包括協定を締結する真庭市の社地区で竹灯篭づくりに参加しました。
社地区には立派な竹が生えています。これを活用して竹灯篭をつくり、大晦日に、佐波良(さわら)神社・形部(かたべ)神社に参拝された方に喜んでいただくというものです。
岡山商科大学からは、経営学部の学生2名、経済学部の学生1名が参加しました。
社コミュニティハウスには、社地区の皆様が続々と集まってきます。岡山県立大学の学生2名も合流。最後に商大生3名が到着しました。この日は、寒波が到来しており、早くも周囲の山頂は雪で白くなっています。時折、雪が舞うなどなかなかの冷え込みです。
最初に、社地域振興協議会の樋口会長から、「怪我の無いよう、安全に作業して下さい」とご挨拶がありました。続いて、地域おこし協力隊の篠原さんから、作業の流れについて説明がありました。

先ず、切り出した竹に岡山県立大学の学生がデザインした穴を空ける位置を示すシールを貼り付けます。シールには、12、8、4などの数字が書かれた〇印があり、それぞれ、12mm、8mm、4mmのドリルビットを電動ドリルに取り付けて、穴を空けていきます。

シールを貼る位置がずれると、デザイン全体が崩れてしまうため、慎重に貼り付けていきます。また、竹の表面によっては、貼り付きにくいものもあり、苦戦するものもあります。振興協議会の狩谷さんらも学生の作業を見守ってくださいます。

シールの貼り付けを終えると、電動ドリルで穴を空けていきます。穴そのものは簡単に空くのですが、とにかく空ける数が多い!

社地区の皆さんと協力してどんどん穴を空けていきます。同じ姿勢で開け続けていると身体の節々が痛くなってきます。また、ドリルの振動で腕がしびれてきます。

連続した作業に少し疲れた頃、休憩しましょう、とのお声がけ。

お昼は、牧原集会所に場所を変えて、地域の皆さんに準備いただいたお昼ご飯をいただきます。おにぎりに、カボチャのサラダ。具だくさんのお汁で暖まります。地区の皆さんは「おかわりはいりませんか?」、と何度も声をかけて下さり、お腹いっぱいいただきました。
コミュニティハウスに戻る途中、竹灯篭を設置する予定の佐波良神社に立ち寄ります。神社にある千年杉は今秋訪れた台風により枝が折れてしまったそうです。
地元の方に昔から親しまれていた木だっただけに心が痛みます。

午後からは、地区の子ども達が合流し、小さい灯篭に色を付けていきます。色を付けた灯篭は、火を灯すとそれぞれの色に光り輝いて美しいのです。

穴を開け終わった竹を3本組み合わせて、自立する竹灯篭が完成します。
完成した灯篭を並べて、火を入れてみます。みんなで記念撮影を行いました。

12月31日、大晦日の午後10時から行われる「やしろ竹あかり」が本番です。

社地区の皆さんと訪れた方の目を楽しませてくれることでしょう。
竹灯篭づくりは、2017年12月10日(日)10時~15時に岡山市北区表町商店街で行われる、さとまちフェスタでも体験できます。