先日(7月6日(土)10:00~17:30)、本学で第24回日韓家族法学会(한일가족법학회)が開催されました。
この学会は、伝統のある日韓学術交流大会で、なんと今年で24年目を迎えました。
伝統ある日韓の学術大会を本学で開催できたことは大変光栄です。
今年は、いま日本で話題の「相続法改正」を統一テーマとして、日韓それぞれ2名ずつ、計4名の先生方にご報告を頂きました。
①第1報告:窪田充見先生(神戸大学)「相続法改正の概要―実現した改正と見送られたもの」
②第2報告:정다영(丁茶榮)先生(嶺南大学)「배우자 상속에 관한 한국에서의 개정 논의 및 제언(韓国における配偶者相続に関する改正議論及び提案)」
②第3報告:二宮周平先生(立命館大学)「相続法改正の課題と展望―家族の多様化と高齢社会への対応から」
④第4報告:이동진(李東珍)先生(ソウル大学)「한국 상속법의 개정방향―상속회복청구권과 유류분을 중심으로(韓国相続法の改正方向―相続回復請求権と遺留分を中心として)」
(なお、上記の報告は、韓国家族法学会の学会誌である「家族法研究第33巻第2号」(2019年7月31日発行予定)に掲載される予定です)



また、本学からは宍戸圭介法学部長と鬼頭祐紀助教が学会に参加し、宍戸法学部長が開催校挨拶及び基調講演(「卵子提供に対する日韓中越の大学生意識調査」)を、鬼頭助教が第3報告司会及び全体の通訳司会を行いました。

この学会を機に日韓の「学術交流」、日韓の「交流」がさらに活発になることを願っております。