教職フィールドスタディ 「岡山県高等学校商業教育研究大会に参加して」

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教職フィールドスタディとして、「岡山県高等学校商業教育研究大会」に本学学生が参加しました!!

令和4年8月4日に、「第52回岡山県高等学校商業教育研究大会」(会場:ピュアリティまきび)に本学学生が参加させていただき、現職の高校の先生方といっしょに研修を行いました。この研修会は、岡山県下の商業科及び商業関連学科を設置する公私立併せて33校から、現職の先生方が一堂に会し研究協議を行う研修会です。今年はコロナ禍ということもありましたが、105名の先生方と岡山県産業教育振興会、中小企業家同友会から23名の方が参加されていました。本学からはちょうど前期最終試験と重なったため、2年~4年までの商業免許と情報免許の教職コースの学生5名が参加させていただきました。

今回の研究テーマは、「超スマート社会の到来に対応し、地域の未来を創る商業(ビジネス)教育の実現 ~商業教育の学力観の確立~」で、このテーマにもとづき研究会がスタートしました。

午前は、講演会で岡山トヨタ自動車(株)代表取締役社長の梶谷駿介様から「地域の未来を創る共育」というテーマでお話をお聞きしました。最初に人間とは何かを問うことから始まり、人との違いをどう生かすか、人と違っていてそれでいい。その子がその気になったら一気に変わる。人はそんな可能性を秘めている。教育の本質とは何か。SDGsと教育。商業高校への期待の中では、商業の原点はなにか。改めて大学に行く意義を問い直してほしい。そして地域の未来を創る鍵は、教師が生徒とともに学び合う姿勢が大切など学生が聴いても大変わかりやすい内容でした。

<講演会>

また午後からは、「中小企業家同友会と考える人材育成」というテーマで、前半が企業の方と教員による「パネルディスカッション」が行われました。そして後半は「グループディスカッション」で教員、企業の方、学生がまじり6~7班のグループになり、「岡山の将来を担う人材を育成するために、商業高校と企業は何ができるか? またどのような連携が考えられるか。」というテーマで協議を行いました。参加させていただいた学生諸君は、日頃考えたこともないテーマを与えられたり、高校当時の恩師の先生が同じグループにいた学生もおり、相当緊張した時間だったようです。

<グループディスカッション>

その後情報提供ということで、岡山県総合教育センターの川崎好美指導主事より、今求められている研修の内容や今後の研修講座の紹介がありました。川崎指導主事さんは、本学の卒業生です。

続いて、岡山県教育庁高校教育課職業指導班の佐柳勇総括副参事より、商業教育の現状と特色ある教育活動、学習評価、観点別学習の評価の観点、岡山県産業教育審議会の今後の職業系学科の在り方などの報告がありました。

今年の3月に本学を卒業し4月からそれぞれの高校で常勤講師として勤務している先輩方も5人参加されており、お互い顔を合わせたとき先輩後輩の顔になっていました。今年の教員採用試験のことや勤務高校の様子などの情報交換をしていたようです。

(経営学部商学科 吉田 信)

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