5月9日(木)本学で「大学生サポート教室-大学生が狙われている-」の勉強会を実施しました。参加した学生さんは、商学科1年生合同ゼミ(内田ゼミ、青木ゼミ、吉田ゼミ)の学生35人です。講師は、岡山市消費者生活センターから岡本英治氏が来てくださいました。
事前学修として、消費者トラブルについて各自研究しレポート提出を行い、勉強会に臨みました。学生の皆さんは、事前学修をしたことによって疑問点や課題が見えてき、自分事と考えそのようなときどのような行動を取ったら良いのか解決策がしっかり見えてきたようです。

覚えのない架空請求かもしれない通知が来ました。あなたはどうしますか。
・特殊詐欺とよく聞くが一体どんな詐欺なのか。よくわからない。
・ロマンス詐欺という言葉を聞いたことがあるがどんな手口なのか。
・架空請求と思われるメールがよく届きますが,どうしたらいいのか。
・闇バイトは儲かる話らしいが、どんな手口はで声がかかるのだろうか。
・ネットショッピングで購入したが商品が注文した品と違っていた。そんなときどうしたらいいのか。
・いきなりパソコンから大きなブザーが鳴って、ウィルス感染メッセージが来たがそのときどうしたらよかったのか。
・暗号資産のもうけは話があるという話を聞いたことがあるが、それはいったい何なんだ。
・コンサートのチケットを転売したいがこの行為は違法なのか。
・先輩から商品購入を頼まれたがどうしたらいいのか。
・4月から下宿をしたが電気料金が安くなるので契約を変更しましょうと言われたがどうしたらいいのか。
各自このような課題を持って勉強会に臨みました。

特殊詐欺被害額1日2億円、年間772億円突破

身に覚えの請求通知が届きました。そのときあなたはどうしますか。グループで話し合ってください。
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次に勉強会をした後の学生の皆さんの感想を紹介します。
・架空請求と思われるメールやはがきが自分のもとに届いた場合の対処法は、極めて簡単だとわかりました。それは無視することです。具体的な手口にもあったように、メールに返信したり、電話をしたりしてしまった場合は、その後もしつこく連絡が来る恐れがあるため、何もしないのが一番いいようです。架空請求の手口は近年ますます巧妙化しています。不安になって誤って金銭を振り込んだりすると、思わぬ被害を被ってしまう可能性があります。そうならないためにも、架空請求か疑わしい場合は、すぐに警察に連絡するか、もしくは専門家へ相談したいと思います。
・自分はだまされないと思っている人ほど要注意だそうだ。
・「不在通知」偽SNSの被害が、こんなにも多いのか信じられない位の数字でした。
・友人から誘われても私は断る勇気を持つことに決めた。
・突然やってくるセールスマンには気を付けろ.その時話は聞くな,勇気を持ってきっぱり断ろう。
・身に覚えのない商品が届いた時は、受け取るな。これは送りつけ商法だと思え。
・ネットショッピングでチェックしておかないといけない項目を教えてもらい、大変参考になりました。
・「初回無料、初回お買い得価格、定期縛りなし」の意味を理解できたのは良かった。
・簡単に儲かる話はない。怪しい誘いには落とし穴がある。
・何か不安があったら友達に相談しようと思いました。
(経営学部商学科教授 吉田信)