新型コロナウイルスの影響により,学外での活動が十分に行われない中,教職課程で8月初めに実施されたフィールドスタディの様子を紹介します。
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令和3年8月5日,岡山地方裁判所において,「将来高校の教壇に立った時のことを想定し,司法である裁判所の仕組みや役割を知ると同時に,世間や社会,世の中を知り自分の生き方を考える」ことを目的とするフィールドスタディを実施しました。
以下,参加した学生の声を紹介します。
・私は改めて裁判手続きや裁判の流れの「公平性」を知ることができました。この「公正性」は私たちの権利と自由を守るものであり,高校教員になる上でも大切な能力だと思います。私は,将来どんなときでも生徒を公平な目で見られるような教員になりたいと思いました。(4年上杉)
・裁判員裁判で,自分がもしかしたら選ばれるかもしれないと思うと怖さと不安を感じました。(4年矢部)
・裁判所に入ったことがなく初めての体験でどんな所かもわからなかったため少し怖かった。今日は無免許運転した人の裁判を傍聴させていただき考えさせられるものがありました。(3年國澤)
・裁判官の席と教壇が重なって見えました。また,ともに立場や関係が違っても,人と真摯に向き合う姿勢は同じだと感じました。(4年村井)
・学生も生徒も,こういった裁判を傍聴することで,身近な犯罪に対する自己啓発や注意喚起にも繋がる一面もあると思いました。(4年大島)
(担当教員 経営学部商学科・吉田信)