法学部中山ゼミ裁判所見学のご報告

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GWも間近の4月27日(木曜)、基礎演習(中山・2年ゼミ)では、授業の一環として、岡山地方裁判所見学に行って参りました。(なお、当時コロナ禍で裁判傍聴がかなわなかった、4年ゼミのメンバーも自由参加してもらいました)

 裁判所の公判日程の都合上、まず最初に実際の裁判を傍聴することからはじまりました。罪状は、詐欺・窃盗・詐欺未遂罪で、検察官の起訴状朗読から読み取れた情報では、被告人はどうやら、最近はやり(?)の「特殊詐欺」の「受け子・出し子」だったようでした。本学では、模擬法廷を模した教室があり、法学部生は新入生の歓迎イベントの際に少なくとも一度は見たことがあるはずですが、実際に本物の裁判官・検察官・弁護人などの方々が法廷に入ると、ゼミ生たちは、皆緊張したようです。とくに、被告人が入廷した際に手錠・腰縄をされていたのを目の当たりにして、自分たちは、絶対に(被告人の席に)立たないようにと心に誓ったようでした。

 裁判傍聴が終わると、法廷をあとにして別室に移り、最高裁判所が作成したDVDを見せてもらい、さらに、裁判員裁判に関する説明を広報の方からお聞きしました。(旧民法上では成人である)20歳になっていない者も多く、これまで裁判員制度についてあまり深く考えていなかった学生も多かったのですが、この日の体験から裁判員候補者にあたったら積極的に参加したいと思う者が増えたようです。

 最後に、参加者が大学2年生が中心であることから、人事の方にもお時間を割いていただき、裁判所事務官・裁判所書記官の仕事と、(行政職の国家公務員採用試験とは別に行われる)裁判所職員の採用試験についてのご説明も頂きました。また、行政職の公務員よりも有給休暇や(とくに男性職員の)育児休暇などの消化率が高いことにも言及していただきました。今日の体験をきっかけに、本学からも裁判所職員に挑戦し合格する学生が増えることを期待してやみません。

 なお、写真は裁判所の外から入り口で撮影したものです(裁判所構内で撮影した写真のSNSやブログで公開することが禁じられているためです)。

 

                          (法学部:中山秀木)

 

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