教職フィールドスタディ「東商デパート」視察

 11月15日(土)岡山ドームで開催されました「第32回東商デパート」の視察に行ってきました。参加した学生さんは、教職課程コースで科目「商業科教育法Ⅱ」、「教育実習指導」、「教職実践演習」、「職業指導Ⅰ」などを履修している2年生~4年生17名です。卒業後高校の教壇に立つことをイメージし、高校に勤務するようになったら販売実習や商品開発を指導する立場になることを意識し視察を行いました。

オープニングの様子

岡山ドーム内はものすごいお客さんでした

事前学習として、デパート視察の視点をそれぞれ学生はまとめていきました。

・商品の仕入れから販売、会計処理までの流れをどのような組織で、どのようなプログラムで取り組んできたのか。
・Ⅰクラス1店舗ということで、業者さんとの交渉や商品知識、店舗設計、POP広告、動線などどのような研修を積んできたのか
・特別活動の学校行事としてどのように取り組んでいるのか
・視察の研究課題はとしては、生徒さんの言葉遣い、接客対応の仕方、服装、店舗設計、PayPayの導入方法、代金の受け取り方法、生徒への意欲をどのようにしてあげているのか、宣伝方法、オープニングの社長さんの挨拶、掲示物の書き方と設置の仕方など

それぞれ学生は思い思いにイメージを膨らませていました。

また、

・岡山東商業高校の卒業生の学生さんは、自分たちの時との違いを
・津山商業高校卒業生の学生さんは、「津商モール」との比較を、
・尾道商業高校卒業生の学生さんは、「尾商デパート」との違いを
・笠岡商業高校卒業生の学生さんは、文化祭での販売実習との違いを

など自分の卒業した高校との違いを意識して比較していました。

店内見学・買い物のあと、代表取締役社長の生徒さんによる説明の様子

 店内を一通り視察したあと、岡山ドーム入り口に集合し取締役の生徒さんがデパートの概要説明から開店までの経過や取り組み状況を細かく説明してくださいました。その後質疑応答を行ないましたが、取締役の生徒さんがとてもしっかりしており感心しました。ずっと笑顔と活気に溢れており言葉遣いも素晴らしいし、デパートに関する知識も凄く、すべての質問にすぐに回答してくださいました。役が人を育て、学校行事が人を育てることを実感しました。

そして、視察。視察したあとの学生の感想を紹介します。

・ 生徒の主体的な取り組みの姿勢と本格的な商業的取り組みに感心した。昨年度の課題点をもとに今回どのような目標を設定するのかを明確にしていた。来客者が少ないという課題に対して、タイムセールの実施。滞在時間を延ばすために飲食スペースを設置。各店舗を回ってみて感じたことは学年が上がるにつれて接客の仕方や対応がずいぶん違うなと思った。やはり三年生は商業科目で学んだ接客の仕方などがしっかりと反映されており、ただ声を出して呼び込むのではなく、客側が興味を引くような声掛けがあった。自分の高校生だった時とレベルが違うと感じた。また、お客様に良かった店舗を評価してもらうシール企画を実施することで従業員のやる気も上がっていた。

・ 入場するまでにかなりの時間を費やしていたため、このための対策もしたらよいのかなと思った。入場口を増やすこと、入り口でチラシやパンフレットを渡すのではなく事前に並んでいる人に対して配る方法もあると思う。入場までの待ち時間でパンフレットを入念に見ることができ、スムーズな買い物をすることができる。

・ 私は、東商デパートの来場者数の流れ、売上目標達成の見通し、各ブース(1年〜3年)の販売状況を基に強みと改善点を分析した。

●時間ごとの来場者数の概算
10:00〜10:15(開場直後) 入場ペース:1秒に2〜3人 広場はまだ1/3ほどで、ピークには到達していない
10:10~ 人が急増 ピークは10時台の2〜3倍と予測。
10:15〜10:30 入場が一旦ゆるやかになる(5秒に1人)
10:30頃 再び活発化(2秒に1人)
10:50頃 入場者が途切れ始める。
11:00〜11:30 退場が少数見られる。
11:00~ 吹奏楽部演奏開始
⇒観覧席+周囲130人が立ち止まる。買い物のスペースが確保されたことで流動性が回復。

●各クラスの店舗の評価
○年○組:敷島堂(わらび餅ドリンク) 行列/声かけが素晴らしい。最後尾+ブースで男女2〜3人ずつ固まって声かけいい感じ。
○年○組:山珍(豚まん・ちまき) 開場から常に行列。声かけしてないのに売れている。ごまだんごは12:40時点で売り切れ。ブランドの強さを認識。
○年○組:SUZURA(花・菓子パン) 想像外の組み合わせで驚き。プリザーブドフラワーが綺麗で魅力的。世界観が強く印象に残る。
○年○組:カフェ青山 1時前に訪問 声かけゼロ+内輪で雑談+商品が見えない。
○年○組:山田村(ブランチ北長瀬) 唐揚げ以外は1時に完売 声かけも継続しており3年でダントツ最優秀。

・吹奏楽部の演奏、マーチングのパフォーマンスを見学したが、キビキビした行動や作品に感動しましたと口を揃えて行っていました。

など思い思いの感想を持ったようです。

PayPayの会計処理も導入していました

商品陳列も考えられていました

 「百聞は一見に如かず」とはよくいったもので、ほとんどの学生はこのような規模の販売実習を見たことも考えたこともなかったようです。教室の講義で説明することも大切ですが、現場に行って本物を見ることの大切さを改めて感じたところです。

感動した吹奏楽部パフォーマンス

さすがデパート!!様々な商品を取り扱っていました

(教職課程担当者: 経営学部商学科教授 吉田信)

 

教職フィールドスタディ「岡山東商業高校で授業見学をしました」

 11月7日(金)岡山県立岡山東商業高校で「授業見学」をさせていただきました。教職課程コースで科目「商業科教育法Ⅱ」、「教育実習指導」を履修している3年生の学生さんは、来年6月に教育実習を行いますのでそのための事前学習です。また、後期の授業から模擬授業を行っていますので、自分の模擬授業と学校現場で本物の授業を比べてみようという課題を持って参加しました。

懸命にメモを取りました

生徒の学習意欲と先生の情熱を感じました

 当日は、13:00に玄関に集合し、5校時と6校時目の授業を自由に見せていただきました。同時間帯の同一科目もあり比較しながら授業見学をさせていただいた科目もありました。授業の中で、1時間の中の導入から展開、まとめの流れを研究したいとか、GIGAスクール構想による1人1台の端末の活用状況を見てみたいなどが主な研究の視点になっていたようです。

 事前学習として、研究の視点をそれぞれまとめていきました。学生は様々な視点で授業参観を計画していたようです。

・ICT機器の活用方法を知りたい
・アクティブラーニングの導入の仕方を見たい
・板書の仕方を見たい
・授業の雰囲気を知りたい
・机間指導のタイミングと声のかけ方を見たい
・1時間の中での導入、展開、まとめの流れを見たい
・教科書の使い方、補助プリントの使い方、問題集の使い方を見たい

などを事前レポートに書いていました。

 参加した学生さんの感想です。

  • 15分間の復習タイムでは学習の定着がはかれていて指導の工夫が参考になりました。
  • 休んでいる席にもプリントが配られ、ある生徒が机の上にあるプリントを机の中に入れてあげていたのを見て、優しいと思いました。こんな生徒を岡山東商業は育てているのかと感心しました。
  • 答え合わせも終わった生徒は、自分のペースで日商簿記3級の学習に励んでいました。自主自立が出来ているように感じました。
  • 他の科目のビジネス基礎との関連も説明しており、科目間の繋がりの説明も必要だと大変参考になりました。
  • 隣の席の生徒に聞いたり、Padで調べたり、先生の解説を聞いたりして生徒が自分のスタイルで学習をしていました。
  • 生徒にお話を聞くと、将来、プログラマーになりたいという生徒と教員になりたいという生徒がいました。皆さんしっかり将来設計ができていることに感心し、これがキャリア教育の成果かなと感じました。
  • 課題研究で作成したScratchのゲームを見せていただきクオリティの高さに驚きました。
  • 生徒のお話を聞いて、自分も頑張らなければと思いました。
  • 生徒が分からない問題を聞いてくれたり、9月にインターンシップに行った時のことを覚えてくれていてうれしかったです。
  • 9月のインターンシップの時もそうでしたが、廊下での全員の生徒さんの挨拶が活発だったのには、驚きました。
  • 生徒さんから学ぶことがたくさんあって、自分も生徒とともに成長していきたいと思いました。

施設設備が充実した「情報処理」の授業

真剣に画面に向かっています

こんな学校に勤務したいとの思いで記念撮影

 「ビジネス基礎」の授業です

それぞれ大変勉強になったようです。岡山東商業高校の教職員の皆様、生徒の皆様ありがとうございました。

(教職課程担当者:経営学部商学科教授 吉田信)

 

教職フィールドスタディ「第72回岡山東商業高校・倉敷商業高校定期戦」視察

5月8日(木)岡山県総合グランドで開催された「第52回岡山東商業高校・倉敷商業高校定期戦」の視察・研究に行ってきました。

参加した学生さんは、教職課程コースの講義科目「特別活動及び総合的な学習の時間の指導法」や「商業科教育法」を履修している3年生・4年生18名です。

卒業後高校の教壇に立つことをイメージしたとき、様々な特別活動(中でも学校行事)を指導するようになることを頭に置き視察を行いました。

開会式の様子

応援合戦の様子

学生の声を紹介します。

  • 開会式での選手入場行進は、吹奏楽の音楽に合わせて全員の呼吸が揃っておりとっても綺麗で感動しました。
  • 各校の応援は、各校1,000人の生徒さんの心が一つになっており学校の一体感に感動しました。
  • 選手宣誓や両校交歓をしているとき、両方のスタンドから高校生のものすごい熱気を感じました。
  • はじめてみた定期戦ですが、私も教員として是非参加してみたいと思いました。

倉敷商業高校応援合戦の様子

岡山東商業高校応援合戦の様子

  • 私は大学の2時間目の講義の関係で、開会式しか見ることができませんでしたが、東商の卒業生として東商生時代と変わらない感動をもらうことができました。
  • やっぱり伝統ってすごいなと思わされました。全校生徒が一丸となって大声で歌う、踊るこんな経験ができた東商を卒業したこと、とても誇りに思いました。
  • この行事一つだけでどれだけの人間力が身につくか図り知れません。両校のチーム力、生徒の輝きなど卒業後高校教師になる私たちにとって得られるものが沢山ありました。
  • ここまでやりきるためには、先生方のご指導はどのようにされているのかとても気になりました。
  • 各校生徒会長さんの挨拶に気持ちが表れており、聞き応えがありました。

倉敷商業高校書道部の横断幕

岡山東商業高校書道部の横断幕

(経営学部商学科 教授 吉田 信)

 

ひなせ春のカキフェスへの参加協力

2025年4月20日(日)に「ひなせ春のカキフェス」が開催され、本学学生27名(内訳:商学研究科1名、経済学科4名、経営学科9名、商学科13名)と教職員が参加協力しました。

昨年、「夏季(かき)でもカキ」をスローガンにひなせかきカキフェスティバルを開催。今年からは年間通して行うことで「一年中カキが食べられるまち日生(ひなせ)」をPRしようと、ひなせカキフェス実行委員会では春夏秋冬※1のカキフェスを企画しました。

※1 冬のカキフェスは、例年開催しているひなせかき祭り

今回は初めての春イベントとして、カキオコ店舗だけでなく頭島の店舗や関係企業の協力を得て、「カキフェスグランプリ」対象商品には様々なカキ料理が登場しました。

マイクロバスとハイエースに分かれて会場へ向かいます。

学生は会場に着き次第、当日の役割説明を聞きます。今日一日アンケート調査やチラシ配布、誘導など、様々な係に分かれて活動。がんばれ!岡商大生!

今回もカキと掛け合わせて「オーイスタート!!」で開催。

前回と比べて、備前市内でイベントが重なったことにより、お客様は少なめ。けれど、会場内の混雑は少なく、来場された方もゆっくりと過ごせていました。

日生産岩ガキ(大)。去年よりも今年の方が大きいかも?!と思うぐらい大きい!

少し肌寒い天候だったため、朝一ではお味噌汁の行列ができていました。

お魚体験イベントでは小さなお子様を連れた家族連れの方もちらほら。

4月は養殖ガキも販売中。落ちガキもあり、日生のカキを楽しめるのも春開催ならでは。

学生はお客様へアンケート調査を行います。目標200人!がんばれ!

アンケートにお答えいただいた方は抽選で賞品(カキフライかカキフライソフトのストラップ)をプレゼント!

その他にも、駐車場誘導や案内図配布など、学生は当日突然の役割分担にもかかわらず、協力して臨機応変に動いていました。

毎回登場する、おさてん団には多くの声援があり、最後は感動のフィナーレ!

カキフェスグランプリのカキグルメでは、カキもんライスや

カキのブルスケッタなどが登場。

グランプリでは上位のカキのブルスケッタと牡蠣のあまから丼、かきの炊き込みご飯の3つが選ばれ、接戦の結果、1位がかきの炊き込みご飯、2位がカキのブルスケッタ、牡蠣のあまから丼となりました。

最後はみんなでお片付け。

春のカキフェス、なんじゃろーと、終了!
ご来場いただいたお客様ならびにお世話になった皆様、誠にありがとうございました。

次回6月1日(日)夏のカキフェスもお楽しみに!

なお、今年包括連携協定を締結したトヨタレンタリース新岡山様からも11名の協力があり、店舗運営や誘導など多くの面でお力をいただきました。
この場を借りて、御礼申し上げます。

詳しいカキグルメの記事はこちらから。

夏でもカキを満喫 日生カキフェス

(文責・産学官連携センター長 三好宏)

 

教職フィールドスタディ「東商デパート」視察

 11月16日(土)岡山ドームで開催されました「第31回東商デパート」の視察に行ってきました。参加した学生さんは、教職課程コースで科目「商業科教育法Ⅱ」、「教育実習指導」、「教職実践演習」などを履修している1年生~4年生18名です。卒業後高校の教壇に立つことをイメージしたとき、商業高校や総合学科等に勤務するようになったら販売実習や商品開発をするようになることを考え視察を行いました。

オープニングの様子
岡山ドーム内はものすごいお客さんでした

 事前学習として、デパート視察の視点をそれぞれ学生はまとめていきました。

・商品の仕入れから販売、会計処理までの流れをどのような組織で、どんなプログラムで取り組んできたのか。

・Ⅰクラス1店舗ということで、業者さんとの交渉や商品知識、店舗設計、POP広告、動線などどのような研修を積んできたのか

・特別活動の学校行事の視点から教育課程にどう位置づけどのように取り組んできたのか

・総合的な探究の時間として、取り組む場合どういった課題があるのか

・キャリア教育の視点から見た場合、どのように位置づけるのか

・視察の研究課題はとしては、生徒さんの言葉遣い、接客対応の仕方、服装、店舗設計、PayPayの導入方法、代金の受け取り方法、生徒への意欲をどのようにしてあげているのか、宣伝方法、オープニングの社長さんの挨拶、掲示物の書き方と設置の仕方など

それぞれ学生は思い思いにイメージを膨らませていました。

店内見学のあと、取締役の生徒さんによる説明の様子

視察したあとの学生の感想を紹介します。

・店内を一通り視察したあと、集合し取締役の生徒さんがデパートの概要説明から開店までの経過や取り組み状況を細かく説明してくださいました。その後質疑応答を行ないましたが、取締役の生徒さんがとてもしっかりしており感心しました。ずっと笑顔と活気に溢れており言葉遣いも素晴らしいし、デパートに関する知識も凄く、すべての質問にすぐに回答してくださいました。役が人を育て、学校行事が人を育てることを実感しました。

・1,000人の全校生徒が一つの目標に向かって取り組んでおり、Ⅰクラス1店舗(3年生は2店舗)出店の規模に吃驚した。

・生徒1人1人が生き生きと活動する姿が輝いていた。みんな活気があり気持ちが良かった。

・岡山ドーム内にお客さんがあふれており、歩きにくい状態にもなるぐらいの来場者数に吃驚した。

・販売知識や技能の習得、思考力・判断力・表現力等の育成にこの学校行事が役立っていると感じました。

・接客の対応が凄く、大人や年上の方とも上手にコミュニケーションが取れており、会話のうまさに感心した。また上手に商品の紹介やお薦めなどもごく自然に行っておりうまかった。

・学習内容と社会との接点を感じることが出来ていたと思います。

・書道パフォーマンスを見学したが、キビキビした行動や作品に感動しました。

PayPayの会計処理も導入していました
商品陳列も考えられていました

 「百聞は一見に如かず」とはよくいったもので、ほとんどの学生はこのような規模の販売実習を見たことも考えたこともなかったようです。教室の講義で説明することも大切ですが、現場に行って本物を見ることの大切さを改めて感じたところです。

感動した書道パフォーマンス
様々な商品を取り扱っていました

(教職課程担当者:経営学部商学科教授 吉田信)

 

教職フィールドスタディ「岡山東商業高校で授業見学をしました」

 11月5日(火)岡山県立岡山東商業高校で「授業見学」をさせていただきました。教職課程コースで科目「商業科教育法Ⅱ」、「教育実習指導」を履修している3年生の学生さんは、来年6月に教育実習を行いますのでそのための事前学習です。また、後期の授業から模擬授業を行っていますので、自分の授業と学校現場で本物の授業を比べてみようという課題を持って参加しました。さらに4年生の学生さんは、来年4月から高校の教壇に立つということで、そのイメージをして授業観察をしました。岡山東商業高校の森山校長先生を始め多くの先生方からいろいろなお話もしていただきました。

情報処理の授業も見学しました
生徒の学習意欲と先生の情熱を感じました

 当日は、8:30に玄関に集合し生徒の皆さんの登校の様子から見せていただきました。そして、1校時から3校時目まで、すべての授業を自由に見せていただきました。同時間帯の同一科目もあり比較しながら授業見学もさせていただいた科目もありました。授業の中で、1時間の中の導入から展開、まとめの流れを研究したいとか、GIGAスクール構想による1人1台の端末の活用状況を見てみたいなどが主な研究の視点になっていたようです。
 事前学習として、研究の視点をそれぞれまとめていきました。学生は様々な視点で授業参観を計画していたようです。

・ICT機器の活用方法を知りたい
・アクティブラーニングの導入の仕方を見たい
・板書の仕方を見たい
・授業の雰囲気を知りたい
・机間指導のタイミングと声のかけ方を見たい
・1時間の中での導入、展開、まとめの流れを見たい
・教科書の使い方、補助プリントの使い方、問題集の使い方を見たい

などを事前レポートに書いていました。

 授業見学をしたあと学生の感想を紹介します。

 3年生の学生さんは、「商業科目は検定試験もあるということで、授業づくりに工夫が必要だということを認識しました。そのため教師がしっかり専門知識を身につけていないと教えるときに困るので、私ももっと勉強をしないとと感じました。研究課題として挙げていた「どのようにアクティブラーニングを取り入れているのか」、「生徒の集中力を持続させたりするためにどうすればいいのか」という課題は、先生がしっかりと発問をすることや生徒が意見交換できるようにコンピュータを活用したり、席を近づけたりすることが大事なことが分かりました。また一番気になっていた「間違ってしまった生徒への対応」については、「○○さん助けてあげて」、「惜しい」、「他の人はどうですか」のような答え方があり、今後の模擬授業では参考にしようと思いました。今日の授業参観で学んでことを糧に、来年の教育実習に生徒に分かりやすい授業ができるように心掛けていきたい。」というレポートを提出していました。

 また、4年生の学生さんは、「今回の授業見学の大きな目的は、実際の高校現場の雰囲気を感じるとともに4月から自分が先生になっている姿をイメージするということでした。また、それぞれの授業の方法や工夫を知るという研究課題もありました。1時間目から3時間目までたくさんの授業の見学をさせていただきました。授業方法は先生それぞれ違いがありますが、どの先生方も共通していることが大きな声ではきはきと話しているということです。自分の授業に自信をもって話しているようでした。それは十分な知識・技術からくるものだと思います。私も4月からは今回見させていただいた先生方のように自信をもって話せるように十分な知識・技術を身につけてから教員になりたいと思いました。来年3月までの過ごし方を見つけることができました。」

各自端末を使った授業でした
生徒のプレゼンも取り入れていました

 それぞれ大変勉強になったようです。
 岡山東商業高校の教職員の皆様、生徒の皆様ありがとうございました。
(教職課程担当者:経営学部商学科教授 吉田信)

 

【商学科】クリスマスケーキを企画開発しました〜第2弾〜【企業コラボ】

こんにちは!西ゼミです!

私たちのゼミでは、今年もおかやまコープさん(食品小売業)となかや宗義さん(菓子製造業)とコラボし、クリスマスケーキを開発しました。

今年のクリスマスケーキのコンセプトは、「お菓子屋さんになった気分で飾り付けができる世界にひとつだけの体験型ケーキ」です。

苺やチョコレートでできた松ぼっくり、サンタさんのクッキーなど、全て食べられる可愛らしい飾りと、ケーキ本体をセットにしています。

さらに、西ゼミInstagram(@westzemi)では、おうちにあるお菓子やフルーツを使ったアレンジレシピも発信しています。

ご予約はおかやまコープ各店舗のサービスカウンターにて、12月8日(日)まで受け付けています。

詳しくは、おかやまコープの2024クリスマスケーキカタログ(https://okayama.coop/news/xmas/ )をご覧下さい。

最後に、開発秘話をレポートします。

――作るにあたって大変だったことは何ですか?

坂本    「私たちの理想でケーキ開発に挑むと、企業との兼ね合いやその企業の顧客層とのズレが生じてくるため、そこの解決策を見つけ出すことが難しかったです。」

古泉 「どんなケーキが小さな子供のいる家庭で喜ばれるのかや、他のケーキと差別化するにはどうすれば良いのかなど、見た目に関することだけでなく、家族の時間を増やせる工夫を考えるのが難しかったです。」

――消費者のどのような課題や欲求にアプローチした商品ですか?

中條 「子供と過ごすクリスマスの思い出をもっと特別なものにしたいけれど、時間や手間をかけることが難しい。そんな気持ちを持った親御さんのために、他のケーキには無い特別な魅力を詰め込んだ商品です。

島村 「今年はクリスマスが平日なので、“仕事のためクリスマスケーキを一から作る時間はないけれど、子供にケーキ作りを体験させてあげたい”、そんな小さなお子さんがいるご家庭にアプローチした商品です。」

このケーキを家族で完成させて、思い出に残るクリスマスをお過ごしください!

(商学科 西ゼミ2年一同、ブログ担当:坂本)

ひなせかきカキフェスへの参加協力

2024年7月7日(日)に「ひなせかきカキフェス」が開催され、本学学生14名(内訳:法学科3名、経済学科3名、経営学科1名、商学科7名)と教職員が参加協力しました。

当フェスは昨年行われた「日生カキオコ店の事業継承と今後について考える会」でのアイデアをもとに、かきカキフェス実行委員会が立ち上げられ、夏の売上創出にむけてイベントを行ったものです。

日生町漁業協同組合の全面協力のもと、五味の市での開催や概要が決まったものの、「夏にカキのイメージはない」、「冷凍カキを扱ったことがない」などの理由で出店する飲⾷店が少なく、当初は会自体を取りやめることも考えていました。

しかしながら、備前観光協会やYoMA合同会社などのご尽力があり、出店店舗数も増え、イベントをするか否かの瀬戸際で「開催」の方針を決めました。

初めての夏イベントとして「日生は夏季(かき)でもカキ」をスローガンに定め、カキオコ店舗だけでなく頭島の店舗や関係企業の協力を得て、「カキフェスグランプリ」対象商品には様々なカキ料理が登場!

当日を迎えるまでは関係者のみの会になると考えていた中、開始前から続々と人が集まってきました。

あわてて開会セレモニーを早めにはじめ(司会はもちろん学生)、江端会長の「ひなせかきカキフェス2024、オーーイスタート!!」の発声でカキフェス開催!!

既に会場は熱気むんむん。気温も高い中、イベント初登場の日生産岩ガキに長蛇の列です。

岩ガキ班も急遽人員増で学生もがんばります。
初めてのカキむき大丈夫かな?手にケガをしないように気を付けてね。

日生産岩ガキ。並んだ甲斐もあって美味しさもひとしお。
全く臭みもなく、クリーミーで食べやすい!

中央には瀬戸内の魚が泳ぐ、ふれあい水族館も。
(エイのトゲもきれいに切っています)

海老のレモン味噌カレーやチーズボール、

カキグルメの牡蠣ラーメン、

牡蠣のピカタとかき氷、

カキオコバーガーやカキ炒め、

アイスコーヒーやキーマカレーなどもあり、五味の市の中は飲食店でいっぱいです。

その他にもぷよぷよすくい、

備前緑陽高校によるワークショップや

とれたての水揚げ即販などもありつつ、

おさてん団の演奏もありました。
演奏者の皆さま、遠方からありがとうございます!

昼から車が混雑し、誘導としてトヨタレンタリース新岡山の皆様に大変お世話になりました。また、来られたお客様、近隣の皆様にご迷惑をおかけしました。次回はそのようなことがないよう対策をねっております。

最後にはカキフェスグランプリの投票結果を発表!投票された牡蠣殻を水槽に投げて数を競います。

その結果、グランプリはAdoveロッキーカレー(頭島)の牡蠣カレーに決定しました。おめでとうございます!!!

みんなで片付け。きれいに元通りにします。

実行委員会の皆様、お疲れ様でしたー。お客様には初開催ということで至らない点が多々あったかと存じますが、次回開催に向けて頑張っていきたいと思います。

この度はお世話になりました皆様、誠にありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします!

なお、今年包括連携協定を締結したトヨタレンタリース新岡山様からも13名の協力があり、受付や店舗運営、誘導など多くの面でお力をいただきました。
この場を借りて、御礼申し上げます。

(文責・産学官連携センター長 三好宏)

 

カキオコ店事業継承と今後を考える会への参加協力

2023年10月22日(日)に開催された「日生カキオコ店の事業継承と今後について考える会」に商学科の学生3名と教職員で参加協力しました。

日生カキオコまちづくりの会では活動22年目を迎え、日生カキオコは関西圏だけでなく全国からも注目されるグルメとなりました。

一方で、カキオコ店主の高齢化は進んでおり、営業時間の短縮などが進んでいます。

認定店はB級グルメブームだった十数年前の約20店から14店に減少し、そのうち6店は店主が75歳以上で、うち5店には後継者がいないという状況が見えてきました。

同会では、「日生カキオコ」を日生にお越しいただいたお客様にいつまでも楽しんでいただけることを願い、本学以外にも認定店備前観光協会日生町漁業協同組合備前東商工会に呼びかけて企画。

考える会には20名が集まり、YoMA合同会社(中国銀行ほか地域課題解決合同会社)が主導し、3グループに分けてワークショップを行いました。

(Aグループ)

(Bグループ)

(Cグループ)

話し合った後はグループごとに発表会。

地域の影響について、「観光客が少なくなる」「牡蠣の消費量が減る」「町の賑わい(話題性)がなくなる」「町の飲食店が減っていく」「店舗が減ると働く場が少なくなることからより人材確保が困難になる」「昔ながらの味が残せない」「店の多様性が減り町全体の魅力がなくなる」などの危惧が示されました。

また、対策としては、短期では「カキオコフェス」「夏場のイベント企画」「商店街の活性化(空き店舗の利用、チャレンジショップ)」、長期では「新規カキオコ店主の応募」「カキオコ学校(中野うどん学校みたいなもの)をつくる」などのアイデアがでました。

今回、会をもつことで地域全体で課題が共有でき、それぞれの思いも知ることができました。

今後も岡山商科大学では継続して、日生カキオコまちづくりの会と共に活動してまいります。

皆さま、なんじゃろーと一歩一歩進んでいきましょう!

(文責・産学官連携センター長 三好宏)

 

奉還町アキナイト2024のご案内

岡山青年会議所が主催する「奉還町アキナイト2024」に岡山商科大学 商学科 西春奈ゼミ生が紫いもの洋風どら焼きを販売します。

日時:2024年10月12日(土)17時~20時

場所:奉還町商店街および、わいわい広場

地元学生×企業のコラボ屋台として、本学を含めた4大学、2高校が出店します。

  • ノートルダム清心女子大学×(株)いぶき
    フードロス野菜・果物を使用した「スムージー」
  • 福山大学×秦 農場Shop
    商いを通して地元の魅力を伝える「地ビール」
  • 岡山理科大学×ふなおワイナリー有限会社
    学生が研究開発した地域「ブランドワイン」
  • 岡山商科大学×(株)なかや宗義
    素材の価値を上げるために開発した「どら焼き」
  • 関西高校×(株)ゆめのたね
    地元に語り継がれる偉人を「ラジオで発信」
  • 岡山工業高校×奉還町商店街
    商店街を華やかにする、地元学生による「デザインパネル」

そのほか、わいわい広場ではミニ縁日が行われており、アンケート回答者には紫いもの洋風どら焼きをプレゼント🎁

ぜひお越しください!お待ちしております😊