6・26 湯原温泉露天風呂の日

2022年6月26日は湯原温泉の露天風呂の日です。商学科の観光コースでは、毎年お手伝いに行っています。今年は学生6人と教員2名が参加しました。前日の夕方には「お湯取りの儀」のリハーサルがあり、当日の手順や立ち位置などを確認しました。その後、モデルの湯原砂和さんと温泉むすめプロジェクト企画会社の方との座談会の中で、企画開発や地域活性化についてのスキルを学ぶ時間も持てました。

<リハーサル>

 

<地元の方との意見交換>

 

26日はさわやかな天気でした。朝7時に砂湯に集合し7時26分から、湯原地域の方と一緒に露天風呂(砂湯)の清掃を行いました。露天風呂の湯を全部流し、砂湯の湯船の底にたまっている垢や汚れ、ぬかるみなどを取り除き、新しいお湯を入れました。

<露天風呂の(砂湯)清掃>

 

8時26分からは「お湯取りの儀」。今年はよしもとの江西あきよしさんとハロー植田さん、商大生の巫女とお付きが儀式を手伝いました。温泉薬師堂にお参りし、温泉薬師で酌み取られた薬湯を露天風呂(砂湯)へ角樽で運びました。

<お湯取りの儀>

 

儀式の後は、9時26分から「温泉感謝の集い」。温泉にお神酒を注ぎお湯を清めました。

<温泉感謝の集い>

 

儀式終了後、宿に帰って朝ごはんを食べました。それからは自由行動です。11時からの露天風呂の日まつりは、「湯原温泉2022物見遊山展」や湯原温泉街の路上パフォーマンスなどで盛り上がりました。学生たちは観光客となって楽しみました。コロナ禍にあった1月のフィールドスタディの時とは打って変わって、多くの観光客が訪れ活気にあふれた湯原温泉を体験することができました。

(商学科 ソユンゾン)

商学科1年合同ゼミ「知っておきたい年金のはなし」

経営学部商学科1年生合同ゼミ「知っておきたい年金のはなし」研修講座

日本年金機構の松浦さん、辻さんによる「20歳になったら学生納付特例制度の手続きを」!!

経営学部商学科の1年教養演習(ゼミ)では、いろいろなゲストスピーカーに来ていただきいろんなお話をお聞きしたり体験をして一般教養を身につける時間もあります。

今日は合同ゼミ(青木ゼミ、内田ゼミ、吉田ゼミ)の学生を対象に、「知っておきたい年金のはなし」というテーマで、「20歳になったら学生納付特例制度の手続を」という内容など知ってかないと損をすることにもつながってきますよというお話などを聞かせていただきました。

<学生納付制度の手続き>

 

ゲストスピーカーとして、日本年金機構岡山西年金事務所から副所長の松浦英年様とお客様相談室の辻明里様をお迎えしてお話をお聞きしました。

<年金について考える>

 

いろいろなお話の中で学生が一番気になったのは、学生納付特例制度のケーススタディのようでした。大学生のAさんは、20歳から国民年金への加入と同時に学生納付特例の手続きもしました。大学生のBさんは、20歳から国民年金に加入しましたが、納付をせず、学生納付特例の手続きもしませんでした。例えばのお話ですが、大学3年の時の旅行で、交通事故に遭い寝たきりの状態に………。学生納付特例の手続きをしていたAさんは、障害基礎年金を1級の場合は972,250円、2級の場合は777,800円受け取ることができます。しかし、学生納付手続をしていなかったBさんは、障害基礎年金を受け取ることができなくなるなどのお話をお聞きすることが出来ました。年金に関する通知は住民票がある住所に届くということで下宿や寮にいる学生さんは保護者の方と十分連絡を取り合ってくださいということでした。

<公的年金制度ってなに?>

<世代と世代の支え合い>

 

学生の皆さんは、高校時代や中学時代に年金に関する授業を受けた記憶が殆どないということでした。今日は、知らなかったことを沢山知ることができたり、わからなかったことがわかったりしたという感想が多かったです。公的年金制度の意味や構造、種類、公的年金制度が果たす役割なども初めて知ったという学生もいました。また、退職された60歳代夫婦の生活費の1ヶ月の総額は、月約25万円相当が必要であり、平均寿命の80歳ぐらいまでの20年間で、6,000万円が必要という吃驚するような数字も考えたこともなかったという感想も発表していました。

 (商学科 吉田信)

商学科1年合同ゼミ「日本経済新聞を読む」

経営学部商学科1年生合同ゼミ「コミュニケーション力を高めるための研修講座」

日本経済新聞社岡山支局長さんによる「情報の収集と整理」!!

経営学部商学科の1年教養演習(ゼミ)では、いろいろなゲストスピーカーに来ていただきいろんなお話や体験をしています。

今日は合同ゼミ(青木ゼミ、内田ゼミ、吉田ゼミ)の学生を対象に、「日本経済新聞を読む -情報の収集と整理について-」というテーマで、日本経済新聞社岡山支局の田村雅弘支局長さんに、当日の朝刊を一部ずつ配布していただき新聞を見ながらお話をいただいた講義をご紹介します。

田村支局長さんから「毎日、みなさんは自然に行っている情報の収集と整理をどれくらい意識していますか。」と聞かれ、どう答えたらいいか戸惑った雰囲気から始まりました。

<田村支局長>

 

<話に興味津々>

 

そして、情報を集め、判断するのはどれくらい大切なことか。知らぬ間に必要な情報を集めてきて、つなぎ合わせて判断している。情報(知識)が頭の片隅にあれば、どこかでそれぞれがくっついてくるもの。それがつながっていろんな考え方ができている。いろんなものに興味や関心を持ってください。だんだん物知りになるし考え方に幅が出てきます。ところで新聞ってどんなメディアなのでしょうか。SNSやテレビ、ラジオとどこが違うのでしょうか。みなさんは、がせねたフェイクに引っかかったことはありませんか。などのお話を伺いました。

<フェイクニュース>

 

そして、前日の新聞記事を用意してくださり、この記事の中の固有名詞に青色を、数字は黄色を、キーワードは赤色を、当事者の発言は緑色をとマーカーで色分けをしてそれぞれがどのような配置になっているか、どれぐらいの割合になっているかなども示してくださいました。

<新聞記事から色分け>

 

学生の感想を少し紹介してみます。

・これからは情報に疑いを持ち、必要な情報をしっかり見極めていきたい。

・新聞の種類がよくわかりました。全国紙、地方紙、スポーツ紙、夕刊紙、専門誌などがあることを知ったので、今後意識して見てみたい。

・情報はいろんなところに落ちている。それをものにするかしないかではこれからの人生大きく変わってくるような気がしました。とても勉強になったお話でした。

・新聞が出来るまでの多くの人達の苦労話が聞けて、新聞を見る目が変わってきました。

など学生はいろんな事を感じ取ってくれたようです。

 (商学科 吉田信)

日本語・日本文化勉強会 2022年前期

2022年度前期の日本語・日本文化勉強会は5月30日から7月1日までの5週間、月曜・火曜・木曜・金曜の5限に開催されました。これは留学生と日本人ボランティアが交流しながら留学生の日本語学習をサポートするものです。

最初の活動では、日本人ボランティアが留学生にインタビューし、お互いに知り合います。2週目以降はおしゃべりをするグループもあれば、授業について相談するグループ、7月の日本語能力試験に備えて勉強するグループ、ゲームをするグループなど様々です。ゲームも日本語・日本文化勉強会の趣旨にそって、言葉に特化したゲームを準備しています。カタカナ語を使わずに外来語を説明するもの、擬音語や擬態語の神経衰弱、ことわざかるたなど、楽しみながら自然に語彙力や表現力が身につくゲームを行います。

勉強会後、ボランティアと留学生が、部活を見学に行ったり、食事に行ったり、交流の場も広がっていきました。

< ボランティアのインタビューに答えて自己紹介>

<日本語能力試験に向けて勉強中>

<擬音語のカードで神経衰弱>

今期は留学生の入国制限が緩和され、入国を待っていた留学生が次々と入国してきました。勉強会に参加する留学生も増え、日によっては日本人ボランティアが足りないこともありました。後期の活動は10月31日(月)から12月2日(金)までの予定です。留学生もボランティア希望の方も奮ってご参加ください。

(商学科 松浦芙佐子)

商学科の活動「デートDV出前講座」

5月19日(木)、商学科の教養演習と研究演習2年から6クラスが合同して、岡山地方法務局・岡山県人権擁護委員会の出前講座を受講しました。テーマは「デートDV」です。内閣府の調査では20代の約2割がデートDVを経験しているそうです。

DVは、殴る蹴るなどの身体的暴力だけではなく、心ない言動で心を傷つける精神的暴力、金銭をせびる、借金を返さない、バイトを強要させる、バイトをやめさせるなどの経済的暴力や性行為の強要などの性的暴力なども含みます。

講座ではDVの定義後、DV被害者の立場の二つの詩「今日お花をもらった」「私の彼氏はバイクを持っている」の朗読がありました。これらの詩には暴力をふるった後に謝罪する加害者の行動サイクルやDVを受けても別れない被害者の対応が描かれています。内閣府の調査ではデートDVの被害者の約35%が「別れなかった」「別れようと思わなかった」と回答しています。

その後、高校生を主人公としたデートDVの事例紹介アニメと人権擁護委員の方々の熱演ビデオを見て、Happyな二人であるための対等な関係の大切さを確認しました。対等な関係では、暴力を認めないこと、相手の自由を奪わないこと、自分を大切にして自分の気持ちを相手にきちんと伝えることが大切です。

最後に、デートDVの被害者になったらどうするか、友達から相談を受けたらどうするかについてアドバイスをいただきました。デートDVは経験したことがある学生もいる程のとても身近な問題です。この講義が自分のことを大切にし、相手のことも大切にする対等な関係について考えるきっかけになってくれるとうれしいです。

(商学科・松浦)