“ボランティア 行ってみたくなりました”
令和6年度 災害時における被災者支援ボランティアに関する協定に基づく連携事業(岡山県知事、岡山社会福祉協議会及び大学との協定)として、大学生災害ボランティア研修会を実施しました。
南海トラフや集中豪雨など災害リスクが高まる中、大学生一人一人の防災意識の向上と被災者支援のノウハウを身に付けようという視点から法学部、経済学部、経営学部の170名の学生さんが参加しました。
第1回講座 「災害ボランティア入門編(岡山県社会福祉協議会主催)」
この講座では、災害での地域住民(被災者)への影響、近年の災害に関する動向、災害ボランティアセンターとは、社会福祉協議会が災害ボランティアセンターを設置する意味とは、災害ボランティアセンターの概要、災害ボランティアセンターの一日の流れ、ボランティア活動の大切な基本、ボランティア・市民活動で知っておきたい5つのポイント、災害ボランティアセンターのための準備と心構えなど日頃の講義では聴くことの出来ない貴重な勉強をしました。

学生の皆さん真剣に聞いています

本日の資料です
1 期日 6月6日(木)4限目 15:00~16:30
2 会場 781番教室
3 参加学生 1年生から4年生の学生約160名
4 研修会内容 災害ボランティアの心構えや基礎知識、活動事例等について学びました。キーワードは、支援の多様性、得意を生かしたボランティアでした。
研修会の中で個人での考察タイム、グループ協議タイム等がありいろいろ考えたようです。その中で、
■災害が起こったときに、生活で困ることを考えてみてください。では、
・お金やカードはもちろんのこと、日頃着る服や勉強道具等失ってしまったらどうなるのかと思った。
・電気や水などのライフラインが止まったらどんな生活になるのだろうかと思った。
・トイレが使えなくなったらどうしたらいいのか。
・食べ物はどうなるのだろうか。
・今まで使っていた物が瓦礫になり片付けのことを考えたら大変だろうなあ。
・今まで使っていた大切な物は本当にゴミなのだろうか。
と意見がでていました。

災害時の写真も沢山見ました

多くの学生が考えを発表しました
■平常時にできることを考えるということで、「災害時に自分ができること」をするため、災害の前から自分ができることを考えてみてください。では、
・お金を貯めておく
・身体を鍛えておく
・非常時の持ち出し用具を準備しておく
・ボランティア知識を身に付けておくこと
・避難場所の把握
・ハザードマップを確認しておく
などを発表していました。

講師の方の熱心な想いが学生にも伝わります

真剣な様子で聞く学生
また、■災害時にできることを考えるということでは、「もし県内で災害が起こった時、被災された方や被災地域のために自分ができること」を考えてみてください。では、
・目の前の人命救助にあたる
・岡山商科大学からボランティアバスを出し参加者を募り、ボランティアにすぐに行く
・ボランティアセンターに行ってボランティアセンターの運営に参加する
・避難所の運営に参加する
・1人1人身近なところから被災家屋等の瓦礫処理等のボランティアに参加する
・食事などの炊き出しに参加する
・募金活動に参加する
・被災した子ども達の遊びや勉強のお手伝いをする
と意見がでました。
研修会を終えあと学生に「研修会を通じて、災害ボランティア活動に参加してみようと思いましたか?」と尋ねたところほとんどの学生さんが参加してみたいと言うことでした。災害が起きた時は、チーム商大でお手伝いさせていただきたいと思います。
質疑応答では、「今年の夏休み、能登半島地震で石川県等にボランティアバスを出す予定はありませんか。という質問なども出ていました。学生の皆さんのボランティア意識は高いと感じました。
経営学部商学科教授
学生部長 吉田 信






