第25回岡山生命倫理研究会を開催しました

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2月13日(土)、第25回岡山生命倫理研究会本学社会総合研究所共催のもと開催いたしました。コロナ下ということもあり、現地会場とオンラインのハイブリッド形式での開催となりました。

テレビを見る人

低い精度で自動的に生成された説明

今回は、午前の個別報告では、生殖補助医療、LGBT、認知症、事前指示書に関する話題を扱いました。休憩を挟んで、午後には「輸血拒否」問題のシンポジウムを設定しました。

輸血拒否問題といえば、宗教的理由による拒否について、とりわけエホバの証人がクローズアップされることが多い(むしろほとんど)でしょう。研究会当日は、エホバの証人のホスピタル・インフォメーション・サービスより三浦様にオンライン出演いただき、誤解なきよう(輸血は拒否するが治療は望んでいる旨)、エホバの証人の立場について説明を受けました。その上で、ドイツの学説・判例の動向の紹介(岡山大大学院:山下教授)、医療者・仏教者の視点からの問いかけ(本学:村岡客員教授)、および通説的な判断能力の見解に対する私見の展開(本学:粟屋教授)がなされ、最後には、これらを総合した非常に活発な質疑応答がありました。ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

研究会としてはまずまず成功したと評価いただけると嬉しいのですが、実際にはスムーズに進行できない場面がありました。事務局スタッフが少人数であることから、ハイブリッド開催は負担が大きく、次回に向けて課題も残りました。

(法学部:宍戸)

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