日本商業教育学会 第35回全国(岡山)大会を本学で開催しました

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 日本商業教育学会第35回全国(岡山)大会が、令和7年8月23日(土)・24日(日)の両日、岡山商科大学を会場に開催され、全国から140人余りの大学や高校の先生方が一堂に会しました。

 この大会は、商業教育に関する理論的及び実証的研究を促進し、さらに関係機関との連携を深めることで、商業教育の発展に寄与することを目的としています。

岡山商科大学第11号館会場

11号館HUB60 エントランスホール

 統一論題「地域と共に未来を創る商業(ビジネス)教育の実現」のもと講演が2題、学会助成研究報告1題、韓国経営教育学会報告1題、統一論題研究報告5題、自由論題研究報告12題の研究発表が行われました。

 講演会では、地方の公共交通再建にご尽力され、「地方公共交通の救世主」「再生請負人」とも称されています両備ホールデングス(株)代表取締役会長(CEO:代表経営責任者)小嶋光信様をお招きして、「商業教育を活かす忠恕の心」というテーマでお話しいただきました。参加者された皆さんは商業教育の活性化に向けた具体的なアイデアをはじめ多くの示唆をいただいたことと思います。また、文部科学省教科調査官の岩舘由伸氏からは、「商業教育の現状と今後の方向」と題して、コンピテンシーベースと授業改善の方向性、主体的・対話的で深い学び~個別最適な学びと協同的な学び~、さらに次期学習指導要領改訂に向け議論するにあたっての論点等についてご講演をいただきました。

 両備ホールディングス小嶋光信氏講演

テーマ「商業教育を活かす忠恕の心」 

文部科学省教科調査官岩舘良伸氏講演

 テーマ「商業教育の現序と方向」 

 研究発表では、「商業科目を結び付けた企業・地域の教材化及び授業実践と評価」、「大学・教育委員会・学校の三位一体による教員養成に向けて ~地域と共に未来を創る商業(ビジネス)教育の実現~」、「地域と共に未来を創る商業(ビジネス)教育の実現 ~グローバルな視点と地域への貢献を両立させるビジネス教育~」、「教科商業におけるビジネス教育とは何か」、「商業科における探究学習型入試の指導法について」、「高大連携による地域と共に未来を創る商業(ビジネス)教育の一考察」、「高校コーディネーターを活用した地域との協働体制による商業教育の実践」、「課題研究における商品開発の高大連携」、「『課題研究』の指導法に関する一考察 ~普通科における『総合的な探求の時間』の指導事例との比較をとおして~」「高等学校のキャリア教育と商業教育との関係についての考察 ~キャリア教育・進路指導・職業指導と職業教育の歴史的変遷を踏まえて~」、「リテールマーケティング授業におけるテキストの好み成績の関連性」、「商業高校から商業系学部に進学した学生の意識調査」、「株式投資を始める若者を増やす投資教育 ~大学生ベンチャーと商業高校が連携した3年間の『リアル投資教育』実践の記録~」、「中高校生向け金融教育プログラム作成」など幅広い分野の研究発表がありました。

分科会研究発表

分科会研究発表

 本学の教職課程「商業」の履修生12人も運営のお手伝いや研究発表、講演会に参加し、日頃授業では学べないような生きて働く勉強も沢山出来たようです。

学生スタッフ駐車場係も頑張りました

受付の様子

無事大会も終了し片付けも終わりました

参加者記念撮影

経営学部商学科教授
大会会長 吉田 信

 

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