〈経済学部通信〉悟無好悪:暑さに学ぶ、心の在り方

八月も終わりを迎え、新米の便りが聞こえ始める頃となりました。季節は秋へと向かいながらも、外気はなお体温に近く、日々の暑さに思わず「夏眠できたらなあ」と嘆いてしまうこともあります。

そんなある日、ふとした瞬間に、ある発想が浮かびました。

「これは、天然のホットヨガなのではないか」

そう思い立ち、長袖・長ズボンで過ごす“アットホーム・ホットヨガ”を試してみることにしました。汗をかきながら一日、また一週間と続けてみると、これまで気になっていた身体のこわばりが、まるで快晴の空のようにほどけていくのを感じました。暑さに対する否定的な感情が、次第に感謝の念へと変わっていったのです。

この体験を通じて、禅語の「悟無好悪(さとればこうおなし)」が静かに心に響きました。この言葉は、「悟りを得れば、好き嫌いの感情にとらわれることはない」という意味を持ちます。物事はすべて、紙の両面のように相依存しており、どちらか一方だけでは成り立ちません。暑さがあるからこそ涼しさが際立ち、「成功がなければ、成長がある」と捉えることで、自然体で日々を受け止めることができるのではないでしょうか。

 

土曜の昼前、団地の上空を響く豆腐売りの「トウフ~トウフ~」との声が、今日は一糸の涼を伴って聞こえてきました。日常の何気ない風景の中にも、心の変化が映し出されているように感じます。このような感覚の変化は、日々の暮らしの中で誰にでも起こり得るものです。

一方、私たちは日々、さまざまな出来事に対して好悪の感情を抱きます。しかし、その感情にとらわれすぎると、物事の本質を見失ってしまうこともあります。「悟無好悪」という言葉は、そうした感情の揺れを静かに整えてくれる指針となるかもしれません。

 

暑さも涼しさも、成功も失敗も、すべてがありがたい存在。大事なのはそれに気づくことだと思います。

皆さんは最近、どんな“ありがたさ”に気づきましたか?

好悪を超えて、今ここ、この瞬間を味わうこと。それが、心の余裕につながるのかもしれません。

(経済学部 韓雲冬)

修平科技大学 夏季研修(2)

 岡山商科大学での10日間の研修も後半に入りました。1限目に日本語、2限目に日本文化を学ぶプログラムが続いています。8月25日(月)には大学のゲストハウスで日本のB級グルメを体験しました。日本語・日本文化勉強会ボランティアの学生さんが作ってくれた焼きそばをパンにはさみ、みんなで焼きそばパンを作りました。午後からは招き猫美術館で絵付け体験をしたのち、後楽園の幻想庭園に出かけました。

 8月26日(火)は日本語の勉強の後、折り紙の歴史と現代の医学や宇宙工学、建築、ファッションへの折り紙の応用について学びました。その後、鶴と浴衣を実際に折ってみました。折り紙は意外に難しく、折り方が分かった人が他の人に教え、助け合いながら作品を完成していきました。

 8月27日(水)はゲストハウスでお抹茶体験をしました。畳の部屋で慣れない正座は大変でした。「お点前ちょうだいします」と言うのが難しくて「いただきます」となってしまう人もいました。午後からの倉敷研修では美観地区へ出かけました。

 8月28日(木)は閉講式と送別会の後、帰国準備です。8月29日(金)に高松空港から台中へと帰途につきました。

 今回の研修プログラムは総務企画課が中心に受け入れしてくださいましたが、他にも多くの部署にご協力をいただきました。学生寮の準備やバスの手配をしてくださった学生課の方々、ゲストハウスの準備をしてくださった施設課の方々、柔道の講義の菊川先生、お茶を教えてくださった社会総合研究所の伍賀さん、そして学生ボランティアの藤井さんと上野さん、この場をかりてお礼申し上げます。

(経営学部商学科 林、松浦)

 

オープンキャンパスを実施しました(8月30日)

8月30日、大変暑い日でしたが、3回目のオープンキャンパスでした。暑い中お越しくださったみなさま、ありがとうございました。

けんちゃんの朝顔もちょっとぐったり気味な暑さでした・・・。

 

でも新校舎になって、建物の中は当然のことながら快適です。

法学部では公務員試験合格者等、いろいろな活動を頑張ってる学生さんに来てもらってトークセッションを行いました。

気心知れたゼミ生同士、先輩後輩同士で、カジュアルにトークを展開しました。

短い時間にトピックを詰め込み過ぎてしまいましたが(本当はもっと倍くらい、いろいろ話したかったです)、多分商大の大学生活の雰囲気は感じていただけたのではないかと思います。

 

 

 

後半は民法の模擬授業・ミニ講義を実施しました。日常生活における契約の話です。

 

おまけ:本学の学生さん達が口をそろえて言うのは、「商大は先生と学生との距離が近い」ということなのですが、まさにそれを表すような良い写真が偶然撮れました。トークセッション後、学部長と学生さんが記念撮影をしてました。学部長の鞄と、はじける笑顔の学生さんのTシャツ、新校舎の壁のカラーが絶妙にマッチして非常に良い味を出しています。