆さん、岡山商科大学から世界へチャレンジしてみませんか?

 

大学祭で「日韓学生未来フォーラム」の参加報告

12月10日(土)~11日(日)に開催された大学祭において、
「日韓学生未来フォーラム」に参加した3名による報告会が実施されました。

約4カ月におよぶ国際討論・交流のプログラムを通じて
学んだこと・成長したこと等、後輩へのメッセージを伝えました。

約100人を相手に報告する様子
(岡山商科大学アクティブラーニングルームにて)

報告で使用したスライド

 

以下は、参加した3人のコメントを抜粋したものです。

山本竜也(経済学部4年)

「異なる価値観や、新しい考え方を共有することができました。自分自身の視野を広げ、成長につながったと思う。 将来は、日韓の懸け橋となれるように頑張りたいです。」

 

寒川吏久斗(経済学部3年)

「韓国の学生と、互いに連絡を取り合って、また会う約束をしました。次に会うまでに、韓国語でコミュニケーションがとれるように勉強します。」

 

柳原鈴香(経済学部2年)

「韓国の学生はとても優しくて、気さくで、男女・学年関係なく仲良くなれて、本当に良かったです。更に韓国が好きになりました。来年の韓国留学を考えています。」

日韓学生未来フォーラム -韓国編-

(財)李煕健韓日交流財団が主催する、「第7回日韓学生未来フォーラム」に本学の学生3名が参加します。日韓相互理解を目的として、両国の学生15名ずつ計30名と関係者10名が集まり、ワークショップや交流会が行われます。今年のテーマは「ウィズコロナ時代における日韓未来協力に向けた大学生の疎通と交流」で、政治・経済・文化の3つの論題に分かれて討論をします。

9月と11月の2回ある研修のうち、今回は9月2日~5日に開催されたソウル研修の体験記を報告します。

 

■山本竜也(経済学部4年)

 私は政治分野を担当し、日韓関係の改善策を模索しました。討論会での質問やその回答、意見の質がとても高く、充実した時間を過ごすことが出来ました。韓国の学生は「個性」を大切にし、前向きな考え方をするのが印象的でした。また、晩餐会や観光の時も社交的で、韓国のお酒の飲み方を教えてくれたり、一緒にお土産を選んでくれたり、すぐに仲良くなれて良かったです。

フォーラムに参加したことで、世界に目を向けるきっかけが得られたことに感謝しています。また、人生や夢に対する考え方など、異なる価値観に触れたことで、自分自身の視野も広がりました。終始、笑顔の絶えないフォーラムだったと思います。今年の11月に行われる神戸研修も頑張りたいです。

東国大学(韓国ソウル)にて

【柔道部】マレーシアからの柔道留学

柔道部は、毎日午後16時30分から錬成館にて稽古をしています。本学とマレーシア・ペナン州スポーツ振興センターは、柔道の交流協定を結んでおります。10月9日から11月30日にかけて、ペナン州からジュニア代表が本学柔道部の朝練や稽古に参加しました。約2ヶ月間滞在し、日本の文化を学びながら柔道の技術を磨きました。大きな怪我もなく、学生達とも交流を深め、無事に帰国いたしました。

練習風景

学生達と

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集合写真

(柔道部:菊川)