★2022年10月1日(土)~30日(日)まで展覧会開催中!
岡山商科大学 産学官連携センターでは、真鍋島歴史文化研究会から依頼を受け、標記展覧会の会場設営準備に協力しました。
本学では2008年度より笠岡諸島における研究を行い、2015~2016年度に行った岡山県のおかやま大学生中山間地域等研究・連携促進事業から真鍋島に深く関わるようになりました。
2016年度から新型コロナウイルス流行前まで、真鍋島小・中学校・公民館合同運動会へ参加したり、真鍋島赤にんにくの圃場整備や収穫作業のお手伝いや2021年度は遊歩道の整備協力と、息の長い地域連携活動を行っています。
「道西喜代吉(みちにしきよきち)氏画集展覧会」の詳細はこちら。
山陽新聞紙面及びデジタル版に記事が掲載されました!(2022年10月9日掲載)
Table of Contents
6月26日(日)事前打合せ
商学科・三好宏ゼミの学生4名と共に真鍋島へ。

真鍋島の案内看板が新しくなっていました。

午前中は、真鍋島歴史文化研究会の活動内容やお手伝いをする「道西喜代吉氏画集展覧会」について、地域おこし協力隊の武井さんより説明をうけます。

地域の方がつくってくれた具がごろごろカレー。らっきょやキュウリの浅漬けが自家製で美味しい!何杯でもいけちゃいます。

午後は島内散策。お社にサンゴが奉納されています。

真鍋島の五輪石塔群。真鍋水軍の率いた真鍋氏一門代々のお墓があります。
多くの歴史が残る真鍋島の風俗を絵として残した道西喜代吉さん。
民俗学的にも貴重な史料として実感できた1日でした。
8月8日(月)24時間テレビ撮影
SDGs(持続可能な開発目標)の一環として、真鍋島赤にんにくの栽培から販売までの取組みや道西喜代吉氏画集展覧会の取組みを24時間テレビの枠で広報。
法学科2名、商学科1名の学生が参加しました。(引率は商学科・三好宏教授)

真鍋島赤にんにくのオリーブオイル詰めを地域の方に教えてもらいながら作ります。

お昼は地域の方が作られたおにぎり弁当をいただきました。ご満悦の表情。
(カメラ撮影時のみマスクを外しています)

真鍋家住宅。国の登録有形文化財に指定されています。
道西氏展覧会設営準備の細かい打合せをしつつ、島内の説明をうけて周りました。
9月23日(金)~ 25日(日)展覧会設営準備協力
三連休で、法学科1名、商学科2名の学生が、展覧会会場である本浦の旧真鍋島保育所と岩坪の岩坪会館の整備や設営準備協力を行いました。(引率は商学科・三好宏教授)
▶ 9月23日(金)本浦会場準備

午前は、旧真鍋島保育所で設営準備にむけて説明をうけます。

まずは保育所前の運動場の草抜き。地道ですが、大切な作業です。

午前中いっぱいを使って、みんなでやると、とてもきれいになりました。

お昼ご飯のカレーは、体を動かしたので、いつもよりもっと美味しい!

午後は展示スペースである保育所の部屋を掃除・整頓して、金沢美術工芸大学名誉教授の真鍋先生(現在、真鍋島に移住)に教えてもらいながら看板をつくります。

できたー!展覧会で設置されている看板は全て商大生の手作りです。
(カメラ撮影時のみマスクを外しています)
▶ 9月24日(土)岩坪・本浦会場準備

午前は岩坪会館の会場準備です。本州から運んできたパネルを8枚設置。

次に、岩坪会館周辺の雑草をみんなで抜きます。よいしょ、よいしょ。

お待ちかねのお昼は、おにぎり弁当。唐揚げも野菜の添え物もおいしい~!

午後からは、本浦会場に移動して、真鍋先生に教えてもらいながら展示のパネルづくり。のりパネに説明文や写真、道西さんの絵を貼っていきます。

パネルをつくった後は、雨が入らないように看板をビニールで覆います。
▶ 9月25日(日)本浦・岩坪会場準備

お手伝い最終日。午前中は本浦会場で真鍋島の地図づくり。
笠岡市から提供してもらった地図とパネルの写真をどのように展示するのが良いか、みんなで話合い、まずは枠内を切って貼ってみようということに。
次に、地図情報を敢えて残したままで地図をつくってみよう!と挑戦。細かい調整をしながら地図を組み立てます。

完成!!地図情報を残した方が、地図という感じがして良いねと、この形に落ち着きました。
この地図の上に写真を貼る際、どのような構成にすると来場者に伝わりやすいか、も合わせて考えました。どんなデザインになったかは、現地でぜひ見てみてください!

お昼は、おうどんとおいなりさん。おいなりさんの中には島で育ったゆずの皮が入っており、とても香りが良く、爽やかで、おいしい!

午後からは岩坪会場に移動して、展示パネルの構成を考えます。山陽新聞の取材もうけました。(山陽新聞 笠岡・井原・浅口圏版26面 2022年9月30日(金)掲載)

真鍋先生に教えてもらって、パネルに虫ピンを打ち込みます。

道西さんの絵と写真、説明文を設置する場所を間違えると写真が際立ってしまうので、一番鑑賞してほしい道西さんの絵を先頭に写真と説明文を並べるという構図にしました。
10月15日(土)展覧会運営協力
展覧会会期中に、法学科1名、商学科3名の学生が本浦の旧真鍋島保育所にて運営協力を行いました。(引率は商学科・三好宏教授)

本浦港に着いた途端、制作した看板がお出迎え。
雨が看板にしみこんでなくてよかった!

本浦港から歩いて3分で会場に到着。
まずは、展示会場の真鍋小学校のふるさと版画カレンダーの展示や

真鍋中学校のおすすめスポット紹介の展示を見学。

会期中の展覧会の様子を聞きつつ、運営協力の打合せ。
今日は郷土料理試食会用のテント設営と郷土料理の配膳をお手伝いします。

この日は10月にもかかわらず猛暑日。来場者の方が熱中症にならないようにテントをはります。

いよいよ開催時間となり、島内の方が多数いらっしゃいました。

道西さんの絵にあらわされている昔の島の様子と現在の様子を見比べながら、話に花が咲きます。
今回の展覧会により、道西さんの絵を所有している島の方がいらっしゃり、新しい作品の発見にもつながったそうです。すごい!

学生は来場者のスピードにあわせて、地元の方が近くの公民館でつくった郷土料理を盛り付けます。

配膳をしながら後片付けも同時進行。

本日の郷土料理は昔の祝い飯とのことで、お赤飯と野菜の煮物、切り干し大根、メザシの炊いた物、亀の手のお味噌汁。
亀の手はいい出汁がでるだけでなく、中の身を割って食べると美味しい!

昼過ぎになると、50食限定の郷土料理もあっという間になくなりました。
次は机やテントの片付けです。
準備だけでなく当日の運営協力も行うことにより、道西さんの絵をたどりながら真鍋島の歴史や風土が身近なものに感じられるようになりました。ただ、島をめぐっただけでは分からない当時の島の活気や生活などが絵や文章を通してよみがえるようです。
この度の展覧会設営準備や運営協力では地元の方の応援を多くいただきました。
毎日お昼ご飯をつくってもらったり、差し入れでアイスをいただいたり、声をかけていただいたりと、島全体で支えてもらいながら活動することができました。
この場を借りて、御礼申し上げます。
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「道西喜代吉(みちにしきよきち)氏画集展覧会」は以下の期間で開催されます。
会期等:
〈第Ⅰ期〉岩坪会館(真鍋島岩坪集落)
2022年10月1日(土)~2日(日)
〈第Ⅱ期〉真鍋島保育所(真鍋島本浦集落)
2022年10月5日(水)~10日(月)、15日(土)~16日(日)、22日(土)~23日(日)、29日(土)~30日(日)
※10月1日(土)、15日(土)、29日(土)は真鍋島の郷土料理が試食体験できます。(各日50食限定、会場にて整理券配布)
ご興味のある方は、ぜひ真鍋島の展覧会にお越しください!!
(文責・産学官連携センター長 三好宏)