
他の人と違う視点、新しいアイデアを生み出すためには・・・。
会場準備や運営をお手伝いしてくれている学生スタッフによる感想です。
「市場経済における会社と個人のあるべき姿」
政策研究大学院大学 客員研究員(前ミクシィ代表取締役) 朝倉 祐介 氏
今回の夕学は、株式会社ミクシィ(以下、ミクシィ)を1年で復活させた朝倉さんのお話でした。
朝倉さんのキャリアはとても興味深く、中学校卒業後、オーストラリアにある競馬騎手養成学校に入学され、20歳で東京大学に入学。在学中に起業し、卒業後は一度他の企業に就職しましたが、起業した会社へ戻られ、起業した会社をミクシィへと売却したことがきっかけでミクシィの代表取締役社長となり、立て直しを進められました。このような様々な経験から新しいアイデアを生み出すことが出来ているのではないかと感じました。
ミクシィの立て直しのお話で一番興味をもったことは、本当はミクシィには価値があったということです。ミクシィが低迷している時、世間で価値があまりないと判断され、社内でも労働、財、資本のバランスが崩れて危ういとされていました。しかし、朝倉さんの目には、在学中に起業した会社運営で大変なご苦労をされていたからこそ、零細企業としては喉から手が出る程欲しい、とても優良なエンジニア・開発力、130億円のキャッシュ、そして、ミクシィという誰でもよく知っている看板という強さがあると映っていたと言っていました。私も様々な経験をし、陥った状況にのまれることなく、他の人と違う視点、思いつかないアイデアを出せるようになりたいと思いました。
そのためには、「理」「心」「運」の話でもあったように、準備することが大切になると思います。朝倉さんの話では準備していないと運をつかむことが出来ないということでしたが、成功するかどうかは準備で9割決まるという話も聞いたことがあります。
今、私がおかれている大学生という期間は社会に出るまでの準備期間ともいえます。そこで、残りの2年間をどう使うのかをもう一度整理し直し、自分には何が足りないのかを考えて、準備していきたいです。

感想担当:おのっち 主に夕学講座準備から運営のお手伝い。 にこやかな笑顔とナイスな機転で協働してくれる頼もしい学生です。 商学科(FPコース)3年生

