10月25日・26日に開催された第60回商大祭にて、犯罪被害者支援部「つぼみ」では、模擬店の出店と、犯罪被害者支援に関するパネル展示を行いました。

今回展示したパネルは、本年度より開始した新たな取り組みであり、つぼみと、被害者支援大学生ボランティア「あした彩」の学生が、約半年間にわたり協力して制作した“被害者紹介パネル”です。
つぼみが主導となり、被害者やそのご遺族の想いを伝えることを目指し、他大学の学生や関係機関、そしてご遺族の方々と相談を重ねながら、試行錯誤を続けてきました。
パネルの数は最初の予定より少なくなりましたが、だからこそ、ひとつひとつの想いがしっかり届くように大切に作りました。
また、模擬店では、熊本県の被害者ご遺族である深迫祐一さん・祥子さんが営まれている「calmest coffee shop」様よりコーヒー豆をご提供いただき、アイスコーヒーを販売しました。

熊本のコーヒーを味わっていただくともに、深迫さんご夫妻が進められている「コーヒー×被害者支援」という取り組みを、岡山の学生にも知っていただく機会となりました。
深迫さんには多くの助言や励ましをいただき、準備段階から大変お世話になりました。
併せて、部員のアイデアによりベビーカステラも販売し、多くの方にお楽しみいただきました。

また、展示をご覧いただけるよう、ショップカードや部員による声掛けなど、導線づくりにも工夫を凝らしました。
なお、模擬店の収益は、犯罪被害者支援を行う団体へ寄付させていただきます。
短い期間での無謀な挑戦ではありましたが、あした彩の皆様、ロータリークラブの皆様、岡山県警被害者支援室の皆様、パネル制作にご協力いただいた被害者ご家族の皆様、深迫様、そしてつぼみのメンバーには、心から感謝しかありません。
改めて、本当にありがとうございました。
今年だけの取り組みだけで終わらせることなく、いただいた想いとつながりを、これからも続けていきたいと思います。

今後とも、犯罪被害者支援部つぼみをどうぞよろしくお願いいたします。
(法学部3年 土田)