今回は國光先生にご寄稿いただきました。
経済学部の國光ゼミ(3年)では、「自ら考え、適切に行動する能力」を養成することを目的に、課題解決型学習(Project-Based Learning)を実施しています。学生が自ら課題を設定し、教室外でのフィールドワークを通じた資料の収集と、調査対象への提言を目指しています。2018年度は少子化対策に取り組む津山市(岡山県)を、2019・2020年度は高齢者の社会参加を調べるため瀬戸内市(岡山県)で調査しました。

津山市のイベント「雛めぐり」(2019)
2021年度は「高齢者の雇用機会の確保と生涯現役の啓発」をテーマに、岡山市が主催する【学生イノベーションチャレンジ推進プロジェクト】に参加します。本プロジェクトは、大学生が企業や地域・NPO等と協働して、若者ならではの柔軟なアイデアの提案・実践によって地域課題の解決や地域活性化を図る事業です。國光ゼミは、西大寺公共職業安定所等と連携し、高齢者が働きやすい企業の「見える化」に挑戦します。
コロナ禍においては活動に制約こそありますが、地域づくりの次代を担う人材の育成に向けて、今後も地域の課題に取り組んでいきたいと思います。

教室での活動風景(2021)
(経済学部 國光)