キャリアセンターでは、3年生の「業界研究」を手助けするために、会社見学を実施しています。今回、10月28日(月)には、製造業・医療品業界の研究として、帝人ナカシマメディカル株式会社様を訪問しました。
この企業は、整形外科インプラント機器の製造販売及び医療現場でのサポートを行っています。インプラントとは人間の身体に埋め込む人工物で、歯科治療で入れ歯の代わりに歯を埋め込むインプラント治療は有名ですが、それと同じ原理です。運動器(身体運動に関わる骨、筋肉、関節、神経などの総称)疾患において、人工関節や脊髄固定をおこなう接合材料などを提供しています。人工関節は、間接リュウマチなどの病気や高齢化によって関節が上手く動かなくなった時に、その代替として身体に装着します。

関節は、動く部分です。よって、スムーズに動作する必要があり、身体に装着するので、腐食や変形があっては困ります。そのために、チタンやコバルト合金といった、非常に硬く丈夫で変質しない素材を使用して、スムーズに動作するために表面をきれいに研磨します。完成品は、鏡の様に顔が映るほどピカピカに磨かれています。また、使用中に破損や摩耗があっては困ります。さらに、身体に対して有害な物質が存在してはダメです。このような厳しい条件をクリアーするために、研究・開発・評価試験・製造検査を厳格に行っています。
会社見学時には、岡山商科大学の先輩社員の方が、人事部の方と一緒に会社説明を行ってくださいました。先輩から現役の学生に対して、「会社での生活、仕事の楽しさや苦労、学生時代に身に着けておくこと」など、沢山の情報を頂くことができました。

キャリアセンターでは、このような学生支援も行い、将来のキャリア設計を支えています。
(キャリアセンター)