
会場準備や運営をお手伝いしてくれている学生スタッフによる感想です。
「思考を深め、言葉を磨く。」
株式会社電通 コピーライター・コンセプター 梅田 悟司 氏
今日の夕学は、「思考を深め、言葉を磨く。」と題して株式会社電通の梅田悟司さんのお話でした。梅田さんはクリエーティブ・ディレクターというお仕事をされており、缶コーヒーで有名なジョージアのフレーズである「この国を支える人を支えたい」や「世界はだれかの仕事でできている」などを考えられたそうです。
今日のテーマとして無意識を意識するというものがありました。つまり考えることを考えるということです。最初は何を言っているのか分からなかったのですが、お話を聴いているうちにだんだん理解できました。言葉にできるということは、まず考えていることを把握してその上で相手に伝わる言葉にする力が必要です。この2つのうち、本当に大切なのは初めの考えていることを把握することです。しかし、多くの人は相手に伝わる言葉にする力をつけるほうが簡単だから重視する傾向があります。私も伝わってこそ言葉だと思ってこちらを重視してきた人間です。伝えたい思いがないのに何を言葉にするのかというお話にはなにか感じるものがありました。
企業の人事の人とお話させて頂く機会があり、その時に「上辺だけの言葉は胸に届かない、本心から出ている言葉は伝え方が上手くなくても心に残る」といった内容のことを言われました。つまり、胸に残る言葉は考え抜かれた言葉なのかなと思います。だから話すときや、文章を書くときなどは考えて、考えて、考え抜いて自分の思っていることを把握して伝えていきたいです。
また今回のお話で発信することの重要性について考えました。言葉はどんなにいい言葉であっても思っているだけでは届きません。どんなに下手な伝え方であっても発信していく必要があると思いました。発信することによって共感する人ができて協力してくれると思います。だから、考え抜いて伝えたいこと、やりたいことができたら、自分1人だけで実行するのではなく、協力者を募っていいものを作っていきたいと思いました。

感想担当:おのっち 主に夕学講座準備から運営のお手伝い。 にこやかな笑顔とナイスな機転で協働してくれる頼もしい学生です。 商学科(FPコース)3年生